59..意見受付公告:ピット処分及びトレンチ処分対象廃棄物の放射能濃度決定に関する基本手順:201X(案)

日本原子力学会標準委員会は下記の標準を作成中です。
このたび原案がまとまりましたので,制定前に一般の皆様をはじめ多方面の方々のご意見受付いたします。
本標準にご関心をお持ちの方は内容をご検討いただき,「5.」に基づいてメールにてご意見をお寄せ下さい。

1.標準名称

名称
ピット処分及びトレンチ処分対象廃棄物の放射能濃度決定に関する基本手順:201X(案)

2.概要

この標準は,原子力発電所の運転及び解体に伴い発生するピット処分及びトレンチ処分対象廃棄物の放射能濃度決定方法について,基本的な手順をまとめたものです。
 原子力発電所の運転に伴い発生するピット処分対象廃棄物の放射能濃度決定方法については,平成4年に原子力安全委員会が了承した基本的な方法に基づいて,実際に運用されており,そこで使用されているスケーリングファクタ法をはじめとする放射能濃度決定方法は,標準化の形で整理し,“放射性廃棄物の放射能濃度決定方法−原子力発電所から発生する低レベル放射性廃棄物の放射能濃度決定方法に関する基本手順:2007−浅地中ピット処分廃棄物について−”(AESJ-SC-F010:2007)として発行しております。
 その後,原子力発電所の解体に伴い発生する放射性廃棄物の放射能濃度決定方法についても検討が行われ,さらにトレンチ処分対象廃棄物の放射能濃度決定方法も,十分な知見も得られてきました。このため,新たに埋設処分する廃棄物の放射能濃度決定方法の検討に,これらの知見を反映していくことは有意義かつ合理的であると考え,上記の標準を改定し,新たに発行することとしました。
 主な改定内容は,解体廃棄物中の放射性核種には,放射化による生成が含まれており,放射化計算を用いて放射能評価を行う方法を加えたこと,解体廃棄物の場合,廃棄体になる前に放射能測定を行うことが有効なので,これを加えたことです。この標準の制定の経緯や放射能評価方法の検討の背景については,解説に記載しました。

3.ご意見の受付

意見受付開始日
2011年12月20日(火)
意見受付終了日
2012年2月20日(月)

4.お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当

所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

E-mail:sc@aesj.or.jp
Tel:03-3508-1263  Fax:03-3581-6128

5.提出方法及び留意事項 ・提出方法:

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「4.」の「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきます。
その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

6.標準案の閲覧

閲覧終了