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部会紹介
設立趣旨
加速器は原子炉発明の10~20年前発明されたものである。原子炉は発電用として実用化され人類社会に重要な役割を果たすようになって存在感を増したが、加速器は素粒子/原子核等の基礎研究用として巨大科学を支える重要な装置として発展してきた。近年、病院用電子加速器が我国だけで600台もあるというように、加速器利用は、医療、材料照射、分析、環境照射等の分野に大きな広がりを見せており、また放射光、粒子線がん治療、未来のエネルギーシステム(加速器駆動原子炉)等、更に重要な役割を果たし始めている。従来の「ある分野のための」加速器という位置付けから関連分野全体を総合的に支える活動の拠点としての活動が期待されており、これらの要請に応える組織として当部会が設立された。