第9回研究会

講演3<講演資料>
  講演タイトル:原子力水浄化装置の性能改善
        荏原製作所 出水丈志氏

講演概要:原子炉浄化装置に採用されているろ過脱塩装置の構造、機能と性能改善への取り組み状況を紹介した。性能向上には流れの制御と均一なプリコートが重要であり、3段整流板を採用することで一方向流れを形成するとともに、低濃度で一定なプリコートスラリーを供給することで均一で良好なプリコート層が形成できる。エアバンプとエアスクラビングにより良好な逆洗性を得ている。さらに粉末カチオン樹脂の粒径制御によりアニオン/カチオン比を大きくすることで貫流イオン交換容量を増やせる可能性があることが示された。