第８回研究会

講演４＜講演資料＞
　 講演タイトル：ＰＷＲ２次系機器スケール付着挙動と抑制対策の適用への取り組み
　　　　　　　　三菱重工業（株）　石原伸夫氏

講演概要：ＰＷＲでは蒸気発生器（ＳＧ）器内のスケール付着が進行するとでは伝熱性能低下や伝熱管腐食の要因となる、また給水ポンプのスケール付着が進行すると、駆動蒸気量が増加しプラント出力に影響がでるなどの問題が生じる。
スケールの付着抑制対策としては鉄濃度の低減が図れる２次系給水の高ｐＨ運転が有効である。
海外プラントでは、最近、分散剤としてポリアクリル酸をＳＧ器内に添加し、鉄を水中に保持することにより、ＳＧ器内のスケール付着を抑制するというプラントもある。
一方スケール除去法については、多様な方法があるが、国内では希薄キレート剤によるＳＧ2次側洗浄の導入が進みつつある。