第4回研究会

講演3<高木氏講演資料> <勝村教授講演資料>
  講演タイトル:水の放射線分解シミュレーションに係わる研究活動と今後の課題
        鞄月ナ 高木純一 氏

講演概要:軽水炉冷却材の放射線分解と電気化学に関する国際ワークショップの発足の経緯、これまでの取組み、および成果について報告があった。これまでの取組みの成果として、ラジオリスモデルと腐食電位モデルの開発、および炉外での測定による解析結果の妥当性の検証が挙げられる。また、問題点としては、G値と反応速度定数の精査、線量率分布の詳細評価、Mixed Potential Modelの適用限界等が挙げられる。
 今後の課題として、炉内ECP測定による解析モデルの妥当性の検証、および炉内全域の予防保全効果の予測評価等が挙げられるとの報告が有った。
 また、勝村東大教授より、これまでの高温放射線反応実験の概要と高温実験データの必要性、および拡散モデルとモンテカルロ計算によるG値の理論計算、計算と実験結果の比較に関する最新の研究報告があった。