77.意見受付公告:外部ハザードに対するリスク評価方法の選定に関する実施基準:201*

日本原子力学会標準委員会は下記の標準を作成中です。
このたび原案がまとまりましたので,制定前に一般の皆様をはじめ多方面の方々のご意見受付いたします。
本標準にご関心をお持ちの方は内容をご検討いただき,「5.」に基づいてメールにてご意見をお寄せ下さい。

1.標準名称

名称
外部ハザードに対するリスク評価方法の選定に関する実施基準:201*

2.概要

 外部ハザードに対するリスク評価方法の選定に関する実施基準:201*は,日本原子力学会が標準委員会・リスク専門部会にて,原子力発電所に対する外部ハザードの同定,それぞれに相応しいリスク評価方法を選ぶ一連のプロセスを実施基準として規定し,リスク専門部会,標準委員会での審議を経て策定・発行したものです。

 2011 年3 月に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波による福島第一原子力発電所事故以来,地震,津波などの外部ハザードの影響を評価し対策を立てることの重要性が増しています。新しい規制基準においても,自然現象と外部人為事象に対する設計上の考慮を求めているところです。これらの外部ハザードに対するリスク評価については,リスクの大小を見ることだけが目的ではなく,その対策を立てることに大きな目的があるため,全ての外部ハザードに対して確率論的リスク評価(PRA)等の詳細なリスク評価が必要ではなく,リスク評価方法としては,定性的な評価,ハザード分析(発生頻度又は影響),裕度評価,決定論的な炉心損傷頻度(CDF)評価など,様々な方法が考えられます。

 そこで,リスク専門部会では,原子力発電所に対して脅威を与える可能性のある潜在的な外部ハザードを同定し,発生頻度とプラントに対する影響の観点から,それらの外部ハザードに関するリスク評価方法を選定するプロセスを作成しました。これによれば,対象とした全ての外部ハザードに対する原子力発電所の安全性を把握することができ,各ハザードに対する適切な対策の検討につながることが期待できます。

3.ご意見の受付

意見受付開始日
2014年7月4日(金)
意見受付終了日
2014年9月3日(木)

4.お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当

所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

E-mail:sc@aesj.or.jp
Tel:03-3508-1263  Fax:03-3581-6128

5.提出方法及び留意事項 ・提出方法:

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「4.」の「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきます。
その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

6.標準案の閲覧

現在公開しておりません。

7.ご意見とその対応

ご意見はいただいておりません。