第8回研究会

講演5
  講演タイトル:BWRプラント高流速部へのスケール(クロム酸化物)付着挙動
        (株)東芝 山崎健治氏

講演概要:BWRプラント高流速部の流動影響によるスケール付着挙動を模擬して 、表面性状や部品形状の違いによりクロムの付着・析出挙動について試験を行った 。
その結果、高流速条件下では、材料の表面粗さの違いによる影響は認められなか ったが、材料の表面加工法によってスケールの付着挙動が変化し、機械加工を工夫 することにより、流動影響によるスケール付着が抑制できることが示唆された。
ま たエッジ形状を持つ部品におけるクロムの析出と流動への影響確認試験結果では、 エッジの形状が,通常の面取り⇒面取り無し⇒R小⇒R大,の順に付着が小さくな ること。
また流動解析の結果を用いて再付着点がなくなる形状とすることによって 、流動に影響しない設計が可能であると報告がなされた。