30.意見受付公告:原子力発電所の高経年化対策実施基準(案)

※この標準案はご意見の受付期間を終了しております。下記は参考までにご覧下さい。

1.標準名称

名称
原子力発電所の高経年化対策実施基準(案)

2.概要

原子力発電所を長期にわたって運転していく場合,安全性・信頼性を維持していく上で,運転年数の増加に伴い発生又は進展する経年劣化事象に主眼を置き,技術的検討を行い,必要な対策を講じることは不可欠です。
この基準は,平成19年3月に,原子力発電所の高経年化対策実施基準:2007として初版を発行しました。
初版では,運転開始30年以降を念頭においた高経年化対策の実施方法を規定していましたが,原子力発電所に対する新検査制度との連携のため,速やかに改定作業を行いました。
今回は主に以下のような点について改定を行いました。
まず,高経年化対策の定義を見直し,運転期間に応じた経年劣化事象に対する活動内容を整理し,保全プログラムと連携した実施内容を規定しました。
さらに,高経年化技術評価を実施した原子力発電所の知見を基に原子力発電所を構成する機器ごとに想定される経年劣化事象を「経年劣化メカニズムまとめ表」として取りまとめ,附属書(規定)とするとともに,経年劣化メカニズムまとめ表に基づく経年劣化管理を運転初期から実施することを要求事項としました。
また,10年ごと及び運転開始30年以降の高経年化対策について,それぞれ経年劣化事象に対して実施する標準的な評価の手法を規格化し,附属書(規定)としました。
 この基準は,軽水型原子力発電所の運転・管理を行う事業者が,原子力発電所を構成する構築物,系統及び機器に対する運転初期からの経年劣化管理,10年ごとの経年劣化管理,高経年化対策検討,長期保全計画に基づく保守管理の活動について規定したものです。

主な内容は以下の通りです。

適用範囲,定義,最新知見及び運転経験の反映,運転初期からの経年劣化管理,10年ごとの経年劣化管理,高経年化対策検討,長期保全計画に基づく保守管理,高経年化対策検討の再評価,高経年化対策検討の変更,経年劣化メカニズムまとめ表 等

3.ご意見の受付

意見受付開始日
2008年 9月26日(金)
意見受付終了日
2008年11月25日(火)

4.お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当

所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

E-mail:sc@aesj.or.jp
Tel:03-3508-1263 Fax:03-3581-6128

5.提出方法及び留意事項 ・提出方法:

ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「4.」の「ご意見提出先」ご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきます。
その際,ご意見中に,個人に関する情報であって特定の個人が識別され得る記述がある場合及び法人等の財産権等を害する恐れがある場合には,該当場所を伏せさせていただく場合があります。

6.標準案の閲覧

現在公開しておりません。

7.ご意見とその対応

ご意見はありませんでした。