63.意見受付公告:γ線ビルドアップ係数:201○(案)(AESJ-SC-A00*:201*)

日本原子力学会標準委員会は下記の標準を作成中です。
このたび原案がまとまりましたので,制定前に一般の皆様をはじめ多方面の方々のご意見受付いたします。
本標準にご関心をお持ちの方は内容をご検討いただき,「5.」に基づいてメールにてご意見をお寄せ下さい。

1.標準名称

名称
γ線ビルドアップ係数:201○(案)(AESJ-SC-A00*:201*)

2.概要

この標準は,一般社団法人 日本原子力学会が標準委員会基盤・応用技術専門部会放射線遮蔽分科会,同専門部会,同委員会での審議を経て制定したもので,点減衰核法による光子(X・γ線)(以下,“γ線”という。)の遮蔽計算時のビルドアップ係数を規定するものです。

 γ線ビルドアップ係数は,線源から放出されたγ線が評価点まで一度も衝突することなく到達する線量に対する,散乱線を含めた線量の比で定義される量であり,RIのγ線遮蔽計算で広く利用されている点減衰核法で使われるデータです。米国原子力学会の標準委員会がγ線減衰係数とビルドアップ係数の標準データを1991年に公刊してから20年経過しており,γ線遮蔽計算で評価すべき線量が実効線量や1センチメートル線量当量になり,それに該当するデータが必要になってきました。また,ビルドアップ係数を評価する計算法も進歩してきました。この標準では,28種類の物質に対して,γ線エネルギーが0.015MeV(高原子番号の物質では0.03MeV)から15MeVまでの遮蔽厚さが100mfpまでの5種類の線量に対するインバリアント エンベッディング法によるビルドアップ係数と遮蔽厚さのフィッティング式であるGP近似式のパラメータを示しています。また,γ線点減衰核法の計算で必要とされる線量換算係数及び遮蔽材のγ線減衰係数を示しています。

3.ご意見の受付

意見受付開始日
2012年10月1日(月)
意見受付終了日
2012年11月30日(金)

4.お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当

所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

E-mail:sc@aesj.or.jp
Tel:03-3508-1263  Fax:03-3581-6128

5.提出方法及び留意事項 ・提出方法:

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「4.」の「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきます。
その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

6.標準案の閲覧

現在は公開しておりません。

7.標準案の閲覧

ご意見はありませんでした。