第8回研究会

講演1<講演資料>
  講演タイトル:PWR2次系統水エタノールアミン処理運転実績
        関西電力(株) 田邊哲也氏

講演概要:関西電力の原子力発電所では、蒸気発生器(SG)への鉄持込低減対策として給水処理薬品にエタノールアミン(ETA)を採用している。
また最近では給水ETA濃度を従来よりも更に高める高pH運転を実施しており、SG器内の鉄低減に効果をあげている。
高pH運転は給水鉄濃度の低減には有効であるが、復水のイオン負荷が増加するため、実機適用時には、復水処理装置の最適な通水処理量を調査するため、水質調査を実施した。
その結果、高pH運転適用後もSG器内不純物濃度に大きな変化はなく、また給水鉄濃度も1〜2ppb程度まで低減することができた。