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ニュースクリップ

公開日 国/プラント 内容 出典
2023.04.05 インドネシア/溶融塩炉 米国の原子力発電所企業ThorConの子会社であるPT ThorCon Power Indonesia (TPI) は、インドネシアに500メガワットのトリウム溶融塩原子炉 (MSR) を建設するための協議文書を提出した。成功すれば国内初の原子力発電所となる。原子力規制庁 (Bapeten) が受け取った諮問文書は、発電所を建設するための許認可プロセスの開始を示している。同社によると、このプロジェクトへの投資総額は17兆ルピア (11億米ドル) になる可能性がある。
(https://www.thejakartapost.com/business/2023/03/29/thorcon-submits-paperwork-for-indonesias-first-nuclear-power-plant.html)
The Jakarta Post
2021.02.16 ロシア/BREST ロシアの原子力規制当局であるRostechnadzorから、ロシアのセヴェルスクにあるサイトにBREST-OD-300原子炉を建設するためのライセンスがシベリアケミカルコンバイン(ロシアの国営原子力会社Rosatomの核燃料製造子会社であるTVELの子会社)に発行されました。鉛冷却高速炉を搭載した世界初の実験用デモンストレーションパワーユニットとなります。
(https://www.world-nuclear-news.org/Articles/Construction-licence-issued-for-Russias-BREST-reac)
World Nuclear News
2019.9.11 米国/VTR 米エネルギー省(DOE)は8月5日、多目的試験炉(VTR)の開発に向けて、環境影響声明書(EIS)の作成準備を開始したことを公表した。 DOEのR.ペリー長官によると、VTRが提供する様々な試験の実施能力は、国内の原子力インフラを近代化するとともに、放射性廃棄物の発生量削減や原子力セキュリティの向上など、革新的な原子力技術を開発する上で非常に重要なものとのこと。 (https://www.jaif.or.jp/190806-a 日本原子力産業協会他
2018.8.4 ロシア/BN1200 ロシアにおける原子力発電所の運営等を担当するロスエネルゴアトム社は、8月3日、計画中のナトリウム冷却高速炉BN-1200(120万kW)の建設工程を発表した。 発表の中で、同社A.ペトロフ社長は、BN-1200の建設は早ければ2025年に開始、2032年までに完成する可能性があると述べている。 (http://www.jaif.or.jp/180824-a 日本原子力産業協会他
2018.1.9 中国/CFR600 中国核工業集団公司(CNNC)傘下の中国核能電力股分有限公司(CNNP)は自主開発技術による電気出力60万kWの高速実証炉(CFR600)を、福建省寧徳市の霞浦で本格着工したと発表。 CNNPはCFR600の完成を2023年に予定している。 (http://www.jaif.or.jp/180109-b/ 日本原子力産業協会他
2016.11.2 ロシア/BN-800 ロスエネルゴアトム社は11月1日、親会社であるロスアトム社の承認に基づき、電気出力80万kWの高速実証炉「BN-800」がベロヤルスク原子力発電所4号機として営業運転を開始したと発表した。 同サイトではすでに、出力60万kWの原型炉「BN-600」が1981年から3号機として稼働しているほか、後続の5号機として出力120万kWの大型商業用高速炉「BN-1200」の建設も2025年に運転開始予定。 プルトニウムおよびウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の燃焼が可能な高速炉の実用化に向けて、ロシアは着実に歩を進めている。
これまでの試運転期間中に、同炉はすでに28億kWh以上を発電。今回の営業運転開始に先立ち、連邦環境・技術・原子力監督庁(POSTECHNADZOR)はすべての必要項目を確認し、同炉がプロジェクトの仕様と技術ガイドライン、および法令は遵守しつつ運転可能であると結論付けていた。
日本原子力産業協会他
2016.10.12 ロシア BN-1200の建設はBN-800炉の成否にかかっており、まだ正式には決まっていないものの、Rosatomの子会社であるOKBM Afrikantov社のBN-1200プロジェクトの主任技師が、2017年春までに研究開発プログラム及びロードマップを作成し、プロジェクトを種々の観点で比較分析するという作業を進めている。 また、鉱業化学コンビナート(MCC)では、BN-800炉で使用された高速炉燃料の再処理実証プラント及びMOX燃料製造プラントが建設されている。 第60回IAEA総会の高速炉に関する円卓会議で、ブレークスループロジェクトの主任製造技師Troyanov 氏が今後の計画を説明。 それによるとBN-1200炉の運開は2027年の予定であり、現在UO2燃料とMOX燃料の混在炉心で運転されているBN-800炉が2019年にフルMOXでの運転を開始するとともに2020~2023年に高レベル廃棄物から抽出されたネプツニウムやアメリシウムの燃焼を開始する。 Nuclear-Engineering-International
2016.9.6 ロシア/BN-800 ロスアトム社は、BN-800炉の営業運転開始前に必要な15日間の100%出力試験運転を完了したと、同発電所のウェブサイトで9/2発表した。
この試験運転の成功により、フル出力で長期間運転できることが試験で証明されたといい、ロシア規制機関は同プロジェクトの監督を9月末まで継続した後、適合認証を発行することになると、発電所幹部が述べている。ロスアトム社ウェブサイトに9/2掲載されている情報によると、同炉は、2016年初め以来130万MWhを発電したという。
また、ロスアトム社は混合酸化物(MOX)燃料だけを使用して運転したいと望んでおり、現在は、従来型の燃料が75%、MOX燃料が25%使用されているが、2019年までにはMOX燃料だけを使用して運転するよう徐々に移行していく意向であり、これは優先度の高い目標と考えているという。
Platts Nuclear News Flash
2016.8.17 ロシア/BN-800 8月17日、昨年末に送電を開始したBN-800で、フル出力による総合的な試運転が始まったと発表。定格出力で設計パラメーターからの逸脱がなく、安定運転可能であることを15日間で確認する予定。本試験終了後、同社は許可を得た上で、今年秋にも営業運転を開始する計画。 World-Nuclear-News
2016.6.6 露・韓 ロシアの国立原子力炉科学研究所(RIAR)と韓国原子力研究所(KAERI)が科学技術協力に関する覚書に調印した。協力分野は、核燃料、燃料以外の装置と新型炉の構造材料、照射実験と照射後試験、高速炉の運転・保守、核燃料サイクル技術で、協力が両者の専門知識の発展に貢献するとしている。
この協力は第4世代原子炉として韓国が開発するナトリウム冷却炉の計画の一部で、研究炉(150MWe)を2028年に運転開始したいと考えている。
World-Nuclear-News
2016.4 オーストラリア 4月27~28日にパリで開催された第4世代原子炉フォーラム(GIF)のポリシーグループの会議で、オーストラリアのGIFへの参加が認められた。同時にGIFの新議長として、フランスの代替エネルギー・原子力エネルギー委員会原子力エネルギー部門理事のFrancois Gauche氏が選出された。オーストラリアは2007年9月に核不拡散を推進かつ核燃料サイクル技術の開発促進を図る国際原子力エネルギー・パートナーシップ(GNEP)に参加している。 World-Nuclear-News
2016.4.28 インド/PFBR PFBRは、今年中に臨界に達するであろうと、ジテンドラ・シン科学技術相が述べている。また、同相に依ると、同サイトにFBR追加2基を建設することが提案されている。 Business Standard紙
2016.2.1 ロシア/BN-800 2016年秋100%出力に到達予定と発表 Nuclear.Ru
2016.1.29 ロシア/BN-800 50%出力に到達したと発表 Nuclear.Ru
2015.11.11 ロシア/BN-800 BN-800(880MWe)ベロヤルスク4号機は原子炉出力25%でグリッド接続され、今後徐々に出力100%まで上げると発表。「35年前に運転開始したBN-600から長期間経過しているが、今回の経験により設計者、建設担当、調整担当、製造担当、および運用担当の力量は回復し、これは非常に重要なことである。」(総務部長) World-Nuclear-News