「再処理・リサイクル部会」設立記念総会時のアンケートで頂いたご意見

 プルトニウムは高速炉に使用してこそウラン節約の価値があり、プルサーマルでは限度がある。実際、どれだけのウランが節約できるのか明らかにされていない。地に足のついた説得ができない理由ではないか。私算では、36,600トンの再処理により約8,400トンの濃縮ウランが節約できる。(プルトニウムはサーマルに1回しかリサイクルできない。)

(産創研 広瀬保男様)

 六ヶ所再処理施設の試運転あるいは操業段階における後方支援体制を官学産を結集して構築することは、再処理技術の国内定着化の観点から重要な課題と考える。そのためにも、山名助教授の講演内容にもあるように、本部会会員のspeciality(含、過去の経験、実績)を取りまとめて下さるとありがたい。

(日本原燃 大塔容弘様)

 各処理法を並行開発するにあたって、常に、処理コストについて、情報を透明化し、議論をするように習慣付けて欲しい。外国技術との比較において、競争力についても、議論して行くことにより、優位性のある技術に昇華させて行くことをお願いしたい。

(日立エンジニアリング 伊丹邦彦様)

 山脇核燃料副部会長の挨拶にもありましたが、他の部会とも互いに連携をとってシンポジウム等を開催して欲しいと思います。合同会合なども有効と思われます。

(原研OB 杉 暉夫様)

 「再処理・リサイクル部会」の対象範囲を教えて下さい。リサイクルというと、核燃料のウラン、プルトニウムのリサイクルの他に、廃止措置時に発生する低レベルの金属廃棄物のリサイクルも、今後の課題として考えられます。これは、将来的に本部会の対象範囲に入るのでしょうか? それとも、核燃料のリサイクルのみを対象とするのでしょうか?

(原子力エンジニアリング 水越和満様)

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