日本原子力学会
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2024年度(第24回)SNWシンポジウム開催案内
(テーマ) 原子力政策大転換をかけ声倒れにするな
~迅速・明確・持続的に成果を積み上げよ!~

第24回SNWシンポジウムは、170名の方に参加頂き、2024年10月1日代々木のオリンピックセンター(*)で開催されました。講師によるパッション溢れる講演および活発な討論が行われ、会場のセミナーホールは熱気に包まれました。なお、シンポジウムの報告は作成が完了次第本ホームページに掲載いたします。
 (*)国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)

 お知らせ

■ 参加申し込みをされた方に講演資料を事前配布いたします。(2024/9/27)
  • 講演内容のご理解の助けになるとして、特別に講師のご了解を得て参加申し込みされた方に配布します。
  • 資料の取り扱いの留意事項をご確認の上「講演資料の事前配布コーナー」から資料を入手してください。
  • 事前配布資料は、シンポジウム参加申し込みされた方に限られますが、シンポジウム終了後、講師の確認を得た講演資料を本ホームページにて公開します。

■懇親会会場が変更となりました。(2024/9/26)

  • 会場運営側の都合で、懇親会場がシンポジウム会場のある「センター棟」から隣の「カルチャー棟」のイートイン(トキ)に変更になりました。
  • 当日の懇親会会場へのご案内等は以下をご覧ください。

■最寄りの駅から、会場の国立オリンピック記念青少年総合センターまでの写真付き案内を掲載しました。(2024/9/26)

■ シンポジウム参加申し込みを〆切ました。(2024/9/20)

■ シンポジウム参加申し込み〆切を9月20日(金)まで延期します。(2024/9/13)

詳細はこちら
  • シンポジウム〆切:9月20日(金) 23時59分
  • コンビニ/ATMのPeatix〆切:9月19日(木) 23時59分
  • コンビニ/ATMのPeatix申し込みが9月18日または9月19日の方は、20日23時59分までに入金をお願いします。
  • 講師の示唆に富みかつ迫力ある講演資料が次々届いています。この講演とデスカッションをできるだけ多くの方にご視聴いただきたく、受付前準備作業をぎりぎり5日短縮して事務局は頑張ることとしました。
  • 参加申し込みへ

■ 領収書のお渡し方法及び受付方法を変更いたしました。(2024/8/30)

詳細はこちら

■ パネリストの変更のお知らせ(2024/8/28)

詳細はこちら

当初予定していた遠藤典子氏が急遽ご都合が悪くなり、加藤康子氏(元内閣官房参与)に、お忙しいなかパネリストをお引き受けいただけることとなりました。ご期待ください。

1. 開催趣旨

世界が地球温暖化抑制にむけ脱炭素社会の実現に取り組んでいるなかで、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻により世界秩序は混乱しエネルギー資源の安定調達が困難な状況になりました。その結果、世界規模で資源ナショナリズムが先鋭化しエネルギー危機は一層厳しさを増しています。資源小国日本は,将来に亘るエネルギー安全保障体制の強化を持続的に取組むことが求められています。さらにAIやEVなどで見込まれる電力需要の増加にも的確に対応するために、脱炭素・大型安定電源である原子力の役割が益々増大するものと予想されます。

このような状況下にあって,わが国では2023年2月に閣議決定された「GX実現に向けた基本方針」で2050年のカーボンニュートラル(CN)実現に向け原子力政策を大転換し再エネとともに原子力を柱とする電源構成の構築を意図した政策を制定しました。しかし、原子力を取り巻く足下の重要課題である新増設、バックエンド事業の促進、規制の予見性確保などの取り組みがかけ声倒れになっていないでしょうか。

資源小国である我が国は、改めてエネルギー安全保障の重要性を喚起した現下の国内外のエネルギー危機を重く受け止めねばならないと考えます。原子力が持続的、安定的に基盤電源であり続けるには、原発の再稼働加速と新増設推進、及び高レベル放射性廃棄物処分場確保などの政策推進のため、制度設計を含めた基盤的政策を機動的に展開することが必要です。これらの実現には強力な司令塔としての政府の役割や産業界が真剣に取り組む姿勢と覚悟並びに衆論の非を正す活動などの一連の取組が不可欠なことは言うまでもありません。

本シンポジウムでは、原子力の最大限活用による安定供給と脱炭素実現への課題と道筋を明らかにし、今すぐその施策に着手することを提起したいと考えます。そのうえでエネルギー問題の専門家にご参集いただき、今後の取り組み課題と展望を深掘りして議論の要点を広く発信したいと考えております。

2. 開催概要

シンポジウム会場がある国立オリンピック記念青少年総合センターのセンター棟

開催日時:
2024年10月1日(火) 13:00~16:40 (開場 12:30)
懇 親 会:
シンポジウム終了後懇親会を行います。(カルチャー棟2F イートイン(トキ))(17:00~18:30)
開催場所:
国立オリンピック記念青少年総合センター内セミナーホール(センター棟4階)
参 加 費 :
(会場借用料等として)
原子力学会員:1,000円(不課税)、原子力学会員以外:1,000円(税込)。学生、プレス:無料
懇親会費:
2,000円(税込) (学生は無料)
アクセス:
〇 新宿から小田急線(各駅停車で3分)の参宮橋駅下車。東口から徒歩7分
参宮橋駅から国立オリンピック記念青少年総合センターまでのアクセス
写真で分かりやすくルートをご案内します。
〇 地下鉄千代田線、代々木公園駅(C02)下車(代々木公園方面4番出口)徒歩約10分
写真つき案内図(エレベーター乗り場も分かります。)
施設案内:
〇 シンポジウム会場関係
国立オリンピック記念青少年総合センター施設図
センター棟
センター棟4階(シンポジウム会場:セミナーホール(417室))
〇 懇親会会場関係(懇親会会場が変更になりました。)
 会場運営側の都合で、懇親会場がシンポジウム会場のある「センター棟」から隣の「カルチャー棟」に変更になりました。なお、懇親会会場への移動に当たっては、センター棟1階に案内員を配置し誘導をいたしますのでご協力をお願いします。
カルチャー棟2階 懇親会会場「イートイン(トキ)」

3. プログラム

総合司会
原子力学会シニアネットワーク連絡会 代表幹事
星野 知彦
開会挨拶
13:00~13:05
原子力学会シニアネットワーク連絡会 会長
早野 睦彦
 
 来 賓 挨 拶
13:05~13:20
参議院議員、参議院 農林水産委員長
滝波 宏文氏
(第一部)基 調 講 演
「地球温暖化・エネルギー安全保障をめぐる国際情勢と日本の課題」
13:20~14:10
 東京大学・公共政策大学院教授
有馬 純 氏

温暖化防止に関する国際的な議論では1.5℃目標、2050年カーボンニュートラルがデファクトスタンダードになっているが、南北対立や温暖化防止に対する優先順位の違い等により、1.5℃目標への固執は非現実的であり、コストを抑えた現実的なエネルギー転換が必要である。COP28では化石燃料からの転換が注目されたが、再エネと並んで原子力、CCUSの役割が認知された意義は大きい。日本も政府が強い意志を持って原子力の活用を進めるべきだ。

(第二部)パネル討論 : 原子力の最大活用に向けて
14:20~16:30
モデレーター
エネルギー問題に発言する会 会長
針山日出夫
パネル討論の狙いと進め方
14:20~14:30
14:30~15:30
課題提起1
「中長期電力需要の見通しについて~IT需要の増大と産業等の電化」
(公財)地球環境産業技術研究機構・システム研究グループリーダー
秋元 圭吾 氏 

生成AIなどIT関連の需要が今後大きく増大する可能性がある。直近でもデータセンター等の需要が大きくなっている。これを経済成長の機会とするには、国際的に競争可能なアフォーダブルな価格での安定的な電力供給が必要である。かつ、低炭素、脱炭素の電源による供給も求められる。これら需要の顕在化の時間軸は短く、他方、電源の建設、供給に要する時間軸は長い。成長戦略に資する電源開発、電力供給の戦略が求められている。

課題提起2
「原発新増設は待ったなし、官民で全力投入せよ!」
元内閣官房参与
加藤 康子 氏

電力なくして国家の成長はなく、産業の発展も国民の豊かな暮らしもない。現在のエネルギー政策は重心が環境に大きく偏っており、安定供給や経済合理性が犠牲となる傾向にある。原子力など安定電源は国策で準備すべきである。AI、データセンター、半導体等による爆発的な電力需要の伸びは、省エネを加速させてもそれを凌駕する。原子炉の運転延長をもってしても、2045 年には原子力設備は激減し、供給力足りえない。

次世代革新炉建設への国民の期待は高いが、建設には20年~30年の年月がかかるため、新増設にむけて早期に着手しなければならない。 政府は民間に原子力を建設することを促す一方で、電力が自由化された現在、民間事業者にのみリスクを負担させることは現実的ではない。 原発の新増設には、制度の全体的な見直しが喫緊の課題である。金融機関が投融資できる事業構造にするための政策設計が求められる。

課題提起3
「規制改革による規制の予見性・合理性付与を急げ!」
東京大学・原子力専攻教授
岡本 孝司 氏

GXなどにより国民の理解も少しづつ改善してきている。十分な安全を確保したうえで、運転中保全などにより、発電所をより安全にすることで、効果的にエネルギーセキュリティを高めることができる。科学的な原子力規制と、安全を高めることで、稼働率の向上につなげることが重要である。なお、原子力技術維持のために新設が必須である。

課題提起4
「迅速、明確かつ現実的で責任ある政策を!」
株式会社IHI執行役員、元資源エネルギー庁次長
小澤典明 氏

エネルギーは国家の基盤。その安定供給が命運を左右する。さらにカーボンニュートラルへ向けて挑戦しなければならない。エネルギー政策の方向性を決めるエネルギー基本計画の改定の議論が進む中、より現実的な対応が求められる。安定供給とカーボンニュートラルの両立を目指して、エネルギー源の確保をどのように進めるか、特に原子力の持続的な利用と将来をどのように展開するかを考察する。

≪休  憩≫
15:30~15:40
≪討論と意見交換≫
15:40~16:40
≪閉  会≫
16:40
懇親会 :カルチャー棟2Fイートイン(トキ)(左記:変更後会場)
17:00~18:30

シンポジウム終了後、立食パーティを開催いたします。ぜひ、ご参加いただき、講師や参加者相互の交流を深めて頂くなど楽しいひと時をお過ごしください。

なお、 会場運営側の都合で、懇親会場がシンポジウム会場のある「センター棟」から隣の「カルチャー棟」のイートイン(トキ)に変更になりました。 当日はご不便をおかけしますが、センター棟1階に案内員を配置し誘導をいたしますのでご協力をお願いします。

4. 講演資料(事前配布)

講演内容のご理解の助けになるとして、特別に講師のご了解を得て参加申し込みをされた方に講演資料を事前配布いたします。

以下をクリックするとパスワード入力画面が出てきますので、既にお送りしているメール記載の「ユーザー名」及び「パスワード」を入力してください。講演資料の閲覧・ダウンロードが可能となります。なお、講演資料及びパスワードの管理については「講演資料の事前配布コーナー」内の注意事項に従って実施いただくようお願いいたします。

講演資料の事前配布コーナー
(パスワードが必要です。)

5. シンポジウム参加申し込み(参加申し込みを締め切りました。2024/9/20)

(1) 参加申し込み方法
➀ 下記の「シンポジウム参加申し込み」ボタンをクリックすると外部サイトPeatixに移ります。手順に従って手続を行ってください。
➁ 手続の途中で「ログイン」を求められますので、初めてPeatixをご利用の方は手順に従いアカウントの登録をお願いします。アカウント登録済の方はログインしてください。
③ 外部サイトでは、シンポジウム参加および懇親会参加手続きは、チケットの購入という形で実施します。
④ チケットは、原子力学会員、原子力学会員以外、学生、プレス関係者により異なります。ご自身の参加区分のチケットをご購入下さい。
⑤ 費用の支払いは、「クレジットカード」、「コンビニ/ATM」、「PayPal 銀行」の3種類です。それぞれの種類で支払い方法が異なりますので、外部サイトに示す手順に従って手続きをお願いします。
  • なお、「コンビニ/ATM」は手続き費用220円が付加されます。
  • また、「コンビニ/ATM」はPeatix申し込み後3日以内に入金してください。3日を過ぎるとキャンセルとなります。
⑥ 領収書はシンポジウム当日、受付にて名札とともにお渡しいたします。
領収書お渡し方法変更の詳細(2024/8/30)
  • 日本原子力学会から発効した領収書をシンポジウム当日受付にて名札とともにお渡しいたします。
  • (改訂前) Peatixのサイトにログインし「チケット」を表示して「領収データ」をクリックすると領収データが表示されるのでこれを印刷する。
⑦ 支払いされたお金の返金はできません。
⑧ 原子力学会継続教育制度(CPD)登録の記入個所があるので、希望する原子力学会員は会員番号を記入してください。
(2) 参加申し込みの締め切り
➀ 9月20日(金)23時59分です。
➁ 「コンビニ/ATM」の申し込み締切りは異なるのでご注意ください。
  • 「コンビニ/ATM」のPeatixへの参加申し込み締め切りは9月19日(木)23時59分です。
  • 9月18日または9月19日に「コンビニ/ATM」のPeatixへの参加申し込みをされた方は9月20日23時59分までに入金をお願いいたします。
(3) シンポジウム当日の受付
➀ シンポジウム当日は受付で登録したお名前をお申し出ください。名札をお渡しいたしますので、会場でご着用をお願いいたします。
受付方法変更の詳細(2024/8/30)
  • スマートフォンによる電子チケットの提示などは実施しないこととしました。
(4) お問合せ
➀ 以下の(SNWシンポジウム事務局宛)

6. 主催・共催・後援

主 催 :
(一社)日本原子力学会シニアネットワーク連絡会(SNW)
共 催 :
 エネルギー問題に発言する会
 エネルギー戦略研究会(EEE会議)
後 援 :
(一社)日本原子力産業協会、(一財)日本原子力文化財団
(一社)原子力国民会議

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