日本原子力学会シニアネットワーク連絡会
報告
学生・教員・市民とシニアの対話会

学生とシニアの対話 in 八戸工業大学 2023報告書

日本原子力学会シニアネットワーク連絡会(SNW )
世話役:阿部 勝憲
報告書取り纏め:中谷 力雄
八戸工業大学キャンパス

エネルギー問題と地元青森県の役割、地域振興について有意義な対話を実施

対話会当日はこれまでと同じく、共通一次試験の前日であったことから、会場は学外の「デーリー東北ホール」の会議室で行った。はじめに佐藤先生からエネルギー問題と青森県の役割について先輩の専門家から直接話が聞ける貴重な機会と挨拶があった。基調講演で、世界及び日本のエネルギー問題等最新の状況を聞いてからの対話であり、それぞれのグループ対話ではテーマに関する質疑に加えて、基調講演や原子力に関する心配など率直なやり取りが行われた。アンケートでは、講演について原子力やエネルギーについて理解が深まったとの意見、対話については青森県の地域振興の大変さを感じたとの意見もあり、有意義な機会になったと思う。

1.講演と対話会の概要

(1)日時

2024年1月12日(金) 12:30~16:10

(2)場所

デーリー東北ホール

(3)参加者

教員:佐藤学教授(サポート斎藤主査、沼田事務員、石山教授)
学生:41名(電気電子工学科、機械工学科、システム情報工学科の3年及び4年)
シニア: 8名 大野崇、西郷正雄、(以上原子力学会シニアネットワーク連絡会)、阿部勝憲、梅田健夫、高橋實、津幡俊、本田一明、中谷力雄、(以上SNW東北)

(4)開会の挨拶(佐藤学教授)

以下の趣旨のご挨拶があった。

シニアとの対話は、2005年以降継続的に行っています。対話ではエネルギー問題と環境問題をテーマに、今の世代が考慮すべき課題を扱っています。一方原子力発電所は現在10基のみの再稼働ですが、実は1970年以降日本では50基以上の原子力発電所が稼働していました。今後は原子力の再稼働や新増設また、そのための技術力確保が大事になってきています。青森県には未来のある原子力施設(再処理工場やMOX工場)があり、今日は、(現役世代に対して)「前の世代」の専門家(シニア)から、「次の世代」を担う皆さんが直接話を聞ける貴重な機会であり、試験でも講義でもないので、気楽に対話をして頂きたい。

(5)基調講演

講演者名:本田 一明
講演題目:「ウクライナ危機と原子力の役割と地域振興」
講演概要:最近のエネルギー情勢と原子力政策見直しの動向を踏まえて、対話会のテーマをカバーする内容で講演が為された。 内容は、①ウクライナ危機の影響で、エネルギー安全保障の重要性が再認識されたこと。 ②第6次エネ基計画を中心に日本のエネルギー環境エネルギーを考えるときに大切なことは、S+3Eであること、また、再エネ、原子力、火力、何れも電源としての利点・課題があり、一つのエネルギー源で必要な要件を同時に満たすものはなく、 このため、再エネ、原子力、火力(CO2を排出しない)をバランスよく組み合わせた電源構成(エネルギー構成)とすることが必要であること。 ③原子力の現状と役割として、原子力発電所の安全性は更に向上しており、昨年12月のGX実行会議で原子力は、「エネルギー安全保障に寄与し脱炭素効果の高い電源」とされ、 最大限活用することを基本方針に明記されたこと。④また、GX推進会議では高レベル放射性廃棄物の処分地選定も重要な課題とされたこと。最終処分の方法、 処分地選定プロセス、取り組み状況を紹介。⑤青森県の原子力施設(むつ小川原開発計画を参考に)についての事項を解説し、最後にエネルギー問題を自分ごととして考えようと結んだ。

2.対話会の詳細

(1)グループ1-1(報告者:西郷 正雄)

1)参加者
学生:4名 (機械工学科3年 1名、電気電子工学科3年 3名)
シニア 西郷 正雄
2)グループ1のテーマ
「エネルギー問題 (ウクライナ危機含む) 」
3)主な対話内容
最初に自己紹介として、各人に、氏名、出身、学年、専攻を説明してもらってから、グループテーマと同じ基調講演について、質問の内容を話してもらった。
そして、質問に対して、シニアより説明を行い、意見交換した。
主な質問としては、
  1. ①G7の国々がロシアに対して経済制裁をした理由は?
  2. ②CO2を削減するのに、原子力や再エネに置き換えるのが良いが、その時の問題は?
  3. ③青森では、原子力施設が太平洋側にしかなく、日本海側にないのは、どうしてなのか?
  4. ④カーボンニュートラルを達成するのに、発生するカーボンを如何すれば減らすことができるのか?
これらの質問に対して、シニアより、尾ひれを付けて個々に説明し、合わせて、深掘りした質問をシニアより問いかけて、更なる質問を引き出して、意見交換した。
そして、自分たちがカーボンニュートラルに直接貢献できるのは、節エネ位かなと話し合った。ただ、本問題は、2050年という未来に向けての取り組みであり、彼らやその子供たちが遭遇する問題なので、人任せでは無く、自ら真剣に考える必要があることを確認しあった。
そして、現状を見据えれば、2030年の再エネや原子力の導入目標が実現性に乏しいことも話し合った。

(2)グループ1-2(報告者:本田 一明)

1)参加者
学生:5名 (機械工学科3年 3名、電気電子工学科3年 2名)
シニア 本田 一明
2) グループ1のテーマ
「エネルギー問題 (ウクライナ危機含む) 」
3)主な対話内容
自己紹介から始め、進行はシニアが行った。グループメンバー5名は全員が東北地方の出身(3名は八戸、1名は福島県、もう1名は岩手県)
メンバーは互いにあまり交友がない様子で、遠慮していることもあってか積極的な発言は少なかったものの、水を向けると発言してくれた。
出された疑問・質問は以下のとおり。
Q:電気料金の値上げは化石燃料の枯渇と関連しているのか?  ガソリン高騰の原因もそうか?
Q:50年前の第1次オイルショックでは、なぜトイレットペーパーや洗剤がなくなったのか?
Q:志賀原子力発電所への能登半島地震・津波の影響は?
Q:サトウキビからバイオエタノール燃料を作っており、 余った古米からバイオマス発電の燃料を作れないか?
Q:温室効果ガスであるメタンは牛のゲップからも出るが、排出削減のためにバイオマス発電の燃料に使うのはどうか?
これらの質問に回答しつつ、メンバー同士での議論を行おうとしたものの盛り上がりに欠けたことは残念であるが、個々の対話を通じて参加者にはエネルギー安全保障の重要性、原子力発電所の耐震・津波対策等について理解を深めて頂いたものと考える。
また、カーボンニュートラルに関し、自ら考えた温室効果ガス削減のアイディアを質問してくれたことには感心した。
5名全員が六ケ所を見学しており、印象として「使用済みの燃料を再処理してウランやプルトニウムを回収し、再度燃料として使う核燃料サイクルは素晴らしい。」、「低レベル放射性廃棄物の埋設処分場の掘削は大規模で驚いた。」等、素直な感想が述べられた。施設見学に加えて今回のような対話会を行って頂くことで印象も深まり、学生のエネルギー、原子力に対する理解が一層進むのではないか。来年の対話会が楽しみである。

(3)グループ2-1(報告者:梅田 健夫 )

1)参加者
学生6名 (機械工学科3年:3名、電気電子工学科3年:3名)
シニア: 梅田 健夫
2)グループ2のテーマ
「原子力発電(再稼働と運転延長含む)」
3)主な対話内容
各自、出身地を含め自己紹介をし、発表者を決めてから対話に入った。まず初めに、原子力に対する各自の考え(危険と思うか、原子力発電は必要か、なぜ必要か等々)を一人ずつ話してもらった。その結果、日本の現状における原子力の位置づけをしっかり理解しているようで、異口同音に原子力発電の必要性を述べていた。
主な意見とやり取りを以下に示す。
  1. ①福島第一(1F)の事故で原子力発電の危険性が喧伝されているが、見学会等で得られた情報でそれほど問題ないと理解した。電気料金の高騰を考えると原子力は必要と思う。
  2. ②太陽光発電等の再エネだけでは日本の電力を賄えないことを知ったので原子力発電は必要と思う。
  3. ③基調講演(28ページの図)で現状原子力を利用しない国の事情は? ⇒化石燃料の資源が豊富にある国とか、ドイツのように政策的に放棄(欧州は陸続きでフランスの原子力で作られた電気が各国に送電されている)している国などそれぞれの事情がある。
最後に時間が少し余ったので、原子力以外の会社生活のことなどに話題を振ったら次のような質問が出て、シニアの経験を語るのもこの活動にとって意味ある事なのかと思った。(3年生は就職活動に入っていて、社会人になることに希望と不安を抱えているように見えた)
  1. ・仕事上で失敗した時の心境は、リカバリーをどうやったのか。
  2. ・50年近い会社生活を終えた時どんな気持ちだったか。
  3. ・自分が望まない仕事に就いた時はどうすればよいか。

(4)グループ2-2(報告者:高橋 實 )

1)参加者
学生5名 (機械工学科:3年1名、4年2名、電気電子工学科:3年2名)
シニア:高橋 實
2)グループ2のテーマ
「原子力発電(再稼働と運転延長含む)」
3)主な対話内容
最初にファシリテーションシートを用い、5分程各学生に、講演に対する質問、意見等書いてもらい、自己紹介も兼ねて、発表してもらった。
学生からの質問は、概要以下の通り。
  1. ・私(高橋)が原子力関係を仕事に選んだ理由
  2. ・ロシアのウクライナ侵攻でどれくらいガソリン価格や電気料金に影響が出ているか
  3. ・日本に国際的な送電線やパイプラインがない理由
  4. ・電気料金やガソリンの値上がりは今後どうなっていくのか
  5. ・国民に広く原子力への理解を深めるためには何が必要か
まず質問に対し、私なりに講演資料を基に答えた。学生諸君は、始めは若干緊張している様子だったが、その内講演内容あるいは私の話に対して質問も出始めた。原子力の有用性は理解できるが、何故原子力を止める国があるのか、福島の事故はやはり怖い、隣に立地されるとしたら反対するかも、等々。特に結論を出すための議論ではないが、それなりに原子力への理解が深まったのではないかと思う。言いっ放しという面はあったが、学生諸君が社会人と直接議論するという機会はあまり無いし、まして議論の内容を発表する機会はほとんど無いと思うので、良い機会になったと思う。いつものことだが、場が静かになるとついシニアが話してしまう。沈黙が若干続いても、学生諸君が何か言わなければと思うまで待つ態度が肝要かも。

(5)グループ3-1(報告者:大野 崇)

1)参加者
学生:5名 (電気電子工学科及び機械工学科の3年)
シニア:大野 崇
2)グループ3のテーマ
「燃料サイクル(地層処分問題含む)」
3)主な対話内容
対話テーマ燃料サイクル(地層処分問題を含む)は2つのサブグループに分かれ、シニアは中谷、大野が各グループに分かれファシリテータを務めた。本対話会は、原子力産業基盤強化事業の原子力体感研修の一環として行われ、学生は既に、青森県量子科学センター、大間原子力発電所、東通原子力発電所、環境科学技術研究所、国際核融合エネルギー研究センター、日本原燃を見学し終え、報告会を午前に実施し昼食をはさんで午後に本対話会に臨んだものである。対話は、佐藤先生の意向で学生がシニアから話を聞くというもので、本田さんの基調講演、グループ3のテーマ、自由テーマについて思うところを自由にシニアにぶつけるというものであった。主なグループ3―1(5名)の学生の関心事は以下であった。
  1. ・ガラス固化体が微生物でアタックされないか
  2. ・地層処分以外の処分はできないのか
  3. ・革新炉は何が革新なのか
  4. ・燃料サイクルが新たな燃料を生み出すとはどういうことなのか
  5. ・三菱でのキャリアは。何に苦労したか

(6)グループ3-2(報告者:中谷 力雄)

1)参加者
学生:5名 (電気電子工学科3年4名、機械工学科3年1名)
シニア:中谷 力雄
2)グループ3のテーマ
「燃料サイクル(地層処分問題含む)」
3)主な対話内容
対話に入る前にシニア及び学生の自己紹介をし、各自に質問事項等を配布用紙に記載。
グループ3のテーマ「燃料サイクル(地層処分を含む )」を中心にしつつ、関心事を含む内容で対話を進めた。主な対話は、以下の内容でした。
  1. ①いろいろ原子力施設があるが、放出される放射線、放射能は体に問題ないか?(施設は環境に影響が出ないよう設計、運転管理されていて、体への有意な影響は無いと説明)
  2. ②青森に原子力関係施設がなぜ偏っているのか? (これは迷惑施設との前提での考えか。日本のエネルギーを支える重要施設と考えると、異なる認識になること。使用済燃料は、ゴミではなく、準国産の資源であることも説明)
  3. ③大間原子力発電所は洋上風力ができれば必要無くなるのではないか?  (情報源を聞くとヤフー知恵袋からのようで、フルMOXを計画している大間原子力発電所は、再処理/MOX方針の国策からも必要な発電所であると説明。併せて、情報を入手する上では、その情報源が正しいか、バイアスがかかったものでないか、注意するようコメント)
  4. ④地層処分に関して、自分の地元や隣接地域が最終処分地になるとした場合、賛成か反対かと質問。学生からは、その施設が安全であること、施設の導入が地域にメリットがあること、そして施設が持つデメリットを説明され、納得できれば賛成とのことであった。常識的な判断基準を持っていることに安心した。
  5. ⑤ウランの埋蔵量は大丈夫か?(燃料サイクルを回すことにより、ウランを再利用し、かつ生成させるプルトニウムを利用して行けば、埋蔵量を心配することはないのではと、コメント)
最後に、学生諸君への期待として、2050年頃には現役世代として活躍する人材になっているであろうから、そのためには、エネルギー問題に関心を持ち、原子力の位置付けを理解し、自分事と捉える姿勢を持って欲しいと、激励し、対話を終えた。

(7)グループ4-1(報告者:阿部 勝憲)

1)参加者
学生:5名 (システム情報工学科4年2名、機械工学3年3名)
シニア: 阿部 勝憲
2) グループ4のテーマ
「地域振興 (青森県の役割含む) 」
3)主な対話内容
シニアが司会役となり自己紹介で学科、出身や部活などから始めた。メンバー5名は青森県が4名(八戸市とむつ市がそれぞれ2名)、岩手県が1名。
4年生は就職が原子力関係に決まっていることもあり仕事内容に関心があり、報告役を引き受けた。3年生はこれから就活ということで業界に関心があった。
初めに聞きたいことを出してもらい、話題を分けて以下の内容でやり取りした。
  1. ①地域振興について
    電源交付金が立地町村だけでなく隣の町村にもあるのはUPZに関係あるのか。水力と火力にもあり隣接の自治体の理解協力も大事、UPZは発電所からの距離で決まる防災の目安。
    地域振興の中身は何か。直接には雇用、発注など間接的には宿泊飲食などの消費活動も。交付金は広く役立っているのでは。
    メンテナンスマッチング活動とは。県による地元企業参入促進のための面談会。
  2. ②原子力関連の仕事について
    原子力の仕事は大変なのか。多岐にわたる、放射線の基本的な理解を。
    原子力はスパンが長いが、スケジュールと仕事の内容も変わるのか。
  3. ③その他 
    原子力発電の燃料棒の冷却に空気でなく水を使うのは何故か。軽水炉、高温ガス炉、高速炉それぞれの冷却材の特徴。
学生諸君は進路選択と関連して原子力関連企業の仕事について関心が強く、地元からの雇用や発注増も話題になり熱心であった。地元企業の参入促進では協力企業や他分野に就職しても心掛けてほしいと伝えた。仕事の疑問には隣のグループ担当津幡さんに補足を依頼した。

(8)グループ4-2(報告者:津幡 俊)

1)参加者 
学生:6名 (機械工学科3年6名 )
シニア:津幡 俊
2) グループ4のテーマ
「地域振興 (青森県の役割含む) 」
3)主な対話内容
各自から出身地、趣味等自己紹介後、基調講演の内容についての質問等も含め当グループの担当テーマである地域振興ついての対話を行った。
地域振興については昨年11月に県、国、事業者からなる共創会議を新たに設け地域の将来像を議論することになっており、これから若い人の意見を入れて議論することになるので是非とも皆の意見を出してほしい旨をお願いして対話を進めた。
学生からは大手の企業が青森に進出してくれないことが課題であるとの意見が出て、地元の企業に技術、技能の移転が簡単ではないとの共通認識を持ったようだ。このことはサイクル施設での工事で工事費用や就労者の人数が増えているのにも関わらず、地元企業への発注量がそれに見合って増えていないと言うデータにも示されており地元への発注率向上をどうしたらよいのか大きな検討課題と認識してもらったと思う。
    又主な質問はつぎのとおり
  1. ①風力、太陽光発電については電源三法交付金が出るのか。(わからない旨回答)
  2. ②最終処分での理解活動の中ではどのような質問が出るのか(深地層処分する上での安全上問題が多いのではないかと回答)。
  3. ③福島事故で放射性物質の放出があったが、元に戻すにはどの程度の時間、費用が掛かるのか。(放射性物質の半減期などの説明をし、事故対応費用については公表データを見てほしい旨回答)
  4. ④日本は資源が乏しい国だが技術により新エネルギー源を作れないのか。(核分裂と核融合エネルギーではないかと回答)
  5. ⑤女川原子力発電所ではIAEAが来て、驚くほど損傷はなかったと言っているが、それは日本の技術が高いという意味か。(発電所の被害状況から耐震設計がなされ又しっかりとした施工がなされていた結果を評価したコメントである旨回答)
  6. ⑥六ケ所のレイクタウンなど見ると地域振興が成功していると思う。この理由は何か。(昭和56年からの電源三法交付金を活用してきた結果である旨回答)

3.講評(大野 崇)

本日の対話会は、昨年度までの対話会と違っていました。これまではどちらかというと、学生はあまり発言せず受け身でしたが、今回は、積極的に、講演/テーマへの疑問、最後に自由に意見/疑問をぶつけてくれました。佐藤先生のご挨拶で、「学生が原子力の話をする機会を設ける」という発言があり、目的が達せられたのではないかと思います。なんでも聞いてやろうという対話会となり、私の担当した地層処分では、地下300m埋設でも微生物によるアタックはないのかという我々の虚を突く質問が出ました。他のグループ発表からも、牛の「げっぷ」のCO2の吸収方法、スパイ学科が日本に何故ないのかなどの面白い質問がありました。来年度もこうしたなんでも話すという対話会を期待したいと思います。八戸工大は、日本の再処理を担う人材を輩出する学校として、今後も対話会に協力して行きたいと思います。

4.閉会挨拶(高橋 實)

休日にもかかわらず、多くの学生諸君に参加頂き、また佐藤先生を始め大学の職員の方の熱心なサポートに感謝する旨の閉会挨拶があった。

5.学生アンケートの集計結果(中谷 力雄)

回答数は44件(参加学生41名であったが複数回答あり)
基調講演は、最近の話題と開催が八戸工業大学であることを意識した「ウクライナ危機と原子力の役割と地域振興」についてであり、「とても満足」(29人)、「ある程度満足」(15人)と、参加者全員に満足して頂けた。
また、対話についても、「とても満足」(29人)、「ある程度満足」(15人)で、全員に十分満足頂けた。
対話会全体の感想・意見としては、「原子力やエネルギーについて理解が深まりました」、「シニアの方々から貴重な話を聞くことができて非常に有意義な時間であった。また資料で気になった部分に関して質問する機会をいただき、知識を深めることができた」、など好評であった。
また、「シニアの方からとても今後に繋がる話を頂いた。自分で経験してみないと分からないこともあるがこの先に役立つお話を聞けました」とのシニアとの対話に価値を認識する感想もあり、今後も対話会の継続が期待される。
アンケート詳細については別添資料を参照。

6.別添資料リスト

講演資料: 「ウクライナ危機と原子力の役割と地域振興」
アンケート集計結果 
(報告書作成:中谷力雄 2024年 1月18日)