53.意見受付公告:返還廃棄物の確認に関する基本的考え方(改定案)

※この標準案はご意見の受付期間を終了しております。下記は参考までにご覧下さい。

1.標準名称

名称
返還廃棄物の確認に関する基本的考え方(改定案)

2.概要

我が国では,エネルギー・セキュリティー確保,高レベル放射性廃棄物量低減などの理由から,原子力発電所で使用した核燃料(使用済燃料)を再処理(化学的方法により核燃料物質を抽出・分離すること)し,使用済燃料に含まれる核燃料物質を取り出して,成型加工し,再び原子力発電所で利用することとしています。
この使用済燃料の再処理について,日本の電気事業者は,日本原燃(株)が青森県六ヶ所村に建設を進めている再処理工場の運転を開始するまでの間の経過措置として,イギリスとフランスの再処理事業者に使用済燃料の再処理を委託しています。この契約において再処理時に発生する各種の放射性廃棄物を日本が引き取ることとなっており,日本に返還される廃棄物を返還廃棄物といいます。
使用済燃料の再処理で発生する放射性廃棄物のうち,高レベル放射性廃棄物のガラス固化体についてはフランスからの返還実績はありましたが,イギリスから高レベルの放射性廃棄物ガラス固化体,フランスから低レベルの放射性廃棄物(固型物収納体)の返還が予定され,返還数量が増加すること,また低レベルの放射性廃棄物については高レベルの放射性廃棄物ガラス固化体とは性状も異なることを踏まえて,返還される放射性廃棄物の合理的な確認の基本的考え方,確認項目,確認方法及び品質保証方法について規定することが重要と判断し,返還廃棄物の確認の基本的考え方を規定した標準を2007年に制定しました。
今回,フランスから返還される予定の低レベルの放射性廃棄物ガラス固化体をこの標準の適用範囲に追加するために標準を改定しようとするものです。

3.ご意見の受付

意見受付開始日
2011年4月18日(月)
意見受付終了日
2011年6月17日(金)

4.お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当

所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

E-mail:sc@aesj.or.jp
Tel:03-3508-1263 Fax:03-3581-6128

5.提出方法及び留意事項 ・提出方法:

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「4.」の「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきます。
その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

6.標準案の閲覧

現在公開しておりません。

7.ご意見とその対応

ご意見はありませんでした。