講演者: Ronald P Vijuk
U) 場所 東京工業大学 百年記念館フェライト会議室
V) 講演の要旨
進行中の静的PWRプラントの計画は、以下のとおりである。
・AP600初号機詳細設計(FOAKE:First-of-a-kind Engineering)プログラム(米国)
・SPWRプログラム(日本)
・欧州静的プラントプログラム(西欧)
・CAP600プログラム(中国)
・電力のエンジニアや運転スタッフによる広範なレビューもあわせて、14年間にわたる開発が進められてきた。
・静的安全系に関する設計および許認可に対する包括的な試験プログラムは、1994年に完了した。
・米国 NRCによる安全審査が、1992年から1998年にかけて実施され、最終設計承認が1998年9月3日に発行された。
・初号機詳細設計プログラムでは、12000件以上の設計用ドキュメントを作成している。
・キャンドモータポンプを備えた単純化された原子炉冷却系
・低出力密度炉心
・静的安全系
・プラント全体としてのシステム単純化
・マイクロプロセッサベースのディジタル技術の計装制御系への適用
・ワークステーションを備えた制御室設計
・安全性、建設性、運転・保守性を総合的に考慮したプラント配置設計
設計証明審査の過程では、特に以下の点について重点的に検討された。
・設計ツールとしてのPRA利用
・確証試験
・苛酷事故対策