合同企画セッション

共催:再処理・リサイクル部会、バックエンド部会、核燃料部会、社会環境部会、海外情報連絡会、YGN

テーマ:「国際協調と原子力ルネサンスのため、震災復興の都市神戸で、互いの文化、哲学、歴史的背景及び挑戦者精神を学ぶ」

背景:原子力学会に論理規定が設けられ、また安全文化も取り入れている。日本の原子力の今後を学会ベースで議論するときに、世界との関わりをさらに考慮すべき点である。世界の原子力先進国の米国、英国、フランスとの連携を視野に入れ彼らの原子力開発を考えるうえで、それぞれの文化、哲学、歴史的背景を理解することが、さらに求められる。「再処理・リサイクル部会」はANS FCWMと11月1日に情報交換のメモランダムを締結し、情報交換を開始した。9月12日にパリで英国 BNFL, フランスCEA/COGEMAと情報交換を開始することで合意した。その情報交換の大きなアイテムは

1.技術的事項
2.社会の信頼獲得に関する事項
3.有能な技術者の育成に関する事項

である。
 これらを議論するうえで各国の根底にある文化、哲学、歴史的背景を理解することが必須である。これらをきちんと理解し、情報交換を発展・定着化させ、世界の原子力開発に貢献するものである。お互いの立場を理解し、出来ることと出来ないことを明確にし、何が大切かを議論し、グローバルな視野で議論にし相互理解をすることが学会ベースでの情報交換の本質である。さらに、このような場は一度きりではなく、また日本のみでの開催ではなく、広くそれぞれの原子力学会で取り上げられるような仕組みなり、模範となるような企画セッションが望まれる。
 併せて、これまでの原子力開発で培われた挑戦者精神を「燃料サイクル部門の最近の幅広い選択肢のルネッサンス」と併せて復活させ、我々科学者・工学者の精神を鼓舞し、学会活動共々活性化を図り、広く国内及び国際的な未来活動に資する。

日時:3月28日(木)15:30〜18:00,L会場

内容:

座長〜(海外情報連絡会)岡先生

1.本セッションの意義       海外情報連絡会  (10分)

2.キーノートスピーチ

(1)アメリカ:FCWMD/ANS

(要旨発表OHP(IE5.5のみ) 

     Dr.Stout   (20分)

(2)フランス:CEA-COGEMA

(要旨発表OHP(IE5.5のみ)、Full Paper

    Dr.Philippe Brossard   (15分)

(3)イギリス:BNFL

(要旨発表OHP(IE5.5のみ))

    Dr.Rance   (15分)

(4)日本:共催部会より質問及び海外ゲストからの回答  各部会より1,2問程度の質問と回答あるいはキーノートスピーチに対するコメント 合計(50分)

再処理・リサイクル部会 10分
バックエンド部会 10分
核燃料部会    10分
社会環境部会   10分
YGN      10分

3.質疑応答、議論 (主にフロアよりの質問に答えて)      (30分)

4.まとめと今後の進め方         海外情報連絡会(10分)

(合計150分)

戻る