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シニアネットワーク(SNW) の活動方針

平成19年6月20日制定
平成24年11月25日改定1
令和5年1月19日改定2

日本原子力学会シニアネットワーク(SNW)連絡会は、会員それぞれが培ってきた知見と経験を活かしボランティア活動として、地球規模のエネルギーと 環境問題に対する原子力の果たすべき役割について社会に向けて発言或いは提言を行うとともに、世代間の対話と様々な交流を通した技術の伝承 ならびに人材育成に協力してきました。

平成23年3月の東北地方太平洋沖地震による東京電力福島第一原子力発電所の事故は、地元住民をはじめ多くの方々に辛苦を強いる結果となり、原子力に携わってきた者として深くお詫び申し上げます。私達は一日も早い地元福島の復興を願うとともに、事故の反省のうえにたった原子力の安全性向上に微力ながら努めつつ、エネルギー、原子力、放射線の理解促進活動に取り組んでゆきます。

私達はこの理念に立ち、以下の方針に沿って活動を展開します。

福島第一原子力発電所事故の反省にもとづいた復興支援と提言活動

私達は、地元福島の復興を願い支援するとともに、原子力の安全確保を最優先とし、将来のエネルギーと環境問題に対する提言活動を行います。

世代を越えた対話活動

私達は、率先して次世代を担う若者との対話の機会をつくり、意見を聴き、疑問に答え、励まし、シニアの経験と考えを伝え、若者に夢と希望を与え、彼らが次世代を担う気概を自ら育む手助けをします。対話の対象は、原子力系を中心とした大学生から他の学科・ 学部へ、更には中高生へ、或いは産業界の若者へとその輪を拡げます。

啓発活動

私達は、若者のみならず一般市民および教育現場の先生方やマスコミ関係の方々のエネルギーと環境問題、殊に原子力や放射線に関する正しい理解を助ける 啓発活動を行います。このために、SNWと共通の目的を持って公開シンポジウム・市民講座或いは講演会などの啓発活動に従事している団体・個人とも協力します。

講師の派遣など

私達は、国が推進する「原子力人材育成プログラム」及び「公聴・広報事業」などの求めに応じて企画支援、講師派遣などを行います。また大学・学校教育・企業の社員研修や地域のネットワークを生かしたイベントの企画支援、講師派遣などの協力を行います。

協力会員の入会と協力団体とのネットワークの構築

私達の目指す理念と活動方針に賛同する学会員以外の賛同者を協力会員として迎え入れ、また、それぞれの地域の団体ともネットワークを結び、SNWの活動を幅広く展開します。

活動情報の公開と協賛団体との連携

私達の活動に関する情報はホームページで公開することを原則とします。また私達の活動理念に賛同する協賛団体と連携し持続的な活動を幅広く展開します。

以上