「溶融塩技術と計算シミュレーション」ワークショップ

1. 主催 日本原子力研究所物質科学研究部

2. 共催 日本原子力学会「再処理・リサイクル部会」

3. 開催日時 平成13年7月18日(水) 10時20分〜17時30分

4. 開催場所 原研東海研 情報交流棟3階 第2会議室

5. 背景

 溶融塩技術を利用した物質の分離や合成は、新たな物質科学の分野を展開していくものとして、近年、調査・研究が精力的に行われてきています。放射光などの新しい実験手法により溶融塩の構造や物性の研究が進められ、また、乾式再処理技術は、経済性の向上が期待されるものとして注目されています。一方、昨今の計算機技術の著しい進展にともない、実験を補完し結果を予測する手段としての計算シミュレーションの役割に対する期待が大きくなってきています。

6. プログラム

10:20-10:30 開会挨拶

 溶融塩系の構造、物性、基礎的データ(1)

10:30-11:10 「溶融塩の構造学的特徴(概論)」(千葉大 岩舘泰彦)

11:10-11:50 「電気化学・分光測定に見られる乾式系でのランタニドの特徴」(京大炉 山名元)

 溶融塩系の構造、物性、基礎的データ(2)

13:10-13:50 「溶融塩系の窒素電極反応と応用」(京大 伊藤靖彦)

13:50-14:10 「放射光XAFS、XRD、MDシミュレーションによる溶融塩系の構造解析」(原研 岡本芳浩)

14:10-14:30 「溶融塩中の希土類金属塩化物と酸化物イオンの反応」(原研 湊和生)

14:30-14:50 「溶融塩中のU・Puの電解挙動」(原研 白井理)

14:50-15:10 「酸化物電解法の研究開発状況」(東電 安井勝広)

15:10-15:30 コーヒーブレイク

 溶融塩データベースと乾式処理シミュレーション

15:30-16:10 「希土類金属ハロゲン化物の物性データベースについて」(東北大 山村 力)

16:10-16:35 「金属電解法へのシミュレーションコードの適用例」(サイクル機構 小林嗣幸)

16:35-17:00 「酸化物電解プロセスにおける貴金属FP除染の理論検討と今後のシミュレーションコードの開発について」(東芝 水口浩司)

17:00-17:25 「汎用乾式シミュレーションコードに向けて」(原研 小川徹)

17:25-17:30 閉会挨拶

18:00-19:30懇親会(阿漕ヶ浦クラブ)

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