65.意見受付公告:使用済燃料・混合酸化物新燃料・高レベル放射性廃棄物輸送容器の安全設計及び検査基準:201*(AESJ-SC-F006:201*)

日本原子力学会標準委員会は下記の標準を作成中です。
このたび原案がまとまりましたので,制定前に一般の皆様をはじめ多方面の方々のご意見受付いたします。
本標準にご関心をお持ちの方は内容をご検討いただき,「5.」に基づいてメールにてご意見をお寄せ下さい。

1.標準名称

名称
使用済燃料・混合酸化物新燃料・高レベル放射性廃棄物輸送容器の安全設計及び検査基準:201*(AESJ-SC-F006:201*)

2.概要

 “使用済燃料・混合酸化物新燃料・高レベル放射性廃棄物輸送容器の安全設計及び検査基準:2006”は,日本原子力学会が標準委員会原子燃料サイクル専門部会輸送容器分科会,同専門部会,同委員会での審議を経て策定・発行したもので,軽水炉型原子力発電所等の使用済燃料,混合酸化物新燃料及び高レベル放射性廃棄物の輸送に使用する輸送容器について,安全設計及び検査の要求事項を規定しています。
  我が国においては,原子力発電所から発生する使用済燃料は再処理し,回収されるプルトニウム,ウラン等を有効利用していくことを基本的考え方としており,使用済燃料の再処理工場等への輸送,再処理から得られたプルトニウムを使用して製造された混合酸化物新燃料の発電所への輸送,及び再処理の結果発生する高レベル放射性廃棄物の処分施設等への輸送は,原子燃料サイクル運営の基本的手段として重要です。これらの輸送に用いられる輸送容器は,輸送法令で厳しい試験条件が課せられているBM 型及びBU 型輸送容器で,容器形状,大きさ及び収納物の性状(固体であり,放射性物質が金属で被覆・封入されている)が類似しているので,日本原子力学会では輸送容器の安全設計及び検査に関する最初の基準作成対象としました。
  この標準の他に,輸送容器の安全設計及び検査基準を規定した標準には,「低レベル放射性廃棄物輸送容器の安全設計及び検査基準:2008」並びに「使用済燃料中間貯蔵施設用金属キャスクの安全設計及び検査基準:2010」があり,それぞれの発行時期に応じた最新の知見の取り込みだけでなく,お互いの関連する記載事項の整合を図っています。今回の改定作業では,これらの関連標準の最新知見の取込みの他に,新規追加の取扱い対象として輸送架台の安全設計及び検査の考え方を整理し,附属書として追加しています。また,輸送架台については,設計及び検査に関する規格・基準類が整備されていなかったことから,固縛装置として自動車運搬固縛指針等に対する適切な強度評価方法について整理を行うことで,輸送架台設計者の利便性を高めています。
  上述のように,この標準で取扱う輸送容器は輸送法令に定められる厳しい試験条件下においても公衆被ばく防止のための安全機能を維持する必要があり,この標準では,軽水炉型原子力発電所等から発生する使用済燃料等の輸送容器の設計及び検査の方法を規定しています。

3.ご意見の受付

意見受付開始日
2012年12月26日(水)
意見受付終了日
2013年2月25日(月)

4.お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当

所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

E-mail:sc@aesj.or.jp
Tel:03-3508-1263  Fax:03-3581-6128

5.提出方法及び留意事項 ・提出方法:

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「4.」の「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきます。
その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

6.標準案の閲覧

現在は公開しておりません。

7.ご意見とその対応

ご意見はありませんでした。