敦賀エネルギーセミナー報告

「高い石油時代、その変化にどう備えるか」

日時:2005年6月13日(月) 12:30〜17:00
若狭湾エネルギー研究センター(福井県敦賀市長谷64号52番地1)

主 催 : (社)日本原子力学会再処理・リサイクル部会
共 催 : (社)日本原子力学会関西支部、関西原子力懇談会、核燃料サイクル開発機構、(財)若狭湾エネルギー研究センター、(株)原子力安全システム研究所、関西電力(株)、北陸電力(株)、日本原子力発電(株)
後 援 : 福井県、敦賀市、美浜町、福井大学、福井工業大学、敦賀短期大学、福井新聞(株)、福井放送(株)、福井テレビジョン放送(株)、(株)嶺南ケーブルネットワーク(RCN)、敦賀商工会議所

セミナー開催趣旨

石油も半分使った、天然ガスも10年から15年でピークを迎える。原油、ガソリンの値段が高いまま推移している。石油が支えた豊かな生活は今その前提が変わろうとしている。変化への備えが必要である。その備えには、痛みと費用と時間がかかる。われわれの意識の変革も必要である。
今回、原子力学術界から「日本の備え」について、発信することが科学者、技術者の使命と考え、その備えにおける「もんじゅの役割」にも焦点をあて、地元敦賀において、敦賀エネルギーセミナー「高い石油時代、その変化にどう備えるか」を開催しました。併せて、「もんじゅ」見学会を開催しました。

再処理リサイクル部会セミナーについて


セミナープログラム

第一部:講演 (座長 天野 治 部会幹事) 挨拶内容 13:30 〜

(1)「高く乏しい石油時代がくる」 講演内容資料
石井 吉徳 (富山国際大学教授・東京大学名誉教授)

(2)「核燃料サイクルと高速増殖炉をしっかりと推進しよう」 講演内容資料
竹内 哲夫 (前原子力委員・(社)日本原子力学会再処理・リサイクル部会長)

第二部:パネルディスカッション 討論内容 15:30 〜

「備え、痛み、費用、時間、意識をどう変えるか?」

座長 : 児嶋 眞平 (福井大学長)
パネリスト : 石井 吉徳 (富山国際大学教授・東京大学名誉教授)
         竹内 哲夫 (再処理・リサイクル部会長)
         木原 茂豪 (敦賀青年会議所 理事長)
         天野寿美恵 (敦賀女性ネットワーク会長)
         川岸 礼佳(福井大学大学院学生)

資料 : 「エネルギー研究開発拠点化構想」

会場からの意見・質問


ポスター展示 : 再処理・リサイクル部会活動、もんじゅの世界的役割、六ヶ所再処理工場との連携と状況。 ポスター展示概要

参加状況 : 敦賀短大、敦賀工業高校、敦賀高校、敦賀気比高校の生徒188名が授業の一環として参加。(全体477名)

会場風景

会場風景1
会場風景2
会場風景3
天野幹事挨拶
石井先生講演
竹内部会長講演
パネル討論
パネル展示学生取材

もんじゅ見学 : 6月14日(火)参加者26名。 見学記

見学風景

もんじゅ全景
固体状ナトリウムの燃焼の様子
保守・点検用のロボット