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原子力材料分野のロードマップ2020 WG

1.はじめに

 経済産業省の原子力小委員会の「自主的安全性向上・技術・人材WG」の要請により、H26年度の経済産業省「発電用原子炉等安全対策高度化技術基盤整備事業」において日本原子力学会がロードマップ作成のため、「安全対策高度化技術検討特別専門委員会」が設置され、「軽水炉安全技術・人材ロードマップ」が作成された。この中でマイルストーン2020, 2030, 2050が示され、部会内でそれらの検討等が積み重ねられている。また、2018年7月にはエネルギー基本計画が定められた。一方で、材料照射試験炉JMTRの廃炉の方針決定、さらにはその他の様々な課題やその解決の対応などがあり、材料部会内では様々な組織間で連携協力の強化が最重要であると認識されている。

 このような背景の下、日本原子力学会会期中に開催された材料部会全体会議(2019年9月13日)において、「材料のロードマップ作り」が賛同された。また、このロードマップ作成には、材料分野が多岐に渡ることから、重要課題の抽出と設定から始め、その詳細を定めるステップを踏み進めていく予定である。

2.WGメンバーの構成

 材料部会は、福島第一発電所の廃炉やその研究開発、軽水炉、高速炉、高温ガス炉、研究炉、加速器等の様々な原子力システムの研究開発を幅広く取り扱うため、WGメンバーは多くの機関の研究者と技術者の連携協力が不可欠である。本WGメンバーは委員長、副委員長、事務局、幹事及び委員から構成する。また、必要に応じて材料部会内でWG委員の委嘱手続きを行い、委員などの交代を可とする。

3.活動の期間

 2019年度~2020年度 (予定)

4.WGメンバー

 メンバー一覧(2020年3月現在)