40.意見受付公告:原子力発電所の停止状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA 編):200X(改定案)

※この標準案はご意見の受付期間を終了しております。下記は参考までにご覧下さい。

1.標準名称

名称
原子力発電所の停止状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA 編):200X(改定案)

2.概要

原子力発電所の停止状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA 編):200X は,(社)日本原子力学会が標準委員会発電炉専門部会の下に停止時PSA 分科会を設けて検討し,標準委員会の組織変更に伴い,リスク専門部会及び標準委員会での審議を経て策定・発行したものです。
この標準は,原子力発電所の停止状態における内的事象に関する安全性を総合的に評価することを目的に実施する確率論的安全評価(PSA)のうち,炉心損傷の発生頻度までを評価するレベル1 のPSA を実施する場合の要件及びそれを満たす具体的な方法を実施基準として規定したものです。
本標準は,“原子力発電所の停止状態を対象とした確率論的安全評価手順:2002”が発行後5年経過したことから改定するものであり,この発行以降,国内において実施されてきた停止時PSA での実績やその後の新しい技術的知見,及び“原子力発電所における確率論的安全評価(PSA)の品質ガイドライン(試行版)”の性能要求を受けて策定された出力運転時レベル1PSAの実施基準である“原子力発電所の出力運転状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA 編):2008”の策定における議論を踏まえ,改定を行いました。
同標準の改定に当たっては,PSA 技術の向上を反映させるとともに,品質や透明性の確保がより適切に行われるよう,要求事項の見直しを行いました。
さらに,“原子力発電所の出力運転状態を対象とした確率論的安全評価に関する実施基準(レベル1PSA編):2008”と同様に,PSA の結果を意思決定に利用する場合に,特に手法やデータに伴う限界及び不確実さを十分に認識し,利用目的に応じて決定論的な解析や専門家判断などPSA 以外の参考情報と適切に組合せて判断することが重要であることを踏まえて,こうした判断に必要なPSA 実施過程での前提条件や不確実さの情報が明示されるべきことにも留意しました。

主な内容は次の通りです。

1.適用範囲,2. 用語及び定義及び略語,3. 停止時レベル1PSA の実施手順及び妥当性の確保,4. プラント情報の調査,5. プラント状態(POS)の分類,6. 起因事象の選定及び発生頻度の評価,7. 成功基準の設定,8. 事故シーケンスの分析,9. システム信頼性解析,10. 人間信頼性解析,パラメータの作成,12. 事故シーケンスの定量化,13.不確実さ解析及び感度解析,14. 文書化

3.ご意見の受付

意見受付開始日
2009年12月25日(金)
意見受付終了日
2010年2月24日(水)

4.お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当

所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

E-mail:sc@aesj.or.jp
Tel:03-3508-1263 Fax:03-3581-6128

5.提出方法及び留意事項 ・提出方法:

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「4.」の「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきます。
その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

6.標準案の閲覧

現在公開しておりません。

7.ご意見とその対応

1名の方から17件のご意見をいただきました(PDF 193KB)