日本原子力学会
ヒューマン・マシン・システム研究部会 2018年夏期セミナー

テーマ「現場における安全性向上への取り組みと
    ”人間”の位置づけ」



開催趣旨

 今年度の日本原子力学会ヒューマンマシンシステム部会の夏期セミナーは「現場における安全性向上への取り組みと”人間”の位置づけ」をテーマに、青森県六ヶ所村において開催致します。六ヶ所村は日本の原子力政策において重要な位置を占める場所であり、日本の核燃料サイクルの中核となる日本原燃(株)が本格操業に向けて準備を進めています。
 このような六ヶ所村でのHMS部会の夏期セミナーのテーマとしては、安全と人間に焦点を当てることにしました。現在、原子力の再稼働に向けて様々な努力がなされていますが、その一つとしてはRIDM(リスク情報を活用した意思決定)の導入が進められています。RIDMにおいては多様なリスク情報を総合的に考えるということが重要であるといわれていますが、それでもやはり定量的リスク情報の一つとしてPRAによるCDF値が依然として中心的に利用されています。PRAにおいては人間の関与はHRAという形で内包されていますが、HRAでは想定されている(保守的)シナリオと現場における安全性向上の取り組みに間に大きなギャップがあることは否定できません。
 今回の夏期セミナーでは、最初に東京電力と日本原燃から人間に関係する現場での安全性向上の取り組みに関してご講演を頂きます。その後、PRAの専門家2名の方にHRAに関係した課題についてご講演頂きます。最後に規制庁の方から人間に関する安全研究の内容についてご講演頂きます。以上の講演と参加者の皆さんとの議論を通じて安全性向上のための「人間」の役割について考えていきたいと思います。

■プログラム

7月13日(金)  
13:00〜17:00

◆見学会 (株)日本原燃

  • 余裕深度処分試験坑道
  • 再処理工場中央制御室(見学者ホール窓越し)
  • 使用済燃料施設(窓越し)
  • 高レベル管理施設(窓越し)
見学を希望される方には、改めて必要情報の提供をお願いします。

17:30〜19:30 ◆懇親会  六ヶ所村文化交流プラザ「スワニー」内会議室

7月14日(土)

◆セミナーセッション


 青森県 六ヶ所村 六ヶ所村文化交流プラザ「スワニー」
 http://www.swany-rokkasho.jp/index.html

9:00〜9:40

講演1「再処理施設におけるヒューマンエラー防止の取組み」

講演者未定

9:40〜10:20

講演2「東京電力柏崎原子力発電所における取り組み」

柏崎刈羽発電所・安全統括部・改善推進GM 上村英樹

10:20〜11:00

講演3「確率論的リスク評価(PRA)における人間信頼性解析の位置づけと課題」

JAEA 高田 孝

11:00〜11:40

講演4「NRRCにおける人間信頼性の評価に関する課題」

電力中央研究所 原子力リスク研究センター 桐本順広

11:40〜12:20

講演5「原子力規制庁における人間工学に関する安全研究について」

原子力規制庁 河合 潤

  ◆昼食(お弁当)

13:00〜

◆村内見学

村内見学は以下のような内容を予定しています。
  • 石油備蓄基地
  • 特産品販売施設、六趣工房見学
  • 風車、ソーラーパネルなどをバスの車窓から見学

■費用

○参加費(テキスト代込み):
 日本原子力学会正会員、協賛学協会員: 5,000円
 一般非会員: 10,000円
 日本原子力学会学生会員、協賛学協会学生会員: 2,000円
 学生非会員: 3,000円

  *日本原子力学会正会員・学生会員の参加費については不課税、その他の
   参加費は税込みとなります。

■交通・宿泊

六ヶ所村は交通の便が良くなく宿泊施設にも限りがあるために、今回は村の支援を頂き以下のように準備させて頂いております。自由度が低くなっておりますがご了承いただきますようお願いします。

<交通>
行程1:東北新幹線利用の方
[行き] 東京(7:36) - 七戸十和田(10:44) -(乗り合いタクシー)- スワニー(リーブ前)(12:15)
[帰り] 村内見学後バスにて七戸十和田まで送迎(はやぶさ32号 東京行16:53発に接続)

行程2:青森空港利用の方
[行き] 羽田 発 (JAL141便) 8:00 - 青森空港 9:15
伊丹 発(JAL2151便)7:35 - 青森空港 9:00 → 9:30 -(バス)- 青森駅(10:05)
名古屋発(FDA361便) 7:35 - 青森空港 8:55
青森-新青森駅間は接続する在来線がないので、タクシーをお使い下さい(料金約1,800円)
新青森(10:39)- (東北新幹線 はやぶさ16号)-七戸十和田(10:53) -(乗り合いタクシー)- スワニー(リーブ前)(12:15)
(青森空港-新青森間はタクシーで4,500円程度です。青森空港を利用される参加者の方を事前に把握して乗り合いができるように手配させて頂きます。)
[帰り] 村内見学後バスにて七戸十和田まで送迎(はやぶさ23号 新青森駅行16:27発に接続)
新青森駅(16:58)-青森駅(17:04) - バス(17:30発) - 青森空港(18:05着) 
羽田 行 (JAL150便) 20:35発- 21:55着
伊丹 行 (JAL2158便) 18:20発 - 19:55着(青森駅からバスだと乗り継ぎ困難)
名古屋行 (FDA368便)  19:05発 - 20:30着

行程3:三沢空港利用の方
[行き] 羽田 発(JAL 55便) 8:20 - 三沢空港 9:40
三沢空港から六ヶ所村まではタクシー利用になり料金は10,000円程度になります。
[帰り] 三沢 発(JAL158便) 19:00- 羽田空港 20:25
村内見学後バスにて三沢空港まで送迎(17時頃には空港到着予定)。

七戸十和田-六ヶ所村間の乗り合いタクシーは料金一括3000円、前日の17時まで予約が必要です。各自での予約申込みをお願いします。
http://www.rokkasho.jp/index.cfm/10,7301,31,124,html

帰路の七戸十和田及び三沢空港までのバス送迎はバス手配の都合上、村内見学に参加された方のみに提供させて頂きます。

<宿泊>
六ヶ所村村内の宿泊施設は数が限られており、長期滞在者優先で事前の確保が困難であるために、三沢市内にホテルを確保しました。13日の懇親会終了後と14日のセミナー開始に合わせてホテルー六ヶ所村セミナー会場間のバスによる送迎を行います(無料)。できるだけこちらに宿泊頂きますようお願い申し上げます。但し、部屋数には限りがあるので先着順とさせて頂きます。(三沢シティホテル(1泊朝食付 7,236円)

一ヶ月前くらいからは村内の宿泊施設に宿が取れる可能性もございますが、セミナー会場からの移動等に関しては自己責任でお願い申し上げます。

■懇親会

懇親会は一日目の見学終了後に、セミナー会場のスワニーにて開催致します。地元の美味しい食材での料理とお酒を準備しておりますのでぜひご参加いただきますようご案内申し上げます。懇親会費は5,000円を予定しております。
尚、三沢のホテルへの送迎は懇親会終了後になりますので、三沢に宿泊希望で懇親会に不参加の方にはご不便をお掛けすることになりますがご了承下さい。

■申込方法

申込書(様式Wordファイル)に必要事項をご記入の上、電子メールの添付ファイルにて申込先へ提出下さい。
整理の都合上、タイトルに「HMS研究部会2018年夏期セミナー参加申し込み」とだけご記入ください。

問い合わせ先/参加申込書送付先
東北大学大学院工学研究科 量子エネルギー工学専攻 高橋 信
E-mail:makoto.takahashi@qse.tohoku.ac.jp
TEL:022-795-7920

参加申込期限:6月22日(火)

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