第11回研究会

講演5<講演資料>
  講演タイトル:志賀2号機燃料漏えいに伴う希ガスよう素放出抑制対策
        北陸電力株式会社  斉藤豪氏

講演概要:平成21年4月に発生した志賀2号機の漏えい燃料発生において,放出管理の視点で取組んだ好事例について紹介があった。漏えい燃料が発生すると,原子炉圧力容器内の気相部に高濃度の放射性希ガスと放射性ヨウ素が移行し滞留することから,燃料取替時には環境への放出に対して十分な配慮が必要である。当該プラントでは放出低減のため,何段階かのホールドポイントと次期工程への移行基準,ならびに設備運用基準を設けて運転操作を行ったとのこと。ホールドポイント,設備運用基準は計10点あり,それぞれの基準値を満足した運転管理を行い,放出抑制を達成した。