講師:Kenneth Petersen氏 (米国原子力学会(ANS) 会長)
「ANS and the State of Nuclear」
ANSの原子力産業発展に向けた活動の概要と、持続可能な世界の将来に原子力が貢献するための取り組みについてご講演いただきます。
[概要 NEW! ]
講師:竹田 武司氏 (JAEA 安全研究センター 研究主幹)
「EGSMR(小型モジュール炉に関する専門家グループ)の活動」
[講演会スライド]
講師:Steven A. Arndt氏 (米ANS会長)
「How ANS is advancing nuclear science and technology and how you can help」
[概要,
講演会スライド]
「原子力機構における次世代革新炉の研究開発と国際連携」
講師:大野 修司氏(JAEA 高速炉・新型炉研究開発部門 部長)
「高速炉の研究開発と国際連携」
講師:橘 幸男氏(JAEA 高温ガス炉プロジェクト推進室 グループリーダー)
「高温ガス炉の研究開発と国際連携」
[概要,
講演会スライド(1),
講演会スライド(2)]
講師:安良岡 悟氏 (資源エネルギー庁 原子力政策課 国際原子力調整官)
「日本の原子力政策について~ 革新炉開発をめぐる国際動向を中心に」
[概要,
講演会スライド]
講師:Vincent Dufour氏 (EDF Chief representative and Senior Vice President)
「New nuclear trends and achievements in France, paving the way for the next decade and beyond」
[概要,
講演会スライド]
講師:Steven P. Nesbit氏 (米ANS会長)
「License Renewal and Long-Term Operation」
[概要,
講演会スライド]
講師:Vincent Bessiron氏 (President & Representative Director, Framatome Japan K.K.)
「New dynamics of the nuclear energy in France: a pillar to reach carbon neutrality」
[概要,
講演会スライド]
講師:Tom Greatrex氏 (英国原子力産業協会(Nuclear Industry Association), CEO)
「A New Nuclear Plan in the UK」
[概要,
講演会スライド]
講師:黒田 雄二氏 (海外電力調査会 上席研究員)
「エネルギー危機による世界の原子力情勢の変化」
[概要,
講演会スライド]
講師:Mary Lou Dunzik-Gougar氏(米ANS 会長)
「Where is the Love? Why isn’t Nuclear Power Embraced as THE Clean Energy Source?」
[概要,
講演会スライド]
講師:上出 英樹氏 (日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門 副部門⻑)
「第4 世代原子力システム国際フォーラム(GIF)の活動と今後の方向性」
[概要,
講演会スライド]
講師:長崎 晋也氏(カナダ マクマスター大学 工学部 工学物理学科 教授)
「カナダにおける原子力エネルギー利用と放射性廃棄物処分の現状」
[概要,
講演会スライド]
講師:柴田 大受氏(日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門 戦略・計画室 次長)
「原子力イノベーションを巡る海外の研究開発動向
講師:舟木 健太郎氏(日本原子力研究開発機構 理事)
「原子力イノベーションを巡るJAEAの国際戦略
[概要,
講演会スライド(1),
講演会スライド(2)]
講師:倉田 正輝氏 (JAEA 廃炉環境国際共同研究センター(CLADS) 炉内状況把握ディビジョン ディビジョン長)
「OECD/NEAにおける1F事故以降の国際研究プロジェクトの現状」
[概要,
講演会スライド]
講師:Bill Miller氏(米Jacobs)
「Application of waste-informed decommissioning in the UK nuclear industry」
[概要,
講演会スライド]
講師:坂本 修一氏(文部科学省 大臣官房政策課長)
「Society5.0時代に求められる大学発イノベーション」
[概要,
講演会スライド]
講師:Christophe Xerri氏 (Director, Division of Nuclear Fuel Cycle, Waste Technology, Research Reactor, IAEA)
「Key to Successful Spent Fuel and Radioactive Waste Management」
[概要,
講演会スライド]
講師:Christian GONNIER氏 (仏 CEA)
「フランスのエネルギー政策」 及び 「ジュールホロビッツ材料照射試験炉と照射実験設備、照射計画について」
[概要]
講師:國富一彦氏 (JAEA 高速炉・新型炉研究開発部門副部門長)
「ポーランドにおける原子力の動向」
[概要,
講演会スライド]
講師:斉藤 健彦氏(前アラブ首長国連邦(UAE)原子力規制庁職員)
「アラブ首長国連邦UAEの原子力プログラムの進展」
[概要]
講師:ジャンフィリップ・ダヴィニョン 氏 (カナダ大使館一等書記官)
「Nuclear Energy & Small Modular Reactor」
講師:ロマン・ビラック 氏 (テラログ・テクノロジー社CEO)
「Slurry Fracture Injection(SFI), Zero Discharge Deep Well Disposal」
[概要,
講演会スライド(1),
講演会スライド(2)]
講師:Wei Huang氏 (IAEA原子力エネルギー局計画・情報・知識管理部長)
「IAEAにおける計画・情報・知識管理への取組み」
[概要,
講演会スライド]
講演者:Ross Matzkin-Bridger氏(Director, U.S. Department of Energy Tokyo Office)
「“Nuclear Energy in the United States”(最近の米国のエネルギー政策と原子力)」
[概要]
講師:鳥羽晃夫氏(原子力国際協力センター・理事センター長)
「原子力新規導入国の基盤・制度整備への協力について」
[概要,
講演会スライド]
講師:黒田雄二氏(海外電力調査会 上席研究員)
「原子力新規導入国の基盤・制度整備への協力について」
[概要,
講演会予稿]
講師:段 烽軍 主任研究員 (キヤノングローバル戦略研究所)
「中国における原子力開発の現状」
[概要]
講師:Dr Keith Franklin (National Nuclear Laboratory / First Secretary (Nuclear), British Embassy Tokyo)
「既存の原子力発電所廃止処置から新規発電所建設へ」
[概要,
講演会スライド]
講師:Mr. William D. Magwood, IV (Director-General, 経済協力開発機構原子力機関)
「原子力の課題と可能性」
[概要]
講師:松本 潔(早稲田大学 理工学術院 理工学研究所)
「OECD/NEAデータバンク 歴史と現状、将来の課題、日本との関係」
[概要]
講師:フランク・ウィンター 氏 (英国Amec Foster Wheeler社、副社長)
「Regaining Trust and Building Confidence Towards a Comprehensive Civil Nuclear Strategy」
(包括的な原子力政策の推進に向けた信頼の回復と構築について)
[概要]
講師:藤井 康正 教授 (東京大学 大学院工学系研究科 原子力国際専攻)
「世界のエネルギー・環境問題のモデル分析」
[概要]
講師:稲垣 裕亮 氏 (公益財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センター)
「諸外国における放射性廃棄物処分の現状」
[概要]
講師: フェリックス・スニル原子力参事官 (駐日フランス大使館・原子力部)
「The French nuclear power sector: current status and future trends」
(フランスの原子力発電の現状と展望)
[概要]
講演者:Mr. Jeffrey Miller (ジェフェリー・ミラー氏) 米国大使館エネルギー主席担当官、米国エネルギー省日本事務所代表
「Overview United States Nuclear Energy Policy」
(米国における原子力エネルギー政策の概要)
[概要]
講演者:畠山 陽二郎 氏 (経済産業省 資源エネルギー庁 原子力政策課長)
「我が国の原子力政策・国際協力の動向」
[概要]
講演者:村上 朋子 氏 (一般社団法人 日本エネルギー経済研究所 戦略ユニット 原子力グループ マネージャー 研究主幹)
「世界主要国の原子力/エネルギー政策の現状と課題」
[概要]
講演者:羽鳥 隆 氏 (外務省軍縮不拡散・科学部 不拡散・科学原子力課長)
「核不拡散・核セキュリティにおける国際動向と日本の貢献」
国際的な核不拡散及び核セキュリティの動向
[概要]
講演者:Dr. Juan Mattews (ジュアン・マシューズ博士) (英国貿易投資総省、エネルギー・材料技術スペシャリスト)
「Nuclear Renaissance and Electricity Market Reform in the UK」
(英国における原子力ルネッサンスと電力市場改革)
[概要]
講演者:
Mr. Shri. S.K. Sharma(インド原子力学会(INS)・会長)
Dr. V. Venugopal(INS・副会長)
Mr. S. A. Bhardwaj(インド原子力発電公社・取締役)
インド原子力学会と日本原子力学会の協定締結による国際協力原子力政策に関する国内外の動向と今後の課題
Lecture-1 「Activities of Indian Nuclear Society (INS) and possible areas of cooperation between INS and AESJ」
Lecture-2 「Radiation and Isotope Technology Applications」
Lecture-3 「Present status of Indian Nuclear Programme」
[概要]
講演者:井上 寛 氏((一社)海外電力調査会・上席研究員)
「米国電気事業の自由化の概要」
[概要]
講演者:Mr. Axel Goehner(アクセル・ゲーナー 氏) (ドイツ連邦共和国大使館 経済部・参事官)
「ドイツのエネルギー政策」
[概要]
講演者:アオキ マサヒロ 氏 (国際原子力機関 原子力局 原子力基盤グループ)
「IAEA support to countries starting nuclear power programmes」
(原子力新規導入国に対するIAEAの支援)
[概要]
講演者:クリストフ・グゼリ 氏 (駐日フランス大使館 原子力参事官)
「新大統領のもとでのフランスの原子力政策 ~フランスの原子力政策:継続か、転換か?~」
[概要]
講演者:永崎 隆雄 氏 (日中科学技術交流協会 常務理事)
「中国の新原子力安全計画と今後の新規建設」
[概要]
講演者:畠山 陽二郎 氏 (経済産業省資源エネルギー庁 原子力政策課長)
「我が国の原子力政策・国際協力の動向」
[概要]
講演者:ピエール イヴ コルディエ 氏 (在日フランス大使館 原子力参事官)
「Expected Roles of Nuclear Energy in France's Energy Policy」
(福島第一原子力発電所事故に対するフランスの協力について)
[概要,
講演会スライド]
講演者:武田 充司 氏 (原子力安全研究協会)
「チェルノブイリから25年 -シェルター・プロジェクトのあゆみ-」
[概要]
講演者:Dr. TRAN THANH LIEN (トラン・サーン・リエン)((財)日本エネルギー経済研究所アジア太平洋エネルギー研究センター)
「Status of Nuclear Power Development in Viet Nam」
(ベトナムにおける原子力開発の現状)
[概要]
講演者:吉野 恭司 氏 (経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部 原子力政策課長)
「原子力政策に関する国内外の動向と今後の課題」
[概要]
講演者:Dr. Gail H. MARCUS 氏 (元ANS会長)
「Recent Progress in International Cooperation in Nuclear Power Development」
[講演会スライド]
講演者:佐藤 正知 氏(北海道大学大学院工学院教授)
「国内および海外におけるTRU廃棄物地層処分の状況」
[概要]
講演者:竜 啓介 氏(スウェーデン大使館商務部主席商務官)
「スウェーデンの発明家の系譜と最近の原子力事情」
[講演会スライド]
(3月11日の東北関東地震のため中止となりました)
「世界的な原子力導入拡大の動向と我が国の政策」
講演者:Thomas L. Sanders氏 (American Nuclear Society 副会長)
「Global Energy Needs: Defining a Role for a "Right Sized Reactor"」
[概要,
講演会スライド]
講演者:千崎 雅生 氏 (日本原子力研究開発機構 核不拡散科学技術センター センター長)
「原子力の交際平和利用と核不拡散をめぐる国際情勢について」
[概要,
講演会スライド]
講演者:Pierre-Yves Cordier 氏 (駐日仏国大使館 原子力部 原子力参事官)
「France's Nuclear Energy : Status and Prospects」
[概要,
講演会スライド]
講演者:皆川 洋治 (OECD ハルデンプロジェクト 試験技術部長)
上村勝一郎 (原子力安全基盤機構 規格基準部 特認参事)
「ハルデン50周年記念講演」
[概要,
講演会スライド]
講演者:Jor-Shan Choi 氏 (東京大学 原子力国際専攻特任教授、元米国ローレンスリバモア国立研究所主任研究員)
「The Nuclear Energy Policies of the New U.S. Goverment and Opportunities for Japan-U.S Cooperation」
[講演会スライド]
講演者:Harold McFarlane 氏 (American Nuclear Society 会長)
「The Role of Professional Societies in the Responsible Global Expansion of Nuclear Energy」
[概要]
講演者:吉村 真人 氏 (日立GEニュークリア・エナジー)
山内 澄 氏 (MHI)
「原子力のグローバル化に向けた最新動向」
[概要,
講演会スライド,
講演会スライド]
講演者:近藤 悟 氏 (日本原子力研究開発機構 次世代原子力システム研究開発部門)
「FaCTプロジェクト(FBRサイクル実用化研究開発)に関わる国際協力について」
[概要,
講演会スライド]
講演者:岡﨑 俊雄 氏 (日本原子力研究開発機構 理事長)
小溝 泰義 氏 (外務省 軍縮不拡散科学部 国際原子力協力室長)
「原子力ルネサンスと日本の原子力外交」
[概要,
講演会スライド,
講演会スライド]
座長(モデレーター):
二ノ方 寿 氏 (東工大 教授)
パネリスト:
木村 賢二 氏 (経産省 原子力政策課企画官(国際原子力担当))
田中 知 氏 (東京大学 教授)
高橋 祐治 氏 (電事連 原子力部長)
今泉 章利 氏 (JEMA 国際化対応特別委員会委員長)
千崎 雅生 氏 (JAEA 核不拡散科学技術センター長)
「原子力平和利用の促進に向けての我が国の国際的な取組み 」
[概要,
講演会スライド,
講演会スライド,
講演会スライド,
講演会スライド,
講演会スライド]
講演者:Jeffrey A. Miller 氏 (米国大使館 エネルギー担当官 エネルギー省日本代表)
丹羽 元 氏 (日本原子力研究開発機構 次世代原子力システム研究開発部門 FBRサイクルグループリーダー・研究主席)
「Outline of the Global Nuclear Energy Partnership(GNEP)GNEPに対する原子力機構の取り組み」
[概要,
講演会スライド,
講演会スライド]
講演者:千崎 雅生 氏 (日本原子力研究開発機構 核不拡散科学技術センター長)
「核不拡散と原子力平和利用の現状と将来の課題」
[概要,
講演会スライド]
講演者:尾本 彰 氏 (IAEA原子力開発部長)
「IAEA Activities in support of rising expectation for the role of nuclear power in developing countries」
[概要,
講演会スライド]
講演者:田中 稔彦 氏 (フィンランド技術庁顧問)
「フィンランドのエネルギー事情と環境対策」
[概要,
講演会スライド]
講演者:水元 伸一 氏 (資源エネルギー庁 国際原子力企画官)
「海外における原子力の現状」
[講演会スライド]
講演者:Dr. Gail H. Marcus女史 (OECD/NEA事務局次長:元ANS会長)
「Global Prospects for Nuclear Power」
[概要,
講演会スライド]
講演者:Larry Foulke 氏 (米国原子力学会会長)
「The Ten Top Issues for Renaissance of Nuclear Power in the U.S.」
[概要,
講演会スライド]
講演者:James S. Tulenco 氏(米国原子力学会副会長)
「Nuclear Energy and the Environment」
[概要,
講演会スライド]
講演者:John Edwards 氏(BNFL Japan)
「The Nuclear Industry in UK - The history, the change, the future」
[概要,
講演会スライド]
講演者:松井 一秋 氏 (エネルギー総合工学研究所)
「世界の次世代炉研究開発と国際協力の進展」
[概要,
講演会スライド]
講演者:ニコル・ネルソン・ジョン 氏 (米国大使館 エネルギー担当官 兼 DOEアジア地区代表)
「Nuclear & the U.S. - 米国の原子力の現状と今後の計画について -」
[概要]
講演者:J. J. Lavigne 氏 (FANP)
「フランス原子力事情」
[概要]
講演者:小西 俊雄 氏 (元IAEA)
「IAEAと原子力海水淡水化プロジェクトの状況」
[概要]
講演者:S. Turner 氏 (ANS燃料サイクルと廃棄物処理部門諮問委員)
「Advanced Fuel Cycle Initiative Program」
[概要]
講演者:土江 保男 氏 (日本原子力発電)
「高温ガス炉、超高温ガス炉の開発動向」
[概要]
講演者:Kwang hak CHOI 氏 (在日韓国大使館 科学官)
「The Status and Prospect of Nuclear Program in Korea」
[概要]
講演者:永崎 隆雄 氏 (日本原子力産業会議)
「中国の経済・エネルギー状況」
[概要]
講演者:R. D. Gadsby 氏 (AECL)
「カナダにおける原子力の状況」
(Nuclear Energy in Canada)
[概要]
講演者:諸住 哲 氏 (三菱総合研究所 主席研究員)
「カリフォルニア電力危機と海外の電力自由化動向」
[概要]
講演者:佐久田 昌治 氏 (日本総合研究所 理事)
「日本のエンジニアリング産業の国際競争力 - 英米独仏との比較と今後の展望 -」
[概要]
講演者:Luigi Colreto 氏 (日本原子力発電)
「欧州における原子力発電の役割と展望」
(Role and Perspective of Nuclear Power Generation in Europe)
[概要]
講演者:井口 道生 氏 (Argonne National Laboratory 主任研究員)
「研究計画・機関などの業績の評価 - アメリカの研究制度との関連 -」
[概要]
講演者:Massimo Salvatores 氏(前CEA 研究開発部長)
「Strategies and Issues of the Back-end of the Nuclear Fuel Cycle」
[概要]
講演者:Park, Kee Cheol 氏 (Korea Hydro & Nuclear Power Co.(KHNP)Shin-Kori 3 & 4 Project Manager)
「韓国の原子力発電と産業事情 -APR-1400 and Nuclear Program in Korea-」
[概要]
講演者:Andrew Kadak 博士 (ANS会長)
「アメリカの原子力はどこへいくか」
[概要]
講演者:Lief Ericson 氏 (Studsvik Nuclear AB 副社長)
「スウェーデンの原子力事情」
[概要]
講演者:町 末男 氏 (前IAEA事務次長)
「原子力の国際動向と日本の対応方策」
[概要]
講演者:植松 真理・マリアンヌ氏 (仏国大使館原子力参事官首席補佐)
「仏国における原子力の現状」
[概要]
講演者:Gail Marcus 博士 (ANS副会長)
「ANSおよびDOEにおける原子力の新しい提案と日米協力」
[概要]
講演者:馬 昌文 教授 (中国清華大学)
「中国における高温ガス炉の開発について」
[概要]
講演者:Ted Quinn 博士 (1998年度 米国原子力学会 会長)
「アメリカ原子力産業界の動向について」
[概要]
講演者:アステンジャノ氏 (CEAカダラシュ研究所)
「フランスの高速炉の現状と将来展望」
[概要]
講演者:Ronald P. Vijuk 氏 (Westinghouse)
「AP-600の許認可状況」
[概要]
講演者:大井 昇 氏 ((社)日本原子力産業会議)
「IAEAでの8年」
[概要]
講演者:B. D. Liaw 博士 (台湾電力)
「台湾第4原子力発電所の建設状況」
[概要]
講演者:Stanley R. Hatcher 氏 (1997年度 米国原子力学会 会長)
「世界のエネルギー需要の動向と原子力の将来展望」
[概要]
講演者:谷 弘 氏 (日本原子力研究所 理事)
「IAEAの保障措置強化策」
[概要]
講演者:Gail H. Marcus 氏 (米国 NRC)
「日本及び米国における原子力規制:比較と最近の傾向」
[概要]
講演者:韓国における核燃料サイクルの動向とR&D活動
「Chang Sun KANG 氏 (Seoul National University 教授)」
講演者:Don W. Miller 氏 (1996年度 米国原子力学 会長)
「米国原子力産業の現状と将来」
講演者:Mats Bruzeaus 氏 (スウェーデン大使館科学技術参事官)
「スウェーデンの原子力事情について」
講演者:Massimo Salvatores 氏 (フランスCEA研究開発部長)
「フランスの核燃料サイクル政策とCEAにおける消滅処理の現状」
講演者:ジャイ 羽伸 氏 (駐日本国大使館 参事官)
「中国の原子力事情」
東京大学 岡 芳明
2003年6月1日-5日にサンディエゴで開催された米国原子力学会(ANS)年会の様子について報告を依頼された。帰国後少し時間も経っており、年会にあわせて催される理事会や種々の準備会合や委員会にも多く出席していたので、全体の概要をバランスよくお伝えするのは困難であるが、その一端の印象をご紹介する。
今年の年会は史上最高の1200人を超える参加者があり盛会であった。NERIや第4世代炉などの予算がつき研究者が出張できるようになったのではなかろうか。参加者の顔ぶれをみても新顔もふえつつあり会員の世代交代がすすみつつあるとの印象である。
開催プレナリーセッションは年会のGeneral ChairであるTed Quinn元ANS会長の司会で、現会長のHarold Ray(南カリフォルニア電力)のあいさつの後、6人の発表者が発壇した。最初はNRCのDiaz委員長が話し、次はDOEのMagwood原子力エネルギー局長がその政策を中心に講演した。2025年まで1.5%のエネルギー需要を予想しており、天然ガスと石炭は27%から35%になると予測している。市場原理にもとづくコスト分担と共同開発によるリスク低減戦略をすすめている。「投資家はかつて一度でも基底負荷プラントを支持したことがあろうか」との言葉も聞かれた。米国では新規原子力発電所の新設が焦眉の課題であるが、初号機は市場にまかせるにはコスト高であるので政府の何らかの支援が必要と述べた。第4世代炉についてはsustainbility、economics、safety & reliability、proliferation registance and physical protection をキーワードでとして挙げた。第4世代炉をAとBに分けAはVHTR(超高温ガス炉)とSCWR(超臨界圧水冷却炉)でVHTRは次世代炉も念頭にある。第4世代炉Bは液体金属炉、ガス冷却高速炉などである。国際協力、電力や産学界との協力、水素製造の実証、商業的に競争力のあるプラント設計などが必要である。米国での将来の水素の需要をみたすには225GWth相当の原子力が必要になる。DOEでは原子力エネルギー局のみならず、省エネ新エネ局、化石エネルギー局、科学局が協力して一貫した計画を水素について立てている。原子力による水素製造については2008年には最初のパイロットプラントを稼動させたい。2004年度予算では大学の原子力研究の支援をふやす、と述べた。
次は原子力エネルギー局で廃棄物を担当しているJ.Russel Dyer副局長がユッカマウンテン処分場計画の概要を設計や許認可を含めて述べた。
次はNASAの宇宙飛行士であるF.R.Chang-Diazが自身の飛行経験も含めてこれまでの成果と火星の探査など今後の宇宙計画を紹介した。深宇宙の探査にはイオン推進など原子力を利用する必要がありそのエンジンの概念も紹介された。
次はNEIのM.Fertelが米国の原子力発電コストや原子力に関する世論調査結果について述べた。現在3つの電力が早期建設許可を得ることを検討中である。将来の市場の不確定が意思決定に影響すると述べた。
次はフランスArevaのB.Barreが欧州の視点から講演した。
初日午後4時からはLeveling the Environmental Playing Field と題した特別セッションがあった。Dan Keuter (Entergy)、は" The Great Promise of New Nuclear" と題して講演した。新原子力プラントの投資リスクとして
を挙げた。これらそれぞれの項目に対する対策として
を挙げた。さらにこれらの対策の有無と程度により発電費は建設費が$1000/kwの場合$41.97/Mwhから10.40/Mwhまで大きく変わりうると述べた。
初号機を作る目標として4~5電力のコンソーシアムによる共通のサイトでの建設。建設工事開始2008年運転開始2012年。少なくとも2つの設計の競争入札などを挙げた。
現在原子力発電が地球温暖化ガスやNOX SOXの放出防止に寄与しているのを金額に直すと100億ドルにのぼり、これらの放出ガスの規制を今後より強化する法案が議会に提出されている、と述べた。
EPPIのTed Marstonは現在のプラントのライフサイクルマネージメントについて述べた。DOEのDavid HendersonはDOEの原子力水素製造計画について述べ2015年までの実証を計画しており予算は2003年が2M$、2004年が4M$である。熱化学法高温電気分解、その他の方法とBOPの検討がそれぞれのグループによって行われ、実験室規模(5kw)パイロットプラント(0.5~1MW)、工学実証規模(20~50MW)のフェーズが考えられている。次にGAのKen Schulzが水素製造技術の概要を紹介した。次にConsultantのAndy Green、 IEAのRonald Hagen、INEELのFinis Southworkが講演した。
会議のテクニカルツアーは6月4日(水)に行われ、3ヶ所を訪問した。最初の、Archmedes Technology Filter Demonstration (Archmedes Technology Group www.archmedestechnology.com) は、核融合プラズマの技術を利用して液体廃棄物特に軍事用再処理でたまった放射性廃液の分離減容をしようとするもので、技術とビジネスモデルの両面で大変印象深かった。使う技術はすべて既存のものである。超音波を利用して廃液をまず液滴にしそれをさらにイオン化して質量の差により磁場を用いて軽元素と重元素を分離する。これにより1/10以下への減容と長半減期の重元素の分離が可能になる。従来の方法で廃液処理する場合2000億ドルの費用と60年を超える期間がかかると想定されていたが、廃液中に含まれる放射性物質の量は少ないのでこの方法を用いることで期間とコストを激的に減らすことが可能としている。この計画には米国のみならずドイツからも投資が集まりすべて私的投資によってまかなえたので半年でこの実証プラントの建設を行うことができた。実証の後はそのまま設備をハンフォードに移設して用いる。と聞いたのも印象深かった。
次はサンディエゴ・ガンマナイフセンターと呼ばれる放射線治療施設を見学した。この施設は病院の一部であり、日常的に頭部の腫瘍の治療が行われている。装置は単純で、タングステンと鉄で出来た半径50㎝ほどの半球状の金属殻の表面に多数(201本)の細孔が球の中心に焦点をむすぶように開孔しておりその外側にCO-60の線源が置かれその放射線が焦点に集中するようになっている。患部の大きさにより細孔径の異なる金属殻をいる。患者は頭部を固定する特殊なフレーム(そのピンは頭がい骨に止めるとの事)をつけてまずX線CTにより患部の位置を特定し、その後この金属殻の中に頭部を固定されて照射をうける。悪性脳腫瘍や4㎝より大きい腫瘍については適用性はないがそれ以外の腫瘍の治療が可能である。頭部の手術が必要ないので患者の負担は軽く、後遺症もないとの事であった。この装置はスイスに本社のある会社が販売しており今まで約100ヶ所以上で用いられているそうである。
最後はGAのプラズマ実験装置Doublet-IIIを見学した。20~30分に一回ずつルーチンに実験が行われており、測定も自動化されている。5時の実験終了を待って装置の本体を見学した。こうした日常的な実験の積み重ねのなかからプラズマとじこめの新展開のきっかけを発見する可能性もあるのではなかろうかと感じた。本体室にはDoublet IやIIも展示してあった。大河博士はどこにおられるのかと伺ったところ上記のArchmedesにおられるとの事であった。
ANSの国際委員会はいつも年会、秋の大会期間中の火曜日の夕方に開催される。委員長はBechtelのCEOも勤めたRolland Langeley氏(今期で任期満了)である。議題はANSの海外支部の活動報告やANSと諸外国の原子力学会の協定、環太平洋国際会議の準備状況や国際原子力協議会(INSC)や環太平洋原子力協議会(PNC)など多岐にわたっている。今回はアルゼンチンの原子力学会が自国の原子力開発の状況を紹介していた。ウラン濃縮、再処理、研究炉、発電プラントまで一応すべてがそろっている。参会者は拡不拡散上のことが気になったのではなかろうか。次いてロンドンに本拠のあるWorld Nuclear Association (もとウラニウム協会)のJohn Ritch理事長がWorld Nuclear University 構想について紹介した。
日本からは日本支部の活動報告や今秋京都でANSとの共同技術プログラムで開催するGENES4/ANP2003会議について紹介した。フランス原子力学会の報告は欧州で開催する国際会議のリストなどを含んだ立派なものであり、できれば見習うとよいと感じた。
ANSの理事会は木曜日全日をつかって行われる。各委員会の報告が順に行われるが、財政問題、議会対策、環境会議などへの関与や声明が関心を呼んでいる。会長の任期は1年間で理事の任期は3年間である。Harold Ray会長が今期の議事を終えて退任しLarry Foulke会長のもと新しい理事会が引きつづいて短く開かれた。Foulke氏はANS会長には珍しく海軍(研究開発)の出身者である。米国の学会は基金の投資収入に大きく依存して運営されているので米国の不景気の影響でANSも他の学会の例にもれず財政問題が大きい課題であるが、彼は問題を先のばしにするのでなく、理事会が厳しい意思決定をすることを推進しようとしている。3月の理事会では理事のビジネス研修を提案し実施した。外国人理事は2名でブラジルのSpitalnik氏の任期が終わり、フランスBertrand Barre氏が着任した。私の任期は来年6月の年会までである。