開催日時:平成19年8月7日 13:30〜17:30
開催場所:東京電力株式会社 本店本館7階 原子力運営管理部会議室
出席者:内田(JAEA),勝村(東大),山崎(東芝),石榑(JRIA),乙葉(日本原電),瀧口(日本原電),高木(東芝),布施(日立GEニュークリア・エナジー),塩川(三菱重工),平野(電中研),磯部(三菱マテリアル),長尾(元・東芝),高松(千葉科学大),佐藤(中電),鈴木(東電),宮澤(東電)【敬称略,順不同】
議事:
(1) 運営委員の変更について
以下の通り運営委員の変更があり了承された。
庶務幹事,定例研究小委員会:東京電力 鈴木 (旧 東京電力 原口)
幹事(新規):中部電力 佐藤
(2) 第2回水化学部会総会について
庶務幹事(東芝 高木氏)より第2回総会の議事次第案について提案がなされ了承された。総会議事録承認および運営委員会活動報告は口頭にて紹介し,議事録は部会ホームページに掲載することとした。
また総会開催案内は部会員メーリングリストを作成して配布することで了承された。
(3) 第2回定例研究会について
第2回定例研究会ホスト(三菱重工 塩川氏)より第2回定例研究会の議事次第案について提案され,以下の通り了承された。
@ 開催日時および開催場所:
(開催日時)平成19年10月26日 13:30〜17:10
(開催場所)三菱重工業株式会社 横浜ビル33階 3310会議室
A 議題:「試験・研究に係わる基盤技術開発」を基調テーマとし,流れ誘起腐食(FAC)に関する基礎研究2件,及び,照射化学に関する実験研究2件の講演を行う。
B 講演資料の公開:講演者の許可を得た上で部会ホームページに掲載する。
C 開催案内:部会ホームページに掲載する他,メーリングリストにて部会員に配布する。
また,第3回定例研究会ホスト(東芝 山崎氏)より,テーマおよび開催時期について提案され,テーマを「被ばく低減」,開催時期をH20.2.20以降で調整することで了承された。
(4) H20年度サマーセミナーについて
H20年度サマーセミナーホスト(三菱重工 塩川氏)より,サマーセミナー開催にあたっての調整事項について提案され,開催時期および会場を調整のうえ次回運営委員会にて議論することで了承された。
(5) 水化学標準制定の進め方について
内田部会長,標準小委員会(電中研 平野氏)より水化学管理標準制定の進め方について紹介があり,部会として以下の通り対応することを確認した。
@
手引き書は学会標準として公開することを目標に今後の活動を行う。
A
分析標準法はJISとして公開することを目標に今後の活動を行う。
B
部会内に設置した標準小委員会は,名称を「化学管理小委員会」に変更する。
(6) アジア水化学シンポジウム2009について
中部電力 佐藤氏より,第4回アジア水化学シンポジウムの会場候補等について提案され,開催時期はH21年10月中旬以降を軸に調整することで了承された。
(7) 水化学部会ホームページ・部会報について
広報・編集小委員会(日立 布施氏)より,部会ホームページ・部会報の作成について紹介があった。
@ ホームページは枠組みが完成しており,部会長の挨拶文をもって学会web siteの部会欄に正式登録する予定。その後は随時更新。
A 部会報は近日第1号を発行し,ホームページに掲載予定。
(8) 腐食防食協会国際シンポジウムでのパネル討論等の共催について
内田部会長より,腐食防食協会 材料と環境2008(期間:H20.5.13〜15,場所:大宮)において開催される「Asian-Pacific Symposium on Corrosion in Nuclear Power Systems」において,水化学部会との共催で「応力腐食割れと水化学(仮題)」と際するパネル討論を開催することについて提案され,了承された。
(9) 環太平洋原子力会議について
内田部会長より,第16回環太平洋原子力会議(2008.10.13-17 開催場所:青森県)における”Corrosion & Water Chemistry”分野の準備状況について,水化学として合計4セッションでの構成を検討していることの紹介があった。
(10) 部会等運営委員会の委員推薦について
内田部会長より,原子力学会 部会等運営委員会について,水化学部会より委員を推薦することについて提案され,庶務幹事にて対応することが了承された。
(11) 秋の大会企画セッションについて
内田部会長より,秋の大会において開催される水化学部会企画セッションのパネル討論予稿について紹介があった。
(12) 学会編集委員会からの依頼について
内田部会長より,原子力学会編集委員会からの学会誌記事執筆依頼について紹介があり,以下の通り対応することで了承された。
(1) 水化学に関する連載講座,水化学ロードマップの解説記事について投稿する。
(2) 取りまとめ箇所を広報・編集小委員会とする。
(13) 春の年会企画セッションについて
○ 企画幹事(原電 瀧口氏)より,春の年会において開催する企画セッションついて提案され,SWISをテーマとすることで調整し,次回運営委員会で調整結果を紹介することで了承された。
(14) 各小委員会の委員募集について
ZWIS小委員会(三菱マテリアル 磯部氏)より,小委員会の委員募集方法について意見が出され,以下の通り募集することで了承された。
(3) 募集方法:部会ホームページにて募集案内を掲載し,希望者を委員とする。
(4) 委員資格:水化学部会会員であることが望ましいが,部会員であることに限定せず広く募集する。
(15) その他
○ 次回運営委員会の開催は10/26AMとする。
以上
開催日時:平成19年10月26日 11:30〜13:30
開催場所:三菱重工業株式会社 横浜ビル 3305会議室
出席者:内田(JAEA)、勝村(東大)、山崎(東芝)、石榑(JRIA)、乙葉(日本原電)、瀧口(日本原電)、塚田(JAEA)、鈴木(東電)、宮澤(東電)、塚本(関電)、高木(東芝)、布施(日立GEニュークリア・エナジー)、平野(電中研)、長尾(元・東芝)、高松(千葉科学大)、久宗(日本原電)、塩川(三菱重工)【敬称略,順不同】
議事:
(1)第一回運営委員会議事録について
参考として議事録が紹介された。
(2)第2回水化学部会総会議事録(案)ついて
庶務幹事(東電 宮澤氏)より第2回総会の議事録(案)が紹介された。
各出席者が内容を確認しコメントがあれば庶務幹事(東電 宮澤氏)まで連絡することで了承された。
(3)日本原子力学会2007年秋の大会「水化学部会企画セッション」
セッション座長(東芝 山崎氏)より議事録の紹介があった。会場は満席(約70名)と盛況であったこと、東大関村先生から貴重な提言をいただいたことなど当日の概要が紹介された。当日の原稿は発表者の同意を得た上で水化学部会のホームページに掲載することとした。内田部会長から、さらに議論を深めるべく引き続きロードマップをフォローアップしていくことが示された。
(4)第3回水化学部会総会 開催案内
H20年3月26〜28日に大阪大学において春の年会が開催され、それに合わせて水化学部会総会を行うことが内田部会長より提案され了承された。時間は30分程度で、部会長報告、前回報告、各委員会報告を行うと共に、役員交代の有無確認、承認をメールで行うことなどの事前準備について議論された。また、水化学部会の入会者がどの程度あるのかフォローする必要があるとの提案があり、財務幹事(東芝 高木氏)により確認することとなった。
(5)ロードマップフォローアップ運営方針(案)
勝村副部会長(東大)より運営方針の紹介があり、メンバー構成は今後調整し、閉じた形としないこと、幹事役を決定する必要があること、メンバーが決まれば会合の日程を調整することが提案され了承された。
(6)水化学ロードマップの具体的展開とその発信について(案)
企画幹事(日本原電 瀧口氏)よりロードマップの今後の具体的展開のための活動として、水化学ロードマップおよび課題別ロードマップ/説明書の作成・発行・改訂、その普及、他のロードマップとの連携、それらの計画立案と実行案の紹介があった。また、課題別ロードマップ/説明書の実施例として炉内SCC環境緩和技術・評価技術に係わるロードマップでの解説書(案)の紹介があった。ロードマップの基本的考え方、学協会の係わり方、ロードマップの検討をどのように進めていくかについて今後も議論を進めていくこととなった。
(7)原子力学会春の大会 企画セッション提案書
構造材/水相互作用(SWIS)小委員会委員長(JAEA 塚田氏)より材料部会との合同企画セッションの案について紹介があった。高経年化の中の構造材料の腐食機購の研究を中心として、講演を4件、パネル討論は講演者に更に5名を加えて行うこと、今後調整を進めることが紹介された。セッションタイトルについては、材料部会と合同で行うことから水化学もイメージできるよう考慮することとなった。
(8)水化学国際会議検討WGの設置について
企画幹事(日本原電 瀧口氏)より、2014年もしくは2012年に水化学国際会議を日本で開催することについて検討するため、頭書WGの設置の提案がされ了承された。2008年のベルリンで開催される水化学国際会議での議論に臨むため、年度内に方向性を決定する必要があり、2月の運営委員会で議論することとなった。瀧口氏より提出された提案書について、意義・可能性、開催場所、選定理由、その他運営方針について、各委員からの意見をメールで回答することが提案され了承された。また、日本での開催は98年であり以降10年ほど開催しておらず、国際的な存在感が薄れることなどから開催の意義はあること、開催するにしてもボランティアは難しくなっており、専門業者に委託するなど経済的に可能かなど見極めをつける必要があるとの意見が出された。
(9)原子力発電の運用管理に係わる「水化学管理分科会」の設置について(案)
化学管理小委員会委員長(電中研 平野氏)より、水化学管理の最新の知見を取り入れたガイドラインの策定のための分科会の設置についての案が紹介され、11月16日の学会説明での承認後正式設置となること、委員は全電力が参加することとし調整中であること、今後国への説明も行う予定であることが紹介された。尚、目的で「従業員の被ばく低減」との記載があり、「従業員」を削除し限定しない表現とすることとなった。
(10)水化学部会 第三回定例研究会 開催案内
第三回定例研究会の幹事(東芝 山崎氏)より、基調テーマを「被ばく線源低減」とし、プラントメーカ3社からは技術的な取り組み状況の紹介、電力2社からは戦略的な取り組みの紹介、国からは国内外の状況も踏まえた国としての議論の紹介を、ロードマップでの取組みも含めて実施する案が提案され了承された。開催時期について協議した結果、第一案が3月5日、第二案が3月7日となった。
(11)平成20年度水化学部会サマーセミナー会場候補比較検討
次年度サマーセミナーの幹事(三菱 塩川氏)より、次回サマーセミナーの開催場所と日程について比較検討した案が紹介され、会場は福井市のフェニックスプラザ、日程は7月15日〜17日で開催されることが承認された。
また見学先も若狭地区の候補先で検討を進め、今後セミナーの議題について協議を行うこととなった。
(12)アジア水化学シンポジウム2009について
開催幹事(中部電力 佐藤氏)の代理として東電宮澤氏より、アジア水化学シンポジウム2007終了時に、来年10月下旬〜11月初旬に日本(名古屋)で開催する旨アナウンスして満場一致で了承されたことの紹介があった。また、会場はメルパルク名古屋で検討を進めており、日程の調整の結果10月28日〜30日を第一候補とすることが承認された。
(13)広報・編集小委員会活動報告
広報・編集小委員会委員長(日立GEニュークリア・エナジー 布施氏)より、メール送信用アドレス管理案の提案があり、ホームページに準備するmail to コマンドへのリンクは部会員への公開は行わず、広報・編集小委員会から会員への連絡用のみ使用することで了承された。また、ホームページ上での会員登録のやり方の提案、部会用PCの購入の報告があり承認された。
学会誌に軽水炉プラントの水化学に関する連載講座を掲載する企画書案として、水の特性を水化学の観点から基礎と応用について全10回に分け幅広く紹介する案が紹介され承認された。
(14)原子力学会誌 水化学ロードマップ解説記事掲載
内田部会長より水化学ロードマップの解説記事を学会誌に掲載することについて紹介があった。
(15)第16回 環太平洋原子力国際会議 水化学関連セッション
内田部会長より頭書の件につき国内からの投稿状況について紹介があった。
(16)原子力学会・学会誌 Webアンケートのモニター選出の件
庶務幹事(東電 鈴木氏)より学会誌の5期目のモニター10名の募集の依頼があったことが紹介された。9月〜11月号についてのアンケートにホームページ上で回答することとなり、各組織より候補者を鈴木氏まで連絡することとなった。
以上
開催日時:平成20年6月13日(金) 10:00〜13:20
開催場所:電力中央研究所 狛江地区 本館2階 ゲストカンファレンスルーム
出席者:内田(JAEA),勝村(東大),山崎(東芝),石榑(JRIA),乙葉,目黒,瀧口,久宗(日本原電),宮澤(東電),塚本(関電),高木(東芝),高松(千葉科学大),長尾(元・東芝),布施(日立GEニュークリア・エナジー),荘田(三菱重工),塚田(JAEA),磯部(三菱マテリアル),平野,佐藤(電中研)【敬称略,順不同】
議事:
(1)
平成20年度サマーセミナーについて(報告:ホスト/三菱重工殿)
H20年度サマーセミナーホスト(三菱重工 荘田氏)より,サマーセミナー開催にあたっての準備、対応状況の報告がなされた。以下について更に調整することとなった。
@ 現状79名の参加申し込みがあり、経費的には計画予算内に収まる見通しである。
引き続き、締め切りを6月末まで延期し、参加PRを継続する旨、紹介があり了承された。なお、主査より、特に、学生および参加登録の無い研究機関への参加の働きかけを継続して頂きとの要請があった。
A 見学会参加人数は28名でほぼ定員である。
B ポスターセッションは目標:10〜20件に対し、6件の応募がきている。目標達成に向けて、日限を6/25まで延期することとした。要旨を予稿集に掲載することも併せ、メール等で再度募集案内を出すこととした。
C 水化学部会・運営委員会を2日目の昼食時に開催することとした。
D 領収書発行のためのハンコを準備する。
E
予稿集へのロードマップ関連の記載に関して必要なJNESへの許可申請を怠らないよう配慮する。
(2)
秋の大会企画セッションについて(報告:磯部委員)
磯部委員より,秋の大会において水化学部会合同企画セッションが9月4日13:00から14:00にK会場で開催されることが決定したと報告があり、予稿集案について紹介があった。
(3)
第5回定例研究会について(審議:ホスト/JAEA殿)
第5回定例研究会ホスト(JAEA塚田氏)より第5回定例研究会の議事次第案について提案され、以下の通り了承された。開催日時、場所は下記の通りである。
@ 開催日時:2008年10月20日(月)13:30〜17:00(運営会議10:00〜13:00)
A
開催場所:日本原子力研究開発機構 システム計算科学センタ 7階大会議室
東京、上野
B
議題:基調テーマを「流れ加速型腐食(FAC)の管理、研究、モデル、規格」とし、PWR実機関係2件、基礎実験関係1件、モデリング関係1件および規格関係1件の講演を行う。
(4) 小委員会活動について(報告)
@
化学管理小委員会
平野委員より活動報告がなされた。化学管理小委員会活動の一環として「水化学管理の体系化」を目的として、(仮称)水化学管理リファレンス・ブックを作成することの動議がなされ、了承された。賛同を得たことから、今後、活動を開始することとなった。
A
ロードマップフォローアップ小委員会
勝村副主査よりロードマップのブラッシュアップ、およびプロジェクトの頭だしがなされつつあることの活動報告がなされ、了承された。
B
SWIS小委員会(塚田委員)/ZWIS小委員会(磯部委員)/被ばく・廃棄物低減小委員会(江河委員)
3小委員会を代表して塚田委員より、「水化学」部会小委員会の参加メンバー募集案内(案)について紹介された。本件はロードマップフォロー小委員会から要請を受けており、募集要項は6月末までに作成して、ホームページに掲載することが了承された。
C
「水化学」部会 部会報(広報・編集小委員)
広報・編集小委員の布施委員より、水化学部会報第二号の目次案が紹介された。構成については、巻頭言、発電プラントにおける水化学の重要性等の原案に加え、燃料・化学相互作用小委員会の報告、サマーセミナー概要を追加することとし、了承された。
(5)
部会規約変更および内規制定について(審議:庶務幹事/東電)
庶務幹事(東電 鈴木氏代理宮澤氏)より水化学部会規約(変更案)および水化学部会運営委員会内規(案)が紹介され、また、部会運営委員会委員選挙の投票方法について審議された。なお、主な規約(変更案)は、以下の通りである。
@
第7条2 :部会長、副部会長および幹事の任期は2年とする。
A
第7条3 :部会長、副部会長および幹事の選出方法は別に定める。
規約(変更案)、内規(案)は、一部字句を訂正することで了承された。
また、投票方法は、ウェブ投票を中心に検討し、ウェブ投票が難しい場合は、メール投票、あるいは郵送により行うこととなった。
(6)
アジア水化学シンポジウム実行委員会の設置について(審議:企画幹事)
企画幹事(日本原電 瀧口氏)よりアジア水化学シンポジウム2009実行委員会の設置、開催準備のポイント、スケジュールおよび体制について提案され、7月以降、本提案に沿って活動を開始することが了承された。
(7)
水化学国際会議の日本開催について(報告:企画幹事)
企画幹事(日本原電 瀧口氏)より、水化学国際会議の日本開催について提案がなされ、以下の基本事項について了承された。
@
(社)日本原子力学会水化学部会が主催して、2012年あるいは2014年に「水化学国際会議」を日本で開催すべく準備活動を開始する。
A
今後、関係機関の理解・協力・支援を募るため、(社)日本原子力学会企画委員会・理事会の承認を得る。
B
「高経年化対応、燃料高度化、軽水炉高度化に向けた水化学の取組みと次世代型軽水炉への反映を基調テーマとする。
C
今年9月の水化学国際会議国際諮問委員会で主催国として立候補の意思表示をすること。
上記Cに際しては、凡その開催地の予定を表明する必要があり、過去の開催実績、見学施設の魅力、場所の魅力を考慮して審議した結果、北海道(APWR)・青森(再処理)・中国地方(ABWR)を主軸に、ホストとなる機関に説明・協力依頼を行うこととなった。また、会議準備・運営はできるだけ外部専門機関へ委託するなどホスト機関の負担を軽減することとする。
また、事前準備活動を行うため、今後必要に応じアドホックな委員会の設置も考える。
(8) その他 連絡事項等
@
原子力学会関係依頼事項整理リスト
内田部会長より、原子力学会関係依頼事項を整理したリストを作成した旨紹介がなされた。
以上
開催日時:平成20年7月16日 12:05〜13:05
開催場所:福井フェニックスプラザ 401会議室
出席者:内田(JAEA),勝村(東大),山崎(東芝),石榑(JRIA),乙葉,目黒,瀧口(日本原電),高木(東芝),布施(日立GEニュークリア・エナジー),塚田(JAEA),荘田(三菱重工),河村(電中研),磯部(三菱マテリアル),長尾(元・東芝),高松(千葉科学大),中村,塚本(関電),實重(東電)【敬称略,順不同】
議事
(1) 部会規約変更および内規制定について(審議:庶務幹事)
庶務幹事(東電 鈴木氏代理 實重氏)より第4回運営委員会にて審議された,水化学部会規約(変更案)および水化学部会運営委員会内規(案)にかかる訂正内容について紹介され,審議のうえ了承された。
(2) 秋の大会企画セッションについて(報告:磯部委員)
磯部委員より,秋の大会において実施する水化学合同企画セッションにて計画している公演内容,予稿集について紹介があった。
(3) アジア水化学シンポジウムについて(報告:企画幹事)
企画幹事(日本原電 瀧口氏)より,アジア水化学シンポジウム2009に向けた実行委員会の当面の活動案について提案があった。審議の結果,10月7日に実行委員会を開催し,1st CircularのDraftを作成し,10月20日開催予定の第6回運営委員会で承認をえて11月中にこれを関係先に配信することとなった。
(4) 水化学国際会議の日本開催について(報告:企画幹事)
企画幹事(日本原電 瀧口氏)より,水化学国際会議の日本開催に向けた取り組み状況について紹介があった。現在,2012年か2014年の日本開催誘致に向けて,近々,アジア水化学シンポジウム2009とともに電事連大での報告を行うと共に,開催候補地のホスト機関に協力・支援をえるため説明を行う予定であるとのことであった。
(5) 部会合同サマーセミナーについて(審議:鈴木委員 代理實重氏)
鈴木委員代理實重氏より,第2回部会等運営委員会にて核燃料部会から提案のあった,材料部会と水化学部会との3部会合同セミナーの開催提案について紹介があり,以下の通り対応することで了承された。
@ 核燃料部会との窓口を有する磯部委員を通じて,水化学部会の意向を伝えたうえで合同サマーセミナーの開催を検討する。
A 水化学部会では1回/2年の頻度にてサマーセミナーを実施しているほか,定例研究会や小委員会にて適宜議論が交わされている。合同サマーセミナーを含めた効果的な開催方法を模索検討する。
(6) その他連絡事項
@ 勝村副部会長(東大)より,発電炉専門部会がシステム安全専門部会に改組するにあたり,水化学分科会からメンバの選出が必要となることが紹介された。
A 次回運営委員会の開催は10月20日とする。
以 上
開催日時:平成20年10月20日 10:30〜13:00
開催場所:日本原子力開発機構システム計算科学センター 7階大会議室
出席者:内田(JAEA),勝村(東大),山崎,高木(東芝),乙葉,目黒,瀧口,久宗(日本原電),布施(日立GEニュークリア・エナジー),塚田(JAEA),荘田(三菱重工),平野(電中研),磯部(三菱マテリアル),中村(関電),篠原(中部電),實重(東電)【敬称略,順不同】
議事
(1)春の大会企画セッションについて(審議:中村委員)
中村委員より平成21年度原子力学会春の年会にて開催する企画セッションテーマの提案があった。提案内容は基調テーマを『被ばく線量低減に向けての課題と将来の取組みについて』と題して,被ばく線量低減への取組みと今後の課題等にかかる意見交換を行い,今後の被ばく線量低減に向けた水化学技術開発について議論するという内容で、協議の結果、セッションの進め方等一部コメントを計画書に反映し、平成20年11月20日の部会等運営委員会に提案することで了承された。
(2)2009年度夏期3部会合同セミナーについて(審議:磯部委員)
磯部委員より,平成21年7月開催予定の『軽水炉燃料・材料・水化学夏期セミナー』の計画案について紹介があった。水化学部会独自の夏期見学会の候補として合同セミナーの見学候補地(島根3号機)を検討すべく核燃料部会に当該見学の詳細計画を問い合わせることとした。
(3)アジア水化学シンポジウムについて(審議:企画担当幹事)
企画担当幹事から平成20年10月7日に実施した第1回実行委員会での審議内容の紹介と平成20年11月20日開催の部会等運営委員会への提案資料の報告・説明があった。【実行(運営)委員会名簿】,【共催・協賛・後援等申請書】,【開催案内書】,ならびに【予算計画書】の紹介があり,開催案内書の一部修正の行ったうえで,部会等運営委員会に提示することとなった。11月中を目処に1st Circularを関係者に配信し平成21年3月末までを要約提出期限,ならびに平成21年7月末までを原稿提出期限とすることで了承された。
(4)水化学連載講座の原稿進捗状況について(報告:広報・編集担当幹事)
広報・編集担当幹事から連載講座の進捗状況について紹介があった。原稿期限に対して計画通り集約が進んでいるとのことであった。また,原子力学会50周年記念号への寄稿についても紹介があった。
(5)2009年度夏季見学会について(報告:企画担当幹事)
企画担当幹事から平成21年度夏期見学会の開催地候補について提案があった。水化学管理を行ううえで加速器等を用いた分析技術への注目が予想されることから,平成21年度から本格運転を開始するJ-PARC(大強度陽子加速器施設:茨城県東海村)を選定し,諸調整を進めたいとのことであった。本施設の周辺にはJAEA施設,ならびに東京大学施設が隣接していることから,これら施設の見学も併せて実施することを検討することとなった。
(6)水化学国際会議の日本開催について(報告:瀧口委員)
瀧口委員から9月に開催された水化学国際会議における状況報告があった。2010年の開催地は投票によってフランスに決定し,2012年の開催地については2008年のカナダにて行われる水化学国際会議にて投票決定されるとのことであった。
(7)H20年度収支について(報告:財務担当幹事)
財務担当幹事から平成20年度収支予算及び実績見込みの報告があった。
(8)学会発行の領収書作成要領について(報告:庶務幹事)
庶務幹事から第1回部会等運営委員会にて周知された領収書作成要領について紹介があった。アジア水化学シンポジウム参加者のうち,海外参加者への領収書について学会事務局への問い合わせが必要であるとの意見があった。
(9)プログラム編成委員の選出について(報告:鈴木委員 代理 實重氏)
鈴木委員 代理 實重氏から平成20年度プログラム編成委員に山本氏(鞄月ナ),梅原氏(三菱重工),ならびに實重氏(東京電力)の推薦,および山本氏(鞄月ナ)を専門分野リーダに推薦した旨の報告があった。
(10)その他連絡事項
@ 磯部委員から2008年秋の大会にて開催した『核燃料・水化学部会合同企画セッション』の実施報告があった。
A 塚田委員から『燃料/水相互作用小委』『構造材/水相互作用小委』ならびに『被ばく・廃棄物低減小委』のメンバー募集結果の紹介があった。
B 久宗氏から第6回定例研究会は『状態基準保全の支援』を基調テーマとし,2月下旬または3月上旬にて行う計画との紹介があった。
C 企画担当幹事から原子力学会2009秋の大会での水化学部会企画セッションの提案があった。次回運営委員会までに,担当小委員会(燃料/水相互作用,構造材/水相互作用,水化学RMFU)で検討のうえ,決定することとなった。
D 磯部委員から水化学部会第5回水化学サマーセミナーの開催報告を学会誌の部会便りに掲載する旨の紹介があった。
E 鈴木委員代理 實重氏から部会規約変更は,部会総会にて承認が得られた時点で変更となる旨の紹介があった。なお,企画委員会にて部会規約の変更にあたっての手続き方法の標準化を検討しているとのことであった。
F 鈴木委員代理 實重氏から,非学会員,または非部会員から定例研究会に参加希望がある旨の報告があり今後の対応について審議された。非学会員,または非部会員の参加にあたっては,水化学部会への入会を前提に研究会の内容確認を目的とした参加とする旨で了解された。
G 次回運営委員会は第6回定例研究会にあわせて行う。
以 上
開催日時:平成21年3月9日 9:30〜13:00
開催場所:日本原子力発電株式会社 本店2階 第5会議室
出席者:内田(JAEA),石榑(RI協会),勝村(東大),山崎,高木(東芝),乙葉,目黒,瀧口,久宗(日本原電),長尾(元東芝),高松(千葉科学大),布施(日立GEニュークリア・エナジー),塚田(JAEA),荘田(三菱重工),平野(電中研),磯部(三菱マテリアル),中村(関電),渡辺(北海道電),鈴木,實重(東電)【敬称略,順不同】
議事
(1) 平成21年度,22年度の運営委員会の体制について(審議:庶務幹事)
鈴木委員から水化学部会部会運営委員会の体制案について提案があった。運営委員の体制と役割を明確にすることで部会活動の円滑化を図るものであり,部会ホームページへの掲載か規約に付す等することを前提に運営委員各位の意見を集約することとなった。また,選挙管理委員の實重氏より選挙結果の報告があった。
(2) 水化学部会規約の改定案について(審議:庶務幹事)
鈴木委員から規約改定の提案があった。監事の役務を明確にする等の工夫を行い,改定案を再作成のうえ運営委員各位に確認いただくこととなった。なお,運営委員会における審議を行ったうえで,規約改定は9月の【秋の大会】を目処に行う。
(3) 運営委員会内規の改定案について(審議:庶務幹事)
鈴木委員から内規改定の提案があった。委員会構成,選挙方法を合理的な内容にする等の工夫を行うとともに,監事役務の明確化を行った改定案を再作成のうえ運営委員各位に確認いただくこととなった。なお,運営委員会における審議を行ったうえで,内規改定は9月の【秋の大会】を目処に行う。
(4) 春の年会企画セッションについて(審議:中村委員)
3月23日に開催する企画セッションについて関係者との調整結果の報告と,セッションの進め方について紹介があり了承された。
(5) 2009年度夏期3部会合同セミナーについて(審議:磯部委員)
7月開催予定の,核燃料部会,材料部会との合同セミナーのプログラムについて紹介があった。水化学管理は運転段階から行うものではなく,設計段階から介入するものであることを示し,共通の話題について議論が交わせるように,各部会関係者と再調整のうえプログラム構成を検討することで了承された。
(6) アジア水化学シンポジウムについて(報告:企画幹事)
企画担当幹事から平成21年3月2日に実施した第2回実行委員会での審議内容の紹介があった。関係各所に論文投稿,参加登録の再周知の依頼があった。
(7) 水化学連載講座の原稿進捗状況について(報告:広報・編集担当幹事)
広報・編集担当幹事から連載講座の進捗状況について紹介があった。概ね計画通りの進捗であり,7月号への掲載まで作業を終了しているとのことであった。
(8) 各小委員会活動報告(報告:各小委担当)
@ 化学管理小委員会(平野委員)
本委員会の活動経緯と今後の活動方針について報告があった。活動内容が標準委員会と重複しないこと,標準化に向けた戦略策定を立てる必要があることを踏まえて活動方針を再考のうえ次年度以降の活動を検討することとなった。
A 定例研究会小委員会(鈴木委員)
第5回実施結果の報告と今後の活動計画について報告と紹介があった。第7回定例研究会は6月16日若しくは6月23日に三菱マテリアル殿幹事にて桶川工場にて開催することで了承された。
B ロードマップフォローアップ小委員会(勝村委員)
水化学ロードマップ2009作成に向けた工程の紹介があった。安全基盤小委への上程を前提に7月までにロードマップのレビューを行い,水化学部会部会運営委員による確認を6月2日(予定)に行うこととなった。
C 燃料/水相互作用小委員会(磯部委員)
本委員会の活動内容と今後の活動方針について報告があった。定例研究会,合同サマーセミナーとの連携を考慮することとなった。なお,構成メンバーは12名となった。
D 構造材/水相互作用小委員会(塚田委員)
本委員会の構成メンバーの紹介があった。16名体制にて今後活動計画を設定し具体的な活動に着手することとなった。
E 被ばく・廃棄物低減小委員会(中村委員)
第1回小委員会議事録の紹介があり,次回委員会の開催は6月を予定しているとのこと。なお,メンバーは研究機関,プラントメーカ,ならびに電力事業者から構成される15名である。
(9) 平成20年度水化学部会会計報告について(報告:財務担当幹事)
財務担当幹事から平成20年度収支予算,実績および平成21年度予算申請額の報告があった。
(10)
監事からの講評(監事)
長尾監事からは,問題視されるような活動は見受けられなかったうえに,円滑に活動が行われており今後も継続いただきたいとの講評を受けた。
高松監事からは,まだ体制が整っていない小委員会においては活動体制を整えたうえで活発な活動を行っていただきたいとの依頼があった。また,他部会との連携を活発に行い,活動をより向上させていただきたいとの講評を受けた。
(11)
総会準備について(審議:庶務監事)
3月23日の水化学部会総会に向けた資料の準備状況の紹介があった。議事次第の調整を行うとともに,各担当幹事,各小委員会の活動状況の紹介を円滑に実施するために,各委員は紹介資料を庶務幹事に提出することとなった。
(12)
その他連絡事項等
@ 實重氏から部会等運営委員会にて周知された【テキスト,部会報等の事務局保管方法】,【予算外申請手順】,ならびに【専門分野別研究部会規定の改定案】の紹介があった。
A 實重氏からアジア水化学シンポジウムの開催にあたって部会等運営委員会にて開催内容の審議をいただいたところ,財政援助が不要な場合に申請の必要性が不透明であることが判明したため,部会等運営委員会委員長宛に内規等の改訂依頼を水化学部会部会等運営委員会委員の名で行った旨の紹介があった。
B 實重氏から2009年春の年会理事会セッションにて部会等運営委員会からの活動報告に,水化学部会の活動紹介を依頼した旨の報告があった。
C 實重氏から2009年春の年会のポスターセッション審査員として,山本部会員(東芝)を選任した旨の報告があった。
D 石榑顧問から夏季見学会計画案の紹介があった。7月16日・17日にアイソトープ協会滝沢研究所での開催にて計画することとなった。
E 内田部会長から,部会活動を円滑に行うために年間活動実績を作成する旨の提案があった。
F 次回運営委員会は水化学ロードマップ2009の作成に向けて6月2日に行う予定。
以 上
開催日時:平成21年6月16日 11:00〜12:30
開催場所:三菱マテリアル株式会社 桶川製作所 事務本館 2階AB会議室
出席者:内田(JAEA),勝村(東大),山崎,高木(東芝),乙葉,目黒,久宗(日本原電),布施(日立GEニュークリア・エナジー),平野(電中研),磯部(三菱マテリアル),中村(関電) ,實重(東電),渡辺(北海道電)【敬称略,順不同】
議事
(1) アジア水化学シンポジウムの進捗状況について(報告:高木委員)
高木委員から,第3回,および第4回実行委員会での審議結果を踏まえたSecond Circular案の紹介があった。参加登録期限が7月末であることを踏まえ,Second Circularの配布を近日中に行うとのことであった。
(2) 秋の大会に向けた企画セッションについて(報告:内田監事)
内田監事から,秋の大会に向けた企画セッションについて紹介があった。また,FAC関連の技術セッション発表9件についてはプログラム編成の都合上,水化学部会企画セッション会場とは別の場所での発表になるとのことであった。
(3) 夏の研究会(RI協会滝沢研究所)について(報告:定例研究会小委員会担当委員)
實重氏から,夏の研究会(RI協会滝沢研究所)の参加登録状況の紹介があった。6月15日現在で定員60名のところ40名の参加となっている。また,6月25日の参加申込締切り後、参加者に送迎等の案内を送付するとのことであった。
(4) 部会等運営委員会からの周知事項について(連絡:庶務幹事)
實重氏から,部会間での活動状況を紹介・把握することを目的に定型様式にて,昨年度活動実績分から年1回各部会の活動報告を各部会ホームページに掲載することになったとの紹介があった。また,各部会が主催,共催するセミナーなどに関る手続きが不明確であるので,部会等運営委員会にて平成21年度内を目処に規約などへの反映を検討するとのことであった。
(5) 2009年度夏期3部会合同セミナーについて(連絡:磯部委員)
磯部委員から,2009年度夏期3部会合同セミナーについて紹介があった。夏期3部会合同セミナーの参加者数については,6月12日の参加申込締切り後に別途連絡するとのことであった。
(6) 水化学連載講座の原稿進捗状況について(報告:広報・編集担当幹事)
広報・編集担当幹事から,水化学連載講座の原稿進捗状況について紹介があった。
(7) 次回定例研究会の予定について(連絡:中村委員)
中村委員から,次回の定例研究会は2009年11月中旬〜下旬に大阪科学技術センターにて開催し,定例研究会のテーマは【スケール・クラッド付着制御】とすることで計画している旨の紹介があった。定例研究会の開催日については,11月25日(水曜日)を第1候補日とすることで了承された。
(8) 水化学部会部会規約及び運営委員会内規の改訂案について(審議:庶務幹事)
内規改訂案を作成した實重氏から,第7回運営委員会でのコメントを受けた水化学部会部会規約及び運営委員会内規の改訂案について提案があった。今後は,庶務幹事にて9月の【秋の大会】の【水化学部会総会】で承認いただくことを目処に,監事の役務を明確にする工夫を行い,改訂案を再作成のうえメールベースで運営委員各位に審議していただくこととなった。また,運営委員会内規についても,改訂案を再作成のうえメールベースで運営委員各位に審議していただくこととなった。
(9) 水化学部会部会報第三号について(報告:広報・編集小委員会幹事)
広報・編集担当幹事から,水化学部会部会報第三号の原稿執筆依頼状況について報告があった。
(10) 秋の大会における水化学部会総会の議事と準備について(連絡:庶務幹事)
高木委員より,秋の大会における水化学部会総会の議事と準備について紹介があり,議事案について運営委員各位の確認をいただくことになった。
(11)水化学部会将来構想検討WG(仮称)の設置について(報告:勝村部会長)
勝村部会長から,水化学部会将来構想検討WGの設置及びメンバーについての紹介があり,WGの設置及びメンバーについて了承された。
(12)その他連絡事項等
@ 秋の大会の水化学部会総会における各小委員会活動状況の報告に向けて,各小委員会担当は活動状況を総会で紹介できるようにフォローが必要との意見があった。
A 2010年度の水化学部会サマーセミナーに向けての準備を始めるべきであり,次回開催幹事である(株)東芝殿にて諸検討を進めることとなった。
B 次回運営委員会は11月25日に行う予定。
以 上
開催日時:平成22年10月25日 10:00〜13:00
開催場所:金沢勤労者プラザ 203会議室
出席者:勝村(東大)、内田・塚田(JEAE)、山崎・高木・瀧口(東芝)、長尾(元東芝)、平野・河村(電中研)、實重(鈴木委員代理_東電)、渡辺(東北大) 、高松(千葉科学大)、布施(日立GEニュークリア・エナジー)、荘田(三菱)、黒田(関電) 、目黒・久宗(原電)、渡辺(北海道電) 、斉藤(北陸電) 【敬称略、順不同】
議事
(1) 2011年春の大会企画セッションについて(最終確認:塚田委員)
塚田委員から、2011年春の大会企画セッション提案書について、10月29日(金)に学会事務局へ提出するので、提案書の最終確認があった。また、提案書に何か意見等があれば、10月29日(金)までに塚田委員へ連絡すること。学会事務局への提案書の提出は、2010年秋の大会の手違いを踏まえ、提案書提出のルートを明確にするため、企画担当委員から提出することとした。このため、塚田委員から企画担当委員へ提案書をメールにて送付するとともに、CCで部会長・庶務委員にも送付することとした。
(2) アジア水化学シンポジウム2011の日本開催に向けた準備状況について(審議:塚田委員)
塚田委員から、アジア水化学シンポジウム2011については韓国で開催予定であったが、韓国側から開催が困難であるとの連絡があったため、9月27日の臨時運営委員会で来年度日本開催とし、JAEAが事務局となる旨の説明があった。また、アジア水化学シンポジウム2011の開催日程、開催場所等の概要説明があり、開催日程、開催場所等について承認された。
アジア水化学シンポジウム2011の開催については、学会の部会等運営委員会の承認を得る必要があることから、次回部会等運営委員会(11月16日(火)開催)に提案することとした。このため、申請書、予算書、案内(案)、実行委員会名簿(案)を10月29日(金)までに学会事務局に提出することとした。なお、学会事務局への関係書類の提出は、塚田委員→庶務委員→学会事務局とする。また、第1回実行委員会を11月25日(木)10時から日本原電本店(2階第4会議室)で開催することとした。
(3) 「水化学部会活動の将来構想」のフォーアップ、水化学部会の運営に係る体制整備及びNPC PARIS2012開催について(報告:久宗委員、勝村部会長)
久宗委員から、「水化学部会活動の将来構想」のフォーアップ及び水化学部会の運営に係る体制整備について説明があった。
「水化学部会活動の将来構想」のフォーアップについては、水化学部会将来構想検討WGで検討した成果があることから、この成果を内田監事が整理し、次回運営委員会で議論することとした。
勝村部会長から、NPC PARIS2012開催についての紹介があった。また、2014年の水化学国際会議に日本(札幌)開催にあたって、2012年のパリ開催に調査団を派遣することは、これまでの経験から会議とその時に訪問した施設から得られた情報を評価し、共有化するために有効との意見が出され、電力(目黒委員)から過去に調査団を纏めた原産協会にその可能性を打診することになった。なお、2014年の水化学国際会議日本開催の実行委員会はアジア水化学シンポジウム2011終了後に立ち上げることとした。
(4) 平成23年度人事に向けた調整及び平成23年度水化学部会運営委員の選挙について(審議:久宗委員、庶務委員)
久宗委員から、平成23年度人事に向けた調整、渡辺委員から、平成23年度水化学部会運営委員の選挙について説明があり、説明したスケジュール通りに選挙を行うことで承認された。また、選挙管理委員長に實重氏(東電)を選任した。
(5) 水化学部会の報告書の作成について(審議:久宗委員)
磯部委員から,久宗委員から、水化学部会の報告書の作成について説明があった。部会報告書の形を、活動報告とするか、技術報告書とするかの議論があったことから、コアメンバーで報告書の作成方針について調整することとした。なお、コアメンバーについて部会長から、内田監事、山崎副部会長、布施委員、久宗委員を指名した。
(6) 水化学部会企画活動の計画案及び第12回定例研究会基調テーマ及び発表テーマについて(審議:久宗委員、鈴木委員代理_實重氏、河村委員)
久宗委員、實重氏から、水化学部会企画活動の計画案について説明があった。定例研究会については、2011年6月のJAEAについてはアジア水化学シンポジウム2011の開催準備と重複することから、2013年3月の電源開発と入れ替えることが可能かどうか實重氏にて確認することとした。サマーセミナーについては、水化学国際会議の開催が近く、サマーセミナーでは負担が大きいことから、北海道電力の泊3号機ではなく、中国電力の島根3号機(日立GENE・中国電力)とすることとした。なお、2014年の水化学国際会議の札幌開催にあたって、開催地視察のため、2012年10月の定例研究会を四国電力から北海道電力開催とし、以降、開催担当を繰延べることで調整することとした。
河村委員から、第12回定例研究会の開催について説明があり、説明通り承認された。
なお、学会 春・秋の大会で実施している部会全体会議(総会)について、委員各位の負担軽減のため年1回で良いではないか。また、春・秋の大会ではなく、定例研究会に合わせて実施しても良いのでないかとの意見があったことから、庶務委員で検討することとした。
また、定例研究会に部会員外の体験参加を許容しているが、複数回の体験参加は認めない旨を周知することとした。
(7) 平成22年度予算執行に関するお願い及び第6回水化学部会サマーセミナー収支報告について(周知・報告:鈴木委員代理_實重氏)
實重氏から、学会から周知された平成22年度予算執行に関するお願いについて紹介があった。また、第6回水化学部会サマーセミナー収支について報告があった。また、報告書の参加費、昼食代について、招待者、学生は無料とすることの備考欄記載について説明があり、了承された。なお、現金以外で支出する場合、支出に際してのエビデンスが要求されるとの説明があった。今後円滑に活動が実施できるよう、どのようなエビデンスが必要であるのか該当するリストを作成することとした。
(8) 「水化学サマーセミナー2010」報告について(山崎部会長)
山崎部会長から、「水化学サマーセミナー2010」についての報告があった。
サマーセミナー参加者から予稿集の頒布について問い合わせがあったことから、学会から販売して貰うこととした。また、販売価格は5000円とすることとした。
(9)水化学部会ホームページ掲載技術論文パスワード設定の要否について(審議:荘田委員)
荘田委員から、水化学部会ホームページ掲載技術論文パスワード設定について説明があり、今後も会員専用ページ経由で閲覧することで承認された。また、非会員については、閲覧不可で対応することとした。
(10)システム安全部会合同タスク審議状況について(報告:久宗委員)
久宗委員から、システム安全部会合同タスク審議状況について報告があった。
(11) 水化学部会規約、運営小委員会内規の改定について(報告:庶務委員)
渡辺委員から、水化学部会規約、運営小委員会内規の改定案について、9月17日 水化学部会総会で承認された旨の報告があった。
(12)その他連絡事項等
次回運営委員会は2011年3月7日(月)午前に行うこととする。
以 上
以 上
第14回水化学部会運営小委員会 議事録
1.開催日時:平成23年3月7日(月) 10時30分〜13時00分
2.開催場所:財団法人電力中央研究所 狛江地区 本館2Fゲストカンファレンスルーム
3.出席者 :勝村(東大)、内田・塚田(JEAE)、石榑(RI協会)、高松(千葉科学大)、平野・河村・藤原(電中研)、寺地(INSS)、山崎・高木・瀧口(東芝)、長尾(元東芝)、会沢・長瀬・布施(日立GEニュークリア・エナジー)、荘田(三菱)、大橋(オルガノ)、實重(鈴木委員代理_東電)、目黒・久宗(原電)、黒田・塚本(関電)、竹田(電源開発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 平成23年度運営小委員会委員選挙結果について(報告)
選挙管理委員長の實重氏(東電)より、選挙結果の報告があった。
以下の候補者全員が信任されたと報告された。
投票者数:103名
部会長:勝村庸介(東大)
副部会長:武藤栄(東電)、目黒芳紀(原電)、 会沢元浩(日立GEニュークリア・エナジー)
幹事:大橋伸一(オルガノ)、河村浩孝(電中研)、黒田茂樹(関電)、荘田泰彦(三菱重工)、鈴木晃(東電)、高木純一(東芝)、竹田雅史(電源開発)、塚田隆(JAEA)、寺地巧(INSS)、長瀬誠(日立GEニュークリア・エナジー)、久宗健志(原電)、藤原和俊(電中研)、渡辺豊(東北大)、渡辺義史(北海道電力)
監事:内田俊介(JAEA)、平野秀朗(電中研)
(2) 平成23年度運営小委員会各担当委員について(審議)
・久宗委員より、平成23年度の運営小委員会の各担当委員について提案があり承認された。
庶務委員:渡辺義史(北海道電力)、高木純一(東芝)、竹田雅史(電源開発)
企画担当委員:渡辺豊(東北大)、久宗健志(原電)、寺地巧(INSS)
財務担当委員:鈴木晃(東電)、大橋伸一(オルガノ)
広報・編集担当委員:荘田泰彦(三菱重工)、長瀬誠(日立GENE)、 藤原和俊(電中研)
定例研究会小委員会担当委員:黒田茂樹(関電)
ロードマップフォローアップWG担当委員:勝村庸介(東大)
構造材/水相互作用WG担当委員:塚田隆(JAEA)
燃料/水相互作用WG担当委員:河村浩孝(電中研)
・久宗委員から特別顧問について以下の提案があり承認された。
特別顧問:石榑顕吉(日本アイソトープ協会)、長尾博之(元東芝)、高松洋(千葉科学大学)
・関連して、化学管理小委員会と被ばく・廃棄物低減小委員会の廃止、および将来構想検討WGの設置の提案があった。化学管理小委員会の廃止については平野委員より説明があり、審議した結果、承認された。被ばく低減・廃棄物低減小委員会と将来構想検討WGについては、企画の枠組みで議論し、運営小委員会で引続き審議することとなった。なお、運営小委員会名簿(案)が承認された。
(3) 次回定例研究会について(審議)
實重氏より、定例研究会の開催予定の説明があった。今年度の開催予定は、第13回が計測技術をテーマに6月28日(火)に電源開発で、第14回が水処理技術をテーマに10月18日(火)に中部電力で、第15回が次世代軽水炉をテーマに東芝で開催することで承認された。なお、2012年の北海道電力開催は、水化学国際会議(フランス)との関係で、日本原子力発電と入れ替える方向で、調整することとなった。H23年度の夏期見学会は企画幹事と荘田委員にて国際会議の現場調査を兼ねて実施することを検討することとなった。なお,H24年度以降の研究会の基調テーマについては,H23年度末を目処に部会員に何らかのアンケートにて確認することとした。
(4) アジア水化学シンポジウム2011の進捗状況について(報告)
塚田委員より、アジア水化学シンポジウム2011の登録状況について、報告があった。3月2日までに登録10件あり、現状で、発表42件と参加者90名となっている。国外は台湾・韓国から5件、スウェーデンや米国(ウェスティングハウス)からも発表を予定している。詳細については、運営委員各位にてメールで確認することとなった。なお、4月27日(水)午後、アジア水化学シンポジウムのプログラム編集会議を開催することになった。(*アジア水化学シンポジウム2011は東北地方太平洋沖地震等の影響を鑑み中止となった。そのため4月27日の会合も中止となった。)
(5) 2011年秋の大会における企画セッションについて(審議)
久宗委員より、2011年秋の大会(北九州)で、企画セッションで、「被ばく低減に向けての課題と取り組み」を実施したいとの提案があり、承認された。
(6) 2014年水化学国際会議の開催について(審議)
久宗委員より、水化学国際会議、国際放射線分解WSの会議運営委託業務費等の案について、説明があった。今後、収支検討、スポンサーへの説明等に対応するため、準備委員会を発足することとし、4月27日(水)に準備委員会を発足させ、引き続き検討していくこととし、承認された。(アジア水化学シンポジウム実行委員会に併せて開催する。なお、上記の地震等の影響により、準備委員会も中止となった。)
(7) 「水化学部会活動の将来構想」からの提言について(報告)
内田監事より、第6回水化学セミナーでパネルディスカッションした「水化学部会活動の将来構想」について、討論結果や具体的な対応案について、説明があった。企画幹事の方で、将来構想検討WGで、具体的なメンバーも含め検討していくことになった。
(8) システム安全合同タスクグループの進捗状況について(報告)
久宗委員より、システム安全合同タスク審議状況について報告があった。目黒副部会長より、タスクの審議内容を水化学部会(サマーセミナー等)で議論・報告して欲しいとの要望があり、次回運営小委員会または定例研究会で、議論・報告する機会を設けることとなった。
(9) 平成23年度水化学部会の予算について(報告)
實重氏より、原子力学会から平成23年度の予算の見直依頼があり、消耗品費などの支出を実態に合せて見直した平成23年度の予算を作成し、原子力学会から受理されたとの報告があった。
(10) その他(連絡)
久宗委員より、「原子力政策大綱」への提言策定についての学会活動への協力依頼があり、「水化学分野における研究課題」を原子力学会の事務局に提出する予定であるとの紹介があった。意見等がある場合には、12日までに、メールで久宗委員へ送付することとなった。また、塚田委員より、原子力学会のなかに、軽水炉に関わる基礎基盤研究の検討特別専門委員会が設置され、「原子力政策大綱」への提言を基礎基盤研究の観点から実施するとの紹介があった。
次回運営委員会は2011年6月28日(火)午前に電源開発竃{店で行うこととする。
以 上
1.開催日時:平成23年6月28日 10:00〜12:00
2.開催場所:電源開発株式会社 本店 9階第3会議室
3.出席者 :勝村(東大)、石榑(RI協会)、内田・塚田(JEAE)、高松(千葉科学大)、平野・河村・藤原(電中研)、寺地(INSS)、高木・瀧口(東芝)、長尾(元東芝)、会沢・長瀬(日立GEニュークリア・エナジー)、西村(荘田委員代理_三菱)、大橋(オルガノ)、實重(鈴木委員代理_東電)、目黒・久宗(原電)、塚本(黒田委員代理_関電)、竹田(電源開発)、河合(中電)、渡辺(北海道電)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 水化学国際会議2014の国内開催について
瀧口氏より、2014年に開催される水化学国際会議の開催場所については、2010年にカナダで開催された水化学国際会議での投票により、日本(札幌)で開催することが決定している。しかし、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及び福島第一原子力発電所の事故に伴う社会状況の変化を踏まえ、水化学国際会議の国内開催についての今後の対応方針を検討するために6月7日に開催された事前打合せの議事メモの概要説明と国内開催への対応方針についての提案書の説明があった。また、予定通り国内開催するため基本計画を取り纏める水化学国際会議2014検討WG(仮称)の設置提案があった。
審議した結果、提案書については、現状の記載では、国内開催の可否が五分五分に読めるので、国内開催を前提に検討することが読めるように修文すること、国内開催が中止となった場合、2012年10月のパリでの国際会議でアナウンスすることでは遅すぎることから、事前に主要国と他国での代替開催について調整する旨の記載を追記することで、提案書は承認された。また、検討WGは、目黒副部会長を主査とし、WGのメンバーについては主査に一任することとした。
(2) 運営小委員会の体制について
久宗委員より、前回(第14回)運営小委員会において、今回(第15回)の運営小委員会までの検討事項となっていた、被ばく・廃棄物低減小委員会と将来構想検討WGについては企画担当委員の枠組みで行う、また、定例研究会小委員会についても、企画担当委員の枠組みで実施するとの提案があった。審議した結果、定例研究会小委員会については、窓口を明確にするため()書きで黒田委員とすることとした。また、被ばく・廃棄物低減小委員会と将来構想検討WGの扱いについては、継続検討することした。
(3) 標準委員会活動への対応について
久宗委員より、東北地方太平洋沖地震及び福島第一原子力発電所の事故に伴う電力会社の対応状況を踏まえた標準委員会活動について、標準化活動の重要性は十分認識しているが、現状では福島第一原子力発電所の事故対応のため、電力、メーカとも標準化に対応できない状況である旨の報告があった。
(4) 水化学部会活動への対応について
久宗委員より、東北地方太平洋地震及び福島第一原子力発電所の事故に伴う電力会社の対応状況を踏まえた水化学部会活動に関する電事連化学管理検討会での検討状況につき、次の通り報告があった。
@ アジア水化学シンポジウム:3月28日に中止決定
A 定例研究会:本日(6月28日)開催、次回は10月18日
名古屋で開催予定
B 水化学国際会議2014:水化学国際会議2014検討WG(仮称)にて検討
C 2011年夏期見学会:開催は困難
また、水化学部会活動報告書については、福島第一原子力発電所の事故対応のため、電力、メーカとも報告書作成に対応できない状況のため、今後の状況を踏まえ検討して行くとの報告があった。この報告に対して、次回の運営小委員会において、進捗状況について報告することとのコメントがあった。
なお、2011年夏期見学会については、これから開催検討することはスケジュール的に無理であることから中止することとなった。
(5) 次回(第14回)定例研究会について
河合氏より、次回(第15回)定例研究会開催について、以下の通り提案があり、提案どおり承認された。
@ 日時:平成23年10月18日(火)13:30〜17:00
A 場所:東桜会館(名古屋市東区東桜)
B 基調テーマ:水処理技術
(6) 2012年第7回水化学サマーセミナーについて
長瀬委員より、2012年第7回水化学サマーセミナーについて、以下のとおり説明があった。
@ 開催場所:島根県松江市しんじ湖温泉「ホテル一畑」
A 基調テーマ:原子力発電プラントの安全維持と事故時に対する水化学技術のかかわりについて
B 日程:【候補1】2012年7月11日〜13日又は【候補2】7月4日〜7月6日
また、核燃料部会から、部会等運営委員の竹田委員に、2012年に材料部会・水化学部会・核燃料部会の三部会合同の夏期セミナーを開催してはどうかとの連絡があったとの報告があった。
このため、上記二点について審議した結果、竹田委員から材料部会、核燃料部会に対して水化学部会で計画している第7回水化学サマーセミナーの情報を提供し、合同開催について1週間程度でご検討を頂くこととした。
(7) 水化学部会部会報(第5号)目次案について
西村氏より、2011年9月発行予定の水化学部会部会報(第5号)目次案についての説明があった。
審議した結果、水化学管理標準策定に係わる三部会合同タスクの検討状況については、合同タスクの結論がでていないことから、標準化されたPWR分析方法(ほう素・溶存水素・放射性よう素)について記載する、部会報は前回発行から1年経過していることから、水化学部会の1年間の活動報告を追加することで、目次案は承認された。
(8) 次回運営委員会は2011年10月18日(火)午前に東桜会館(名古屋市)で行うこととする。
以 上
1.開催日時:平成23年10月18日 10:00〜12:30
2.開催場所:名古屋市 東桜会館 講師控室
3.出席者 :勝村(東大)、石榑(RI協会)、塚田(JEAE)、高松(千葉科学大)、平野・河村・藤原(電中研)、高木・瀧口(東芝)、長尾(元東芝)、会沢・長瀬(日立GEニュークリア・エナジー)、石原(荘田委員代理_三菱)、大橋(オルガノ)、目黒・久宗・杉野(原電)、黒田・寺地(関電)、河合(中電)、渡辺・中浜(北海道電) 、竹田(電源開発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 2012年度三部会合同夏期セミナーの開催について
2012年サマーセミナーは、水化学部会中心で、核燃料部会・材料部会と合同で島根にて開催することで、核燃料部会・材料部会の了解も取れている。長瀬委員より、現状の計画について、以下の説明があった。
@ 開催場所:島根県松江市しんじ湖温泉「ホテル一畑」
A 基調テーマ案:原子力発電プラントの安全維持と事故への対応
B 日程:2012年7月11日〜13日
C 参加者150名を上限として募集する。
D 参加費は、会員2万円(学生会員は無料)を想定している。
審議した結果、夏期セミナーを開催することで承認が得られた。なお、講演内容は、10月中にメールで募集(長瀬委員)し、年内に3部会幹事でテーマ案を決め、次回の運営小委員会で審議する予定である。
(2) 年春の大会の企画セッションについて
久宗委員より、2012年に福井で開催される春の大会の企画セッションは、「福島第1原子力発電所 海水注入の影響と今後の対応」とする提案書を東電/メーカと調整のうえ、提出するとの説明があった。審議した結果、水化学部会からの情報発信の必要性と国際会議への展開を考えると実施すべきとの意見があり、提案書のとおり進めることで承認が得られた。
(3) 次回(第16回)定例研究会について
高木委員より、次回(第16回)定例研究会開催について、提案があった。なお、基調テーマは、次世代軽水炉であったが、今後のプラントの起動に向けて、被ばく低減に変更したいとの説明があった。審議した結果、発電所の長期停止中の保管管理・起動準備について議論するべきという意見を考慮し、以下の方向で実施することで承認された。今後、企画担当委員と相談し、年内に連絡するとのことであった。
@ 日時(第1候補):平成24年3月7日(水)13:30〜17:00
A 場所 :東芝研修センター(新横浜)
B
基調テーマ :水化学管理と被ばく低減(プラント早期起動に向けて)
(4) 各部会・連絡会設置目的等の見直し検討について
庶務委員より、原子力学会から、各部会・連絡会設置目的等の見直し検討の依頼があったとの説明があった。
@ 設置目的等の見直しについて
原子力学会から、部会等の活動に、福島第1発電所事故への対応を設置目的に反映するか検討するように依頼があった。委員(庶務と企画担当)で相談した結果、変更しなくても対応できるとの提案があった。
A 部会・連絡会内規の整理について
原子力学会から、ガバナンスの観点から、原子力学会が管理する規定と部会内規との整理するように依頼があった。庶務委員から、「水化学部会運営小委員会内規」を「水化学部会運営小委員会申し合わせ」に変更したいとの提案があった。
審議した結果、上記の提案とおり、原子力学会に報告することとなった。なお、内規に運営小委員会において廃止が承認されたWGが記載されているとのコメントがあったが、内規の改定は全体会議の審議事項であること。また、原子力学会での規定・内規変更方針に従い、今後、規定・内規の見直しが必要なことから、来年3月の全体会議において改定案を審議頂くこととした。
(5) 「第5回 核燃料-水化学部会合同勉強会」講師への謝金について
河村委員より、第5回核燃料−水化学部会合同勉強会を11月24日に開催する予定で、震災を考慮した講演を予定しているとの報告があり、部会員以外の講師をお願いすることから、講師への謝金の審議依頼があった。審議の結果、承認された。
(6) 水化学国際会議2014の国内開催について(審議):水化学国際会議2014検討WG
@ 水化学国際会議2014国内開催の基本方針と課題
久宗委員より、水化学国際会議2014検討WG(目黒主査)で、場所や経済性について検討した結果の報告があり、以下の提案があった。
・ 水化学国際会議2014を札幌で開催する。
・ 参加者数250名以上を目指し、関係機関に参加要請を行なう。
・ 福島第一原子力発電所事故に関連する水化学をプログラムに取り入れる。
審議した結果、開催の方向で承認がされた。
尚、原子力を取り巻く環境は依然厳しい状態にあり、水化学国際会議の開催準備については、今後の環境変化に応じて適宜関係機関と調整しつつ推進する。
A 水化学国際会議2014実行委員会の設置
瀧口氏より、国内開催の準備のための基本的な進め方と、国際会議に特化した集中的な活動の場として、実行委員会及び実行委員会のメンバーからなる幹事会を設置するとの説明があった。審議した結果、実行委員会等の設置が承認された。
(7) 標準委員会等への対応状況について
寺地委員より、日本原子力学会の標準委員会活動(システム安全合同タスクグループ、水化学管理分科会)への対応について、福島事故対応のため、3月11日以降休止状態であったが、来年初旬から活動再開を計画しているとの報告があった。
(8) 「2012年春の年会」プログラム編成委員の選定について
庶務委員より、「2012年春の年会」の枠組み編成ワーキンググループメンバ(1名、東芝 山本氏)及びプログラム編成ワーキンググループ(3名、東芝 山本氏、河村委員、寺地委員)の選任について、報告があった。当該メンバーを選任することで確認された。
(9) その他
・大橋委員から、来年度の原子力学会の予算の10%削減要請がきているとの説明があった。
・次回運営小委員会は2012年3月7日(水)午前に東芝 研修センター(新横浜)で行う予定である。
以 上
1.開催日時:平成24年3月7日 10:00〜12:30
2.開催場所:東芝研修センター(新横浜) A318
3.出席者 :勝村(東大)、石榑(RI協会)、塚田(JAEA)、高松(千葉科学大)、平野(電中研)、高木・瀧口(東芝)、長尾(元東芝)、会沢・長瀬(日立GEニュークリア・エナジー)、荘田(三菱)、大橋(オルガノ)、實重(鈴木委員代理_東電)、寺地(関電)、目黒・久宗・杉野(原電)、渡辺(北海道電) 、竹田(電源開発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 水化学国際会議2014の札幌の検討状況について
瀧口氏より、「原子力発電プラントの水化学に関する国際会議2014札幌(2014年10月26日〜31日)」実行委員会の活動状況報告と5月に開催予定の第1回組織委員会の委員委嘱、規約等の説明があった。また、久宗委員から電力(原燃の実行委員会への参加)、石榑先生から関係組織(エネ庁等)の後援依頼の状況の報告があった。さらに、瀧口氏より、国際会議後に開催する第9回国際放射線分解ワークショップ(札幌、2014年11月1日)の準備状況と当面の課題について説明があった。組織委員会の設立や国際放射線分解ワークショップの詳細は、実行委員会で審議・対応することとなった。
(2) 2012年度三部会合同夏期セミナーについて
長瀬委員より、2012年三部会合同夏期セミナーの開催場所、日程等について、以下のとおり説明があった。
@ 開催場所:島根県松江市しんじ湖温泉「ホテル一畑」
A 日程:2012年7月11日(水)〜13日(金)
セミナーは、先着順で150名(見学会40名)(水化学部会は55名を優先受付)募集する予定とのことであった。また、セミナーのポスターセッション(全体12件、水化学部会4件)、役割分担、予算(余剰金又は不足金の取扱いを含む。)の説明があり、本小委員会において、日程、プログラム及び予算について、承認した。なお、参加募集については、材料部会、燃料部会の春の学会全体会議で承認を経てから、正式開始するとのことであった。
(3) 2012年秋の大会の企画セッションと次回の定例研究会のテーマについて
久宗委員より、今後の原子力学会/企画セッションと定例研究会のテ−マについて提案があった。2012年の秋の大会の企画セッションのテーマは「PWRプラント蒸気発生器の長期信頼性確保に向けた取り組み(仮題)で、次回の定例研究会のテーマは原電で「水化学標準」とのことであった。
議論した結果、今後の定例研究会のテーマについては、提案ベースで進めるが、3.11以降の視点も必要ではないかとの意見があり、以下を考慮することになった。
@3.11以降のプラント長期停止に伴う系統保管方法
A 1F事故後のFPの放出量及び管理方法
2012年秋の大会の企画セッションと次回の定例会のテーマは、提案のとおり、承認された。また、次回定例研究会は、6月1日午後に原電本店で開催する予定となった。勝村部会長から、2015年のアジア水化学セミナーは、日本開催の順番だが、水化学国際会議2014札幌の翌年のため、インド開催で調整を進めているとの報告があった。
(4) 学会標準委員会等への対応状況について
寺地委員から、システム安全合同タスクグループは平成24年6月頃に第4回を開催する予定であるとの報告があった。また、システム安全合同タスクグループでの議論をサポートするために、水化学管理分科会を4月頃目標に開催する予定とのことであった。
(5) 平成23年度水化学部会会計報告について
大橋委員から、平成23年度水化学部会会計報告と平成24年度予算案の報告があり、会計報告と予算案は承認された。
(6) 水化学部会運営小委員会申し合わせへの変更について
竹田委員から、水化学部会運営小委員会内規から申し合わせへの変更について再説明があった。
申し合わせへの変更については、前回の運営小委員会で説明し、承認済みであるが、今回、原子力学会事務局からのコメント及び将来構想検討ワーキンググループ担当委員の追記等を行ったコメント反映版についての説明し、コメント反映版は承認された。なお、内規の変更は、全体会議での審議事項のため、春の大会の全体会議で審議することとなった。
(7) 運営小委員代行者の選任について
鈴木委員(東電)の退任により、内規第4条2に基づき牧平氏(東電)を代行者として選任することで承認された。また、牧平代行者の選任については、春の大会の全体会議で報告する。
(8) その他
次回運営小委員会は2012年6月1日午前に日本原子力発電竃{店で行うこととする。
以 上
1.開催日時:平成24年6月1日 9:40〜11:10
2.開催場所:日本原子力発電(株)2階会議室
3.出席者 :勝村(東大)、石榑(JRIA)、長尾(元東芝)、高松(元千葉科学大)、内田・佐藤(JAEA、塚田代)、牧平(東電)、寺地(関電)、稲垣(中電)、相澤(北電、渡辺代)、目黒・久宗・杉野(原電)、平野・河村・藤原(電中研)、会沢・長瀬(日立GE)、荘田(MHI)、大橋(オルガノ)、瀧口・山崎・高木(東芝)、竹田(電発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 学会標準策定に係る活動計画について
久宗委員から、日本原子力学会/標準委員活動への対応について、水化学管理標準策定スケジュールも含め、報告があった。これまで、東北地方太平洋沖地震を受けて活動を休止していたが、6月から活動再開を考えているとのことであった。
(2) 水化学国際会議2014札幌の開催準備状況について
瀧口氏から、実行委員会と組織委員会の開催状況について、報告があった。第1回組織委員会では、1F事故関連の特別セッションについて、単なる概要紹介ではなく、学び取った教訓を海外、並びに、将来に活かすような内容にして欲しいとの要望があり、これを受けて、実行委員会から運営小委員会に対し、今後継続的に1F事故や事故後の対応に係わる情報の収集・分析・評価を進め、水化学の貢献・取り組みについて議論を深め、その成果を発信することを水化学部会のミッションに追加すること、および、1F事故関連の議論については、特別セッションを当面のターゲットとするが、最終的には水化学部会の報告書やロードマップなどに取り纏めること、新たに検討の場を設けるのでなく、定例研究会、勉強会、セミナーなど現行の水化学部会活動の一環として計画的・戦略的に進めることにしたいとの提案があり、審議の結果了承された。
なお、具体的なやり方については、アドホック的な活動も視野に入れ、企画委員等で確認し、議論していくこととなった。
(3) 国際放射線分解ワークショップの開催準備状況について
瀧口氏から、ワークショップの開催準備状況について、実行委員会の枠組みで進めているとの説明があった。勝村先生からワークショップを担当する委員(和田氏、山本氏、佐藤氏)を追加したいとの提案があり、了解された。
(4) 水化学国際会議2012パリでの対応について
目黒委員から、水化学国際会議2012パリ会議での活動や経験が、水化学国際会議2014札幌の成功に繋がることから、パリ会議の参加者に情報収集/PRを実施してはどうかとの提案があった。また、内田先生からは2013年9月に開催される水蒸気国際会議でのPRや石榑先生からはパリ会議での具体的な活動について、提案があった。水化学国際会議の実行委員会やパリ会議に出席される各機関で検討していくこととなった。
(5) 第17回定例研究会について
相澤氏から、第17回の定例研究会を札幌で開催することについて提案があった。基調テーマは、「被ばく低減への取り組みについて」を予定している。今後、上記1F事故関連の議論を含めることについては、企画担当も含め検討していくことになった。日程は、10月22日(仮)に開催することとなった。
(6) 2012年度三部会合同夏期セミナーの開催準備状況等について
長瀬委員から、夏期セミナーの開催準備状況について、報告があった。現状の参加者数は、119名とのことであった。また、講師(尾本先生、大石先生)への謝金(旅費負担を含む)及び学生への旅費の補助について提案があり、承認された。
(7) 2012年秋の大会の企画セッションについて
寺地委員から、2012年秋の大会の企画セッションについて、「PWRプラント蒸気発生器の長期信頼性確保に向けた取り組み」で原子力学会に提出したとの報告があった。
(8) 第6回燃料-水化学合同勉強会講師への謝金のお願いについて
河村委員から、6月12日に開催予定の第6回燃料-水化学合同勉強会の講師について、謝金のお願いについて提案があった。講師への謝金の支払いについては、承認された。
1.開催日時:平成24年10月22日 9:30〜10:30
2.開催場所:北海道電力(株)本店 7階70会議室
3.出席者 :勝村(東大)、石榑(JRIA)、高松(元千葉科学大)、内田・塚田(JAEA)、中山(東電)、寺地(関電)、稲垣(中電)、渡辺、相澤(北電)、目黒・久宗・杉野(原電)、河村・藤原(電中研)、会沢(日立GE)、志水(MHI、荘田代)、大橋(オルガノ)、瀧口・高木(東芝)、小野寺(電発、竹田代)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 2013年春の大会における企画セッション及び今後の分担について
久宗委員(企画担当)から、日本原子力学会2013年春の大会の企画セッションについては、スケジュールから「環境影響」(福島第一原子力発電所事故関連)を考えているが、企画セッションに係る連絡担当窓口、講演者等の調整を企画担当委員が行うことは負担が大きく、今後の部会活動に支障がでると考えられるため、春の大会の企画セッションの提案、連絡窓口を分担したいとの意見があった。議論の結果、本企画セッション提案書(案)の締切りが10月25日と提出まで調整期限がないこと、現状、適切な企画セッションの引受け手が見つからないこと、水化学部会では学会の大会は定例研究会より参加者が少ないこと、部会全体会議を学会の大会に合わせて行う必要はないこと等から、企画セッションについては参加者の増加が見込まれる他部会と合同開催できる場合に行うこととし、次回の企画セッションは開催しないことで承認された。
また、次回定例研究会(3月8日予定)では、今回提案のあった環境影響に関するテーマも取り上げる方向で検討するとともに、企画セッションの今後の進め方について部会全体で確認を行うこととした。
(2) 平成25年度水化学部会運営小委員会委員選挙について
渡辺委員(庶務担当)から運営小委員会の委員の任期満了につき、今後の選挙のスケジュール等についての提案があり、提案通り承認された。また、選挙管理委員長に杉野氏(原電)を選任したい旨提案があり、承認された。なお、「部会申し合わせ」により選挙管理委員(2名)は、後日、選挙管理委員長が選任することになると説明し、了解された。
(3) システム安全合同タスクグループの活動状況について
久宗委員(企画担当)から、システム安全合同タスクグループの活動状況について報告があり、シテスム安全合同タスクグループは、過去5回開催しており、次回(第6回)で最終報告書(案)を取りまとめ、終了する予定であること、また、システム安全合同タスクグループの最終報告書(案)の作成作業が開始されていることから、水化学管理分科会、BWRとPWRの各作業会を再開することの説明があった。なお、BWRとPWRの各作業会は、考え方を統一する必要があるため、当面、合同で開催する。
(4) 原子力学会福島第一原子力発電所事故調査会の活動報告について
内田監事から、事故調査会の設置趣旨や経緯について説明があり、今後、2013年秋までに最終報告書を提出する予定であるとの報告があった。
(5) 欧文誌50周年記念誌レビューペーパ執筆状況について
内田監事から、欧文誌50周年記念誌レビューペーパの執筆依頼に関する経緯及び執筆状況について報告があった。今後、英文添削等実施し、11月中旬に学会へ提出する予定である。
また、2013年9月1〜5日にイギリス(ロンドン)でIAPWSが開催されるとの紹介があった。
(6) 2012年度三部会合同夏季セミナーについて
会沢副部会長から、2012年7月11日〜13日に実施した第二回軽水炉燃料・材料水化学 三部合同夏季セミナーの報告があった。本件は水化学部会のホームページに掲載する。
(7) その他
a.水化学部会の活動に対する部会員からの意見
藤原委員から、部会員から水化学部会の活動に対して寄せられた意見についての紹介があった。論点は、部会運営の透明性の確保、部会員の意見の吸い上げ、議事録の整備、等である。
これら意見は、今後の部会活動に対して貴重なことから十分な議論を行う必要があるため、次回に改めて議論することとした。また、その間、部会員からの意見を極力収集することとする。
b.次回運営小委員会
次回運営小委員会は、平成25年3月8日(金) 電力中央研究所 狛江で開催することとなった。
以上
1.開催日時:平成25年3月8日 10:30〜12:10
2.開催場所:(一財)電力中央研究所 狛江地区本館2Fゲストカンファレンス
3.出席者 :勝村(東大)、高松(元千葉科学大)、長尾(元東芝)、内田・塚田(JAEA)、牧平(東電)、寺地(関電)、渡辺(北電)、目黒・村部・久宗・中野(原電)、平野・河村・藤原(電中研)、会沢・長瀬(日立GE)、志水(MHI、荘田代)、大橋(オルガノ)、瀧口・高木(東芝)、竹田(電発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 平成25年水化学部会運営小委員会委員選挙結果について
渡辺委員(庶務担当)から、選挙管理委員長代理として、運営委員及び監事の選挙結果の報告があった。選挙は、投票者数106名で行われ、候補者全員が信任された。今回の選挙により、新たに、副部会長として、村部氏、勝山氏が就任されることになった。また、顧問に内田監事、監事に目黒副部会長、定例研究会小委員会の担当委員に寺地委員が就任し、高松顧問、黒田委員が退任することとなった。
(2) 2014年夏季セミナーについて
久宗委員(企画担当)から、次回のサマーセミナーについて提案があった。水化学部会のサマーセミナーは、隔年で開催しており、今年度は、3部会合同サマーセミナー(核燃料、材料部会、水化学部会)を松江市で開催した。次回は、2014年度の開催予定であるが、水化学国際会議2014札幌の準備活動を進めており、水化学部会員の負荷の増大や資金の面から検討した結果、2015年度または2016年度に延期するとの提案であった。また、前回の運営小委員会で、次回の春の大会の企画セッションは見送りとし、次回以降の企画セッションについては参加者の増加が見込まれる他部会との合同開催を検討することになったことから、部会の活動としてのサマーセミナー及び企画セッションの開催時期等について議論した。
議論した結果、サマーセミナーは、2014年の開催を見送り、2015年に3部会合同開催とし、水化学部会単独では2016年に実施する方向で企画担当委員を中心に、検討することとなった。また、企画セッションについては、2014年の秋の学会での開催は見送り、積極的に他部会や腐食防食協会などとの合同開催の可能性や時期、テーマも含めて企画担当委員で検討し、運営小委員会で提案することになった。
(3) 次回定例研究会について
志水氏から次回の定例研究会の開催について提案があった。テーマは、「スケール付着問題とその対応について」で、詳細は、今後、調整することになった。現状、発表内容は、PWRではSGのスケール付着や化学洗浄、BWRでは給水ヒーターやジェットポンプのスケール付着及び火力の事例などの発表が考えられ、三菱の取りまとめで、メーカ3社、電中研及びPWR電力を中心に検討することとなった。開催日及び場所は平成25年6月27日に三菱重工業株式会社 横浜ビルとなった。
(4) 平成24年度水化学部会会計報告について
大橋委員(財務担当)から、平成24年度水化学部会会計報告があった。平成24年度は、テキストの売上やサマーセミナーの余剰金で若干の黒字になった。審議の結果、予算は承認された。
(5) NPC2014札幌実行委員会、RADEM'14準備委員会の活動状況について
瀧口氏から、NPC2014札幌実行委員会、RADEM'14準備委員会の活動状況について報告があった。今後の予定は、第2回NPC組織委員会を5月22日に原電で開催予定となっており、報告資料の事前準備のために、監事や有志で、準備会を開催するとのことであった。また、第8回の実行委員会は、組織委員会の結果を踏まえて、6月7日に開催する。
また、大橋委員から、収支予算案の説明があり、特にコメントはなかった。
(6) ICPWS16の概要と欧文誌50周年記念誌Review paperの状況について
内田監事から、平成25年9月に開催されるICWS-16(イギリス、International Conference on Properties of Water and Steam)で、原子力関係から25件の応募があったとの報告があった。水化学部会からは、勝村部会長、電中研 米田氏、内田監事、平野監事、塚田委員が発表されるとのことであった。
また、欧文誌50周年記念誌Review paperの状況について説明があった。Review paperは、11月に学会へ提出し、来週HP及び記念誌4月号に掲載されるとのことであった。
平野監事から、ICWSの状況(水化学ガイダンス、蒸気相)について、次回の運営小委員会か定例研究会で紹介されるとの情報があった。
(7) 水化学部会の活動について部会員からの意見に対する対応について
前回の小委員会で、部会運営の透明性の確保、部会員の意見の吸い上げ、議事録整備に関わる意見の紹介があり、これを受けて、高木委員(庶務担当)から提案があった。
・部会運営の透明性については、定期的な選挙の実施やアドホックな動きについては運営小委員会で発議、承認している。
・意見の吸い上げについては、再考の余地がある。
・議事録の整備については、これまで通りHPに議事録を掲載し公開するが、確実に実施し部会員に周知することとする。
・今後、HP活用等で、部会員の声を吸い上げる仕組みを検討する。
提案を受けて、以下の議論があった。
・部会員の声を反映する仕組みについては、部会員専用のHPを検討する。
・内田監事から、「被ばく・廃棄物低減WG」、「将来構想検討WG」は、企画担当委員が検討中となっているとの指摘があった。WGについては、次回以降、議論していくことになった。
・勝村部会長から、他の学会では、HPに新しい記事が出た場合にはメール配信しているので、水化学部会でも同様に対応できないか検討して欲しいとのことであった。今後、発信の仕方を含め、検討することとなった。
・部会運営の透明性については、部会運営小委員会等の実績を大事にし、情報発信に努めてきた。部会運営の透明性については、足りない点については改善していく必要がある。今後、国際会議やこれからの活動のためにも、部会員の水化学部会員の意思を統一するために、水化学部会の透明性の確保に努め、部会員に協力をお願いする必要がある。
以上の議論を踏まえ、上記の内容を部会の全体会議に報告するとともに、意見を頂いた部会員には議論の結果を個別に伝えることとなった。
(8) その他
・勝村部会長から、平成25年10月14日に開催されるアジア水化学セミナー(台湾)の参加予定者について確認があった。確認した結果、二桁の参加見込みであった。
・寺地委員(企画担当)から、被ばく低減の検討WGに関する状況についての説明があった。被ばく低減の情報公開等の活動を進めてきた。厳しい社会情勢のなかで、電力社内では被ばく低減の目標を立てるという状況になく、積極的に検討することが難しい状況である。「被ばく・廃棄物低減WG」については、次回以降、進め方を別途議論することになった。
以 上
1.開催日時:平成25年6月27日 10:30〜11:50
2.開催場所:三菱重工業株式会社 横浜ビル 33階 3304会議室
3.出席者 :勝村(東大)、長尾(元東芝)、内田・塚田(JAEA)、寺地(関電)、渡辺(北電)、一丸(九電)、目黒・村部・久宗・中野(原電)、平野・河村(電中研)、会沢・長瀬(日立GE)、荘田(三菱重工)、大橋(オルガノ)、瀧口(東芝)、竹田(電発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 運営小委員会企画担当の活動計画(案)について
久宗委員(企画担当)から、定例研究会、学会年会の企画セッション、1F関連情報の取り纏めについて提案があった。
・定例研究会は、水化学ロードマップをベースに、トピックスを踏まえたテーマで開催してきたが、プラントの長期停止の影響等で、現状のテーマの開催が難しくなっている。そこで、今後のテーマについては、第21回「1F事故後の水処理(2014年3月頃、東電)、第22回「最新分析技術(2014年6月頃、電中研)」、第23回「環境影響(2014年10月頃、四国電力)」で計画する。
・企画セッションは、2014年の春の年会において、核燃料部会や材料部会との合同で開催する方向で調整する。内容は、国際会議の状況報告を検討する。なお、企画セッションの提案書は、9月〜10月を目途にメール審議を実施することとしたい。
・1F関連情報については、これまで福島第一の水処理等に係るテーマを定例研究会等で取り上げて議論してきたが、その他の技術(FP挙動など)を含め水化学の立場からは言及してこなかった。そこで、NPC2014札幌での特別セッションを基に技術的見解を取り纏めたい。なお、中長期的には、1Fの廃止措置等の動向見ながら、検討を進め、成果を取り纏めたい。
内田委員監から、1F関連について、燃料部会や熱流動などと連携していく必要があるとの意見があった。また、勝村部会長からは、NPC2014以降も視野にいれて検討して欲しいとの意見があった。審議の結果、提案どおりにすすめることになった。
(2) 部会報第6号の目次(案)について
長瀬委員(広報・編集担当)から、水化学部会部会報(第6号)目次案についての提案があった。部会報は、2013年9月に発行予定である。巻頭文(村部副部会長)、挨拶文(山崎前部会長)、福島第一原子力発電所事故の収束に向けた水化学関連の成果と今後の計画について、特別寄稿(学会論文賞関係)、水の話シリーズ、国際会議等を記載する方針とのことであった。原稿は、9月中旬の完成を考えているとのことであった。内田委員から、他の国際会議(火力、原子力など)の紹介も含めて検討するようにとの意見があり、審議の結果、当該意見を踏まえて、目次を検討することとなった。
(3) 次回定例研究会について
一丸氏から次回の定例研究会のテーマの変更と開催日について提案があった。変更後のテーマは、「原子力発電所長期停止に伴う水質管理について」とし、九州電力本店で10月29日若しくは30日に、開催したいとの提案があった。再稼働をテーマのキーワードとしたいという意見があったが、長期停止時の保管管理が重要であることから、原案のままとすることになった。なお、調整の結果、開催日は10月29日になった。
(4)システム安全合同タスクグループ活動報告について
中野氏から、システム安全合同タスクグループの活動報告と今後の進め方について報告があった。当該合同タスクは、水化学管理標準に係る構造材料、燃料および水化学分野からの要求事項の明確化と、求められる水化学標準の概念と標準整備の優先順位を議論し、平成25年4月に最終報告をもって解散した。今後は、平成27年度中の水化学管理標準の発行を目指して、内容検討と整備を実施するとのことであった。また、平野監事から、水化学管理指針作業会の状況について報告があった。
なお、最終報告書については、今後、ホームページ等への掲載を検討しているとのことであった。
(5) 原子力学会年会大会専門分野コード改訂について
竹田委員(庶務担当)から、原子力学会年会大会専門分野コード405の詳細が、「原子炉化学、放射線化学、腐食化学、除染」となっているが、「除染」というワードが福島事故の環境修復と紛らわしいため、「原子炉化学、放射線化学、腐食化学、水化学、水質管理」に変更することとしたとの報告があった。
(6) NPC2014札幌実行委員会、RADEM`14準備委員会の最近の活動状況について
瀧口氏から、前回の運営小委員会以降の活動として、5月22日に開催された第2回組織委員会の準備と審議内容について報告があった。組織委員会では、前回のNPC2012パリの運営方法、技術動向に関する調査結果を踏まえ、水化学国際会議の重要性と2014年札幌での国内開催の意義を説明するとともに、現在の進捗状況と課題を説明し、組織委員の理解と協力を要請した。当該説明に対して、組織委員からは、国内開催の意義の明確化、成果物を後日引用が可能な形で出版すること、プログラムは組織委員会で最終承認を受ける必要がある等のコメントがあった。これを受けて、6月7日に、NPC2014札幌実行委員会、RADEM`14準備委員会を開催し、特別セッションの企画、健全収支のためのアクションプランについての検討を開始することとし8月26日にNPC2014札幌実行委員会、RADEM`14準備委員会で、検討することになった。
また、次回の組織委員会で、国際会議のプログラムは組織委員会で最終承認を受ける必要があるとの指摘から、第3回組織委員会を予備プログラムの一部公表(2014年3月初旬)前の開催を検討するため、別途、メールで実行委員会のメンバーに配信するとのことであった。
(7) 原子力学会事故調査委員会の進捗状況について
内田委員から、「東京電力福島第一原子力発電所事故に関する調査委員会」の進捗状況についての説明があった。当該調査委員会は、最終報告書説明会を9月2日東京、9月4日八戸で実施する予定である。現在、全体9章のうち5章までの原稿が完成している状況である。水化学会分担の原稿は、本日の研究会で概要報告後、部会幹事レビューを経て7月末に提出する予定である。原稿にコメントがあれば、連絡して欲しいとのことであった。今回は、9章の「汚染水の処理 現状の実態と今後の課題」と「RPV、PCV他の長期安定保管に関する提言」の説明があった。
また、調査委員会に新しい研究テーマがあれば提出したいと考えている。現在考えているものは、過酷事故時のプラントからのFP放出量、放出経路の解析(フィルタベントの有効性とその限界の評価を含む)であるとのことであった。本件は、水化学部会の企画セッションでの実施を検討したいとのことであった。
目黒監事から、事故の評価に、発電所の安全審査の仮想事故/重大事故のFP放出量などの成果が使えないか、また、放出経路については、燃料部会、熱流動部会等と協調していく必要があるとの意見があった。勝村部会長からは、模擬廃液などを使ったデータを取る必要があるとのことであった。
また、塚田委員から、夏季セミナーで、シビアアクシデントと材料、廃炉の課題について、議論するとのことであった。加えて、ソースターム、事故進展の話もする予定とのことであった。また、JAEAでは燃料挙動の実験結果も紹介する予定で、今後、水化学部会と情報共有していきたいとのことであった。
(8) その他
・次回は、10月29日福岡で実施する。
1.開催日時:平成25年10月29日 10:30〜12:30
2.開催場所:九州電力(株)本店(電気ビル)地下2階 会議室
3.出席者 :勝村(東大)、石槫(元JRIA)、渡辺(東北大)、内田・塚田・塙(JAEA)、鈴木(東電)、寺地(関電)、渡辺(北電)、今村・松井・高橋(九電)、目黒・久宗(原電)、平野・河村・藤原(電中研)、会沢・長瀬(日立GE)、荘田(三菱重工)、大橋(オルガノ)、瀧口・高木(東芝)、竹田(電発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 2014年春の大会 企画セッション提案書について
久宗委員から、春の年会(3月26〜28日、首都大学東京)の企画セッション「事故評価におけるソースターム解析の課題と今後の対応」を核燃料・熱流動・計算科学部会と合同開催として、学会に提案書を提出したとの説明があった。企画セッションでの講演は3件とし、セッションの目的は、事故時のソースタームの評価で、従来の評価ベースでは説明できかねる事象が散見されることから、これまでの評価の妥当性を吟味しつつ、問題点を各部会の立場から再評価し、新しい研究計画立案に資するとのことであった。内田顧問から、合同セッションの提案の経緯と年明けに2〜3ページの予稿を作成するとの説明があった。予稿ができた段階で回覧するとのことであった。
(2) 第21回定例研究会について
鈴木氏(東電)から次回の定例研究会のテーマと開催日について提案があった。テーマは、「福島第一原子力発電所における水処理について」とし、東京電力株式会社 電気の史料館 ミュージアムホールで平成26年3月6日に、開催したいとの提案があった。発表は東京電力より1件、各社・各機関より数件を予定しているとのことであった。燃料、材料への水質の影響について発表して欲しいとの要望があり、塚田委員からJAEAに1F4の未使用燃料の付着物分析結果の発表が可能であろうとの情報があり、石槫顧問から汚染水に拘らず、幅広な紹介が必要との意見があった。具体的な発表内容は、年内に東京電力を中心に決めることとなった。
なお、渡辺委員から、水化学部会の全体会議を年1回以上開催する必要がある。全体会議は、春の年会で開催するよりは、昨年と同様に水化学部会員の多数参加が見込まれる定例研究会の前に開催したいとの提案があり、了承された。これに伴い、春の学会のプログラムから、水化学部会の全体総会を削除する方向で学会事務局と調整することになった。
(3) 部会報第6号について
長瀬委員から、10月25日付で、水化学部会部会報(第6号)がホームページに掲載したとの報告があった。これに伴い庶務から部会員にメールを出すことになった。
(4)水化学管理標準(BWR/PWR水化学管理指針、HWC標準)の作成状況について
久宗委員から、BWR/PWR水化学管理指針、HWC標準の標準原案の作成状況について報告があった。なお、原子力安全推進委員会(JANSI)が、原子力学会で策定中のBWR水化学管理指針及びPWR水化学管理指針等の学会標準策定の支援として、水化学管理分科会及び各作業会で、幹事となるとのことであった。標準委員会等の上位委員会への標準原案の提案、コメント対応、議事録作成等は、JANSIとプラントメーカが担当するとの報告があった。
また、現在、検討中の「BWR/PWR水化学管理指針」を水化学国際会議2014札幌(2014年10月26〜31日開催)で規程内容の概要を発表し、国内外関係者のコメントを受けたいとの提案があった。このため、水化学国際会議のプルペーパー〆切の来年6月末までに必要な項目の検討を完了させることになった。
(5) NPC2014札幌実行委員会/第6回RADEM`14準備委員会の最近の活動状況について
瀧口氏から、前回の運営小委員会以降の活動として、8月26日に開催された第10回 NPC2014札幌実行委員会/第6回RADEM`14準備委員会の報告と第11回NPC2014札幌実行委員会/第7回RADEM`14準備委員会(11月6日開催予定)の審議予定について報告があった。
第10回 NPC2014札幌実行委員会、RADEM`14準備委員会では、健全収支のためのアクションプラン(参加者数の確保とスポンサー確保)、特別セッション(1F事故特別セッション(半日))、アジア水化学シンポジウム(10月14-17、台湾)での広報活動を議論した。今後、第11回NPC2014札幌実行委員会/第7回RADEM`14準備委員会では、アブストラクト受付状況などの報告と今後の進め方の審議する予定である。また、参加者募集に向けて、メールリストの改訂を実施しているとのことであった。現状、2件のアブストラクトの応募があるとのことであった。
(6) 原子力学会事故調査委員会の進捗状況について
内田顧問から、「東京電力福島第一原子力発電所事故に関する調査委員会」についての報告があった。当該調査委員会は、最終報告書説明会を9月に東京と八戸で開催している。報告書は、丸善から3月末に発行する予定とのことであった。なお、報告書の内容について、汚染水浄化処理のうち問題となっているトリチウム汚染水の浄化処理について説明があり、多核種除去装置でトリチウム以外の放射性核種を取り除いた後に、自然界のBGレベルまで希釈して海へ放出するとの結論になったとのことであった。目黒監事から、地下水の流入等の課題と放出を含めた処理の科学的な観点からの考え方を明記して欲しいとの意見があった。また、報告書全体として、福島事故への取り組み姿勢と課題を明記して欲しいとの要望があった。
また、塚田委員から、報告書の目次案と9.5章の「主要設備の長期安定保管について」の報告があった。コメント等がある場合には、内田顧問又は塚田委員にメール等で今月中に送付することになった。今後、材料面や廃棄物の処理処分の観点で反映するべきものがないか検討していくことになった。
(7) その他
・内田顧問から、Journal of Nuclear Science and Technology 創刊50周年記念Invited Review論文で、Dr.Derek H. Lister氏にレビューを依頼することになったとの報告があった。内容は、実機プラントの水の状態を正確に測ることを中心に、サンプリングと計測、高温での直接測定、または、pHほかの常温から高温状態を予測する方法とその基礎データをまとめることを考えているとのことであった。
・高木委員から、10月7日に、学会誌編集幹事会に出席したとの報告があった。学会誌編集幹事会で、30分程度で、高木委員から、水化学部会の活動状況やPC2014札幌の広報を行ったとのことであった。学会編集幹事会からは、国際会議の内容を論文誌に掲載して欲しい、最近の水化学に関して読者に親近感を持ってもらうためにシリーズ紹介をして欲しいとの提案があったとのことであった。
以 上
1.開催日時:平成26年3月6日 10:30〜12:20
2.開催場所:東京電力株式会社 技術開発センター
会議厚生棟プレゼンテーションルーム
3.出席者 :勝村(東大)、石槫(元JARI)、内田・塚田・塙(JAEA)、寺地(関電)、村部・久宗・中野(原電)、平野・藤原・河村(電中研)、長瀬(日立GE)、梅原(三菱重工)、大橋(オルガノ)、瀧口(元東芝)、高木(東芝)、窪田(電発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 庶務委員の代行者について
電源開発 竹田委員の後任として,窪田氏が委員に新任する旨の提案について承認された。
(2) 次回定例研究会について
河村氏(電中研)より、次回定例研究会のテーマ、プログラム案および開催日について提案された。テーマを「分析技術の動向」とし、5件の発表を予定。電中研より2件、INSSより1件の発表を行っていただくことで内諾を得ているとのこと。加えて、JAEAより1件、PWRの電力より1件の発表を考えており、別途調整することとなった。
開催日については、6/17(火)午後とすることで了承された。なお、同日の午前に、次回運営小委員会を開催する。
(3) 次々回の定例研究会について
久宗委員より、次々回の定例研究会の開催について以下の提起があった。
@ 企画セッション
国際会議を成功裏に終えることが水化学部会としての最優先事項であり、これに注力するべきとの考えから、秋の定例研究会開催は見送るものとした。ただし、定例研究会と同日に開催している運営小委員会については、次期委員の選任に係る選挙管理委員会の立ち上げや、翌年に予定しているサマーセミナー準備等の議題があり開催は必須であるため、11月頃に東京で開催するものとした。
(4) 平成25年度水化学部会会計報告について
大橋委員(財務担当)より、平成25年度水化学部会会計報告と平成26年度予算案の報告があり、審議の結果、会計報告と予算案について承認された。
(5) NPC2014札幌実行委員会の状況と予定について
河村氏(NPC2014実行委員)より、NPC2014のプログラム編成案について報告された。プログラム案については、国際諮問委員会に確認いただいた後、第3回組織委員会での審議を経て確定となる。
瀧口氏(NPC2014実行委員)より、NPC2014に係る今後の予定について報告され、審議の結果、キーデートを以下のとおり修正するものとした。
・Notification to Authors:
国際諮問委員会によるプログラム案の確認と第4回NPC2014幹事会(4/4)を踏まえる必要があるため、現状の3/10から1カ月後の4/10に変更する。
・論文原稿締め切り
Notification to Authorsを1カ月遅らせたことを受け、原稿締切も6/30から7/31に変更とする。
また、瀧口氏より、第3回NPC2014組織委員会の開催日時、場所、議事次第、準備分担案について提案され、審議の結果、4/25に日本原電での開催、議事次第、準備分担案については提案の内容で了承された。
(6) 学会事故調最終報告会の案内について
内田顧問より、3/8(土)に学会事故調最終報告会が開催予定である旨案内された。
(7) 原子力学会2014年年会での4部会合同企画セッションの具体的な内容について
内田顧問より、春の年会(3月26〜28日、首都大学東京)での企画セッション「事故評価におけるソースターム解析の課題と今後の対応」(核燃料・熱流動・計算科学部会と合同セッション)の内容について紹介された。
(8) 原子力学会欧文誌創刊50周年記念レビューペーパー(外国人執筆者編)の進捗状況について
内田顧問より、ペーパー執筆の進捗状況について報告された。3月末締切となっており、査読を経て、秋頃に掲載になるとの見通しである。
(9) その他
・秋の年会における企画セッションへの対応について
久宗委員(企画担当)より、秋の年会(9/8〜9/10)における企画セッションの対応について提起され、議論の結果、秋にはNPC2014が控えていることから、秋の年会での企画セッションは提案しないこととなった。
・春の年会ポスターセッション発表賞選考委員について
標記の選考委員として、内田顧問にご対応いただくこととなった。
・福島第一原子力発電所廃炉検討委員会(仮称)の設置に係るアンケートへの対応について
標記アンケートへの対応について議論し、高木氏(庶務委員)にて回答原案を作成の上、部会長と相談することとした。
・次回は6月17日 電中研狛江で実施する。
以 上
1.開催日時:平成26年6月17日 10:30〜12:15
2.開催場所:(財)電力中央研究所 狛江地区 本館2階 ゲストカンファレンス
3.出席者 :勝村(東大)、内田・塚田・塙(JAEA)、寺地(関電)、目黒・久宗・中野(原電)、荘田(三菱重工)、会沢・長瀬(日立GE)、平野・藤原・河村(電中研)、牧平(東電)、大橋(オルガノ)、瀧口(元東芝)、高木(東芝)、武田(北電)、星野(電発)【敬称略、順不同】
4.議事
(1) 委員の交代について
高木委員より、庶務委員2名について4/1付けにて、北海道電力(株)渡辺委員の後任として武田氏が、電源開発(株)窪田委員の後任として星野氏が交代する旨提案があり、承認された。
また、財務担当委員の東京電力(株)牧平委員が、7月の異動に伴い退任する旨紹介があり、後任については次回委員会にて審議する。
(2) 企画セッション、定例研究会及びサマーセミナーの計画案について
久宗委員(企画委員)より、学会年会の企画セッション、定例研究会及びサマーセミナーの計画案について提案があり、審議を行った。
@ 企画セッション
今後も核融合工学部会、核燃料部会、材料部会等と共催して行くこととするが、2015年春の年会の開催に際しては、10月末までに企画提案準備を進める必要があり、同時期開催のNPC2014札幌国際会議対応の委員の負担を考慮して、提案を取り止めたい旨提案があった。これに対し、以下の意見があった。
・2014年秋の大会での企画セッションは、NPC2014札幌国際会議の開催があり既に参加を取り止めており、今後の継続的な参加を考えると、次回春の大会は参加した方が良い。
・来年の春の参加であれば準備期間としては対応可能であり、参加するのであれば水化学部会としても重要課題の一つである福島汚染水処理の問題が、社会的にも関心が高く良い。
・バックエンド部会にて検討されている汚染水処理の例えばゼオライト吸着材に係るデータは、非常に興味のあるテーマであり、バックエンド部会との共催はできないか。
・メーカサイドでも汚染水処理は重要な課題と認識しており、可能なら技術紹介を行いたい。
など
以上の意見を踏まえ、2015年春の大会では、企画セッションの提案を行うこととし、一案としてバックエンド部会との共催にて進める方向で、庶務委員及び企画委員にて合同開催に対する感触を打診することとし、次回委員会に企画提案を行うこととする。
なお、バックエンド部会との共催が困難な場合には、次善策として水化学部会単独参加にて、NPC2014札幌国際会議の総括的な報告を行うなど別テーマを検討していく。
A 定例研究会 定例研究会は、2010年頃から秋の開催は電力持ち回り(北陸、中部、九州電力等)とし地方開催にて進めてきたが、プラント停止期間の長期化に伴い、電力会社からの発表テーマが限定されることから、開催場所を従来の東京開催に戻し、テーマについては、福島事故対応としてこれまでの汚染水処理の他、再稼働対応について、また、年内に検討が一段落する水化学管理標準、共通の課題である人材育成等をテーマに今後進めて行きたい旨提案があった。これに対し、以下の意見があった。 ・水化学管理標準は水化学部会員にも広く見てもらうことが重要である。 ・人材育成については、カナダAECLの例等、海外事例にも着目すると良い。 ・地方開催とした場合には、開催運営対応を行った担当電力から多くの参加が期待できるが、一方で、1社だけで発表者を取り決めるのは難しいなどデメリットもあり、例えば東京開催とし、在京電力以外に地方電力も運営に参加するなどの方法はどうか。 ・地方電力の人に多く参加してもらうためには、主催電力の開催地で行うことが前提で、東京開催ではそのメリットが薄れる。 ・運営小委員会は東京、定例研究会は地方にて開催など、旅費の面から個別に開催する方法もあるのでは。 ・定例研究会は、電力にとっても情報を得る上で重要なものであり、東京開催に参加しづらいようであれば、地方開催も考慮すべき。 ・原則の東京開催に拘る必要はなく、幹事の負担軽減のため、持ち回りにしてはどうか。 ・各発電所の情報を知ってもらうことも重要であり、発電所の見学を兼ね、各社持ち回りでいろいろな場所で行うのが良いのでは。また、1社でやる必要はなく、複数社で対応することが良ければ、そういった提案を行うことも良い。 など 以上、定例研究会については、メリット、デメリットを考えると、東京開催あるいは地方開催に決めることは現実的でないことから、開催運営方法については継続して検討を行う。
次回来年3月の定例研究会は、電源開発(株)主催にて開催することとし、テーマは、水化学管理標準及びNPC2014札幌国際会議報告を行う方向で検討することとし、次回運営小委員会で審議する。 B 材料部会、核燃料部会及び水化学部会との3部会合同サマーセミナー
3年に1回の頻度にて開催してきており、次回は2015年度が開催時期となる。次回幹事は核燃料部会で、材料部会、核燃料部会とも予定どおり開催することを考えており、水化学部会としても開催を前提に計画を進めることとし、当面、庶務委員及び企画委員にて対応する。
また、2年に1回の頻度にて開催している水化学部会単独のサマーセミナーは、次回は2016年度が開催時期となり、3部会合同を含めると毎年度の開催となることから、委員の負担軽減等を配慮し、時期をずらす等見直し、次回・次々回の委員会にて審議する。
(3) 次回運営小委員会の開催について
次回の開催は、NPC2014札幌国際会議開催後の11月10日(月)13:30〜、原電本店にて開催する。
(4) NPC2014札幌実行委員会、RADEM’14活動状況と今後の予定(報告)
瀧口氏(NPC2014実行委員)より、前回運営小委員会(3/6)以降のNPC2014実行委員会の活動実績について、また、今後の予定として、7月31日の早期参加登録、論文原稿提出の締め切りを踏まえ、開催に向け具体的な準備を進めて行く旨、報告があった。
また、内田委員より、NPC2014報告記事の原子力学会誌、Nuclear Materials誌への投稿検討状況について、高木委員より、1F特別セョションへの講演依頼を行いNegin氏より快諾を得、旅費等具体的な調整を進めて行く旨報告があり、これらについては次回の実行委員会で検討、審議する。
5.その他
塚田委員より、SWIS/ZWIS合同勉強会を3部会合同(核燃料部会、材料部会及び水化学部会)にて7月4日(金)、「燃料-材料-海水の相互反応」をテーマに開催する旨、紹介があった。
また、星野委員より、先月開催された>H25年度第3回部会等運営委員会での議事内容として、2015年度以降の年会大会の開催地確定、現地委員参加料免除の
廃止、審議メールの簡素化、本部配布金の利用に係る規程類の改訂等状況について紹介があった。 以 上 1.開催日時:平成26年11月10日 10:30〜17:15 2.開催場所:日本原子力発電(株) 本店2階 第1会議室
3.出席者 :勝村(東大)、石槫(日本アイソトープ゚協会)、内田・塚田・塙(JAEA)目黒・久宗・中野(原電)、野依、寺地(関電)、荘田(三菱重工)、長瀬(日立GE)、平野・河村*1・藤原(電中研)、長谷川(東電)、大橋(オルガノ)、瀧口(元東芝)、高木(東芝)、武田(北電)、星野(電発)【敬称略、順不同】*1 途中より出席 4.議事 (1)
委員の交代について 高木委員より、財務担当委員について東京電力(株)牧平委員の後任として長谷川氏が交代する旨提案があり、承認された。
(2)
前回議事録の確認 高木委員より、課題については今回の議題となっている旨紹介があり、既にメールにて各委員確認済であることから承認された。 (3)
企画セッション、定例研究会及びサマーセミナーの計画について 久宗委員(企画担当)より、前回からの継続検討になっている企画セッション、定例研究会及びサマーセミナー計画について説明があり、今後の進め方について審議等を行った。 @ 企画セッション 企画セッションについては、今後も核融合工学部会、核燃料部会、材料部会等と福島事故関連のテーマを中心に進めて行く。
なお、2015年春の年会については、前回審議を踏まえ、バックエンド部会との調整を進め、福島第一原子力発電所の汚染滞留水処理と廃棄物処理処分をテーマに合同にて開催することで計画を進めている。(議題(4))
A 定例研究会 継続検討となっていた定例研究会の開催地について、2010年頃から始めている秋の地方開催(電力持ち回り)を継続するか、従来の東京開催(運営委員所属機関持ち回り)に戻すかの2案について提案があり、引き続き基本的には地方開催にて進めて行きたい旨提案があった。意見は以下のとおり。 ・開催地持ち回りの頻度は概ね月数で30から40カ月間隔で均等に回っており各機関等の大きな負担はない。 ・参加者確保の観点も重要である。これまでの実績からは東京か地方かで大きな差はなく、毎回50から70人程度の参加者を得ている。傾向としては会員所属機関数が変わらない限り大きな増減は考えられず、どちらかと言うとテーマの選定の方が重要である。 ・地方開催での施設見学会を通し、プラントの水化学経験等を直にみることで知見を深めることにもなり、また現地担当や経営層との懇親を通し人脈を得ることも部会運営の面で重要で、意義がある。 など 以上、地方開催の意義、希望等を踏まえ、現状の運営を踏襲し進めて行くこととする。これより、次年度秋の開催は四国電力(株)で開催する予定にて、現地発電所の再起動対応状況も配慮し、計画を進める。
なお、次回の平成27年3月は電源開発(株)、次々回6月はオルガノ(株)にて開催であり、オルガノ(株)開催の「1F事故後の水処理に係る対応(経過報告)」(仮題)の発表内容については、同じようなテーマで先に開催される春の年会・企画セッションの発表を考慮する。
また、定例研究会のテーマは、各機関の代表が集まる本委員会にて、議題出しや議論をしていくことが重要であり、認識を新たに引き続き議論していく。 B サマーセミナー 水化学セミナーは2年に1回の頻度で開催しており、今年が開催年であったが、水化学国際会議開催のため中止している。
来年度は三部会合同夏期セミナーがあるため、次回は2016年度の開催となり、これまでの機関持ち回り状況から、主催は三菱重工業(株)あるいは電中研が候補の予定である。 (3)
三部会合同夏期セミナーの開催について 星野委員(庶務担当)より、材料部会の幹事のもと次年度開催の三部会合同夏期セミナーについて、開催時期、場所等について報告があった。
材料部会提案の平成27年7月8日から10日まで、福井県あわら温泉での開催について特に異論はなく、会場ホテルの選定(「まつや千千」または「清風荘」)のための現地調査も含め、幹事側に任せる旨、回答する。
また、プログラム選定以降の本格的な準備は材料部会からの発議・提案があり次第、企画委員も加わり対応していくこととし、参加者要請等を含め、来年3月の運営委員会への提案に向け、年明け以降には検討に入る必要があり、それまで庶務委員にて幹事部会の検討状況をフォローしていく。 (4) 2015年春の年会 企画セッションの開催について 久宗委員(企画担当)より、バックエンド部会との合同にて進めている企画セッションの提案書について報告があった。
講演は、東京電力(株)より汚染滞留水処理対策、(株)東芝及び日立GEよりその処理技術、バックエンド部会より二次廃棄物の処理処分について、計4件の発表を予定している。12月中頃の提案書最終版の提出に向け、座長、講演者及び発表内容について11月末までを目途に調整を進める。 (5) 次回の定例研究会について 第23回定例研究会の開催テーマ、日時、開催場所等について、星野委員(電源開発)より提案があった。
開催テーマは、「NPC2014札幌」と「水化学管理標準の制定」についての報告で、H26年3月12日午後、電源開発(株)本店にて開催することで了承され、本提案にて進めることとなった。
NPC2014札幌の報告は、来年1月予定の組織委員会への報告書をベースに、また、水化学管理標準については、12月のシステム安全専門部会への上程、来年3月頃の報告書完成等の制定スケジュールを踏まえ、時期的には公衆審査前に広く学会員に周知することを目的に、分科会からの報告の位置付で行うこととする。具体的な内容、講演者、時間配分等については、個別に調整を進めさせていただく。また、電源開発(株)にて開催の本機会に、大間原子力発電所の建設状況等について紹介することとなった。
( (6) 平成27年度 運営小委員会委員選挙に係る選挙管理委員会の設置について 武田委員(庶務委員)より、今年度にて任期満了となる運営小委員会委員の選挙について、今後のスケジュール等提案があった。
年度末開催の来年3月12日開催予定の水化学部会全体会議での選出報告に向け、来年1月末の候補者受付締切(期間:締切までの2週間)及び2月末の候補者新任投票終了(期間:終了までの2週間)を考慮し、年明けの1月中旬に選挙管理委員会を発足する工程が示され、選挙管理委員会の発足及び本提案スケジュールにて選挙を進めていくことについて全員一致で承認された。
また、次年度新体制を迎えるに当たり、今後の更なる水化学部会運営の活性化等を踏まえ、運営小委員会内のワーキンググループ(WG)も含めた委員会体制について久宗委員より提案があり、議論した。 ・水化学部会のテーマとしては軽水炉の運営に係る以外に、福島事故を踏まえ今後も引き続き汚染滞留水処理等の研究が中心となり、これら研究に関わりの深いJAEAの関与を高めた委員構成が良い。 ・現在5つのWGがあり、ロードマップフォローアップWGは国側にて現在進められている軽水炉安全技術・人材ロードマップ策定対応のためにも必要である。燃料/水相互作用及び構造材/水相互作用WGは、実働としては定例研究会の開催運営の中で活動してきており、今後はWGとしての活動はせず、定例研究会での企画・運営を中心とした形態の活動が良い。被ばく・廃棄物低減WGはプラントの停止により活動していない状況であるが、福島事故関係の除染対応等も含め幅広く今後活動していくことで必要である。将来構想検討WGはこれまで特別な活動はしていないが、WG体制よりはむしろ運営委員の中に若手を登用していきながら技術継承していく方が良い。 ・若手への技術継承のために、これまで開催してきた定例研究会について、きちんと報告書として残しておくことが必要である。 ・福島事故を踏まえ、今後はFP挙動やセシウム、よう素の放出低減、運転延長に伴う高経年化対応などについて水化学の側面から課題を先読みし、テーマを絞って目標を持って取り組み、外に提言していくことが重要である。 など 以上、WG構成も含め運営委員会の体制、今後の進め方については、これら意見、要望等を踏まえ、新体制の中で引き続き検討していく。 (7) 軽水炉安全技術・人材ロードマップ策定について 久宗委員(企画担当)より、今年4月のエネルギー基本計画の閣議決定を受け立ち上げられ、国主導にて現在進められている軽水炉安全技術・人材ロードマップの策定作業について報告があった。
本策定は、国側に設けられたWGと日本原子力学会に設けられた安全対策高度化検討特別専門委員会とで相互に検討を進めて行く形で、水化学部会は、本特別専門委員会に設けられた6作業部会のうちの2部会(「設計による安全性向上」、「保全・運転管理」)に参画し作業を進めていくこととなる。
策定作業は平成28年3月までの2年間で、至近の対応として今年12月の中間報告に向けた項目の抽出が必要であり、水化学部会にて策定のロードマップをベースに、関連部会と歩調を合わせ対応していく。 (8) NPC2014札幌 実施報告(速報) 瀧口幹事(実行委員会)より、開催結果、実施報告書作成スケジュール等今後の予定について報告があった。第4回組織委員会の開催は来年1月末を予定しており、12月開催予定の実行委員会にて瀧口幹事より組織委員会向け報告書案を提案し、審議を行う旨、紹介があった。
その他、参加者から講演者が使用した発表原稿(パワーポイント)についても見られるようにして欲しい旨要望がきており、再度USB等に編集し、参加者に再配布するよう対応する。 (9) NPC2014札幌 会計報告(中間報告) 大橋委員(財務担当/実行委員会予算・会計担当)より収支状況について報告があり、諸経費等未確定のものもあるが、現状400万程度の予算残が見込まれ、本利益は学会本体(20%)と当部会(80%)にて配分される。
併せて、平成26年度予算収支見込み案及び平成27年度予算案について説明があり、収支見込については精査の上、また、次年度予算については他に支出等あれば財務担当委員に連絡することとし、これら反映次第、メール審議の上、事務局に提出することとする。 (10) 2014年度部会報(案)について 長瀬委員(広報担当)より、水化学部会報(第7号)の目次案について提案があった。今回はこの秋開催した水化学国際会議(NPC2014札幌)を中心とした報告を行うこととし、会議概要の他、福島事故関係の発表も踏まえた水化学の課題・取り組み(実行委員長より)及び実行委員会活動概要・所感等(各リーダーより)も掲載することで了承され、広報担当より個別に依頼の上、来年2月頃の発行を目途に全体作業を進めて行く。 以 上 1.開催日時:平成27年3月12日 10:30〜12:15 2.開催場所:電源開発(株)本店 9階会議室
3.出席者 :勝村(東大)、内田・塚田・塙(JAEA)村部・目黒・久宗・中野(原電)、長谷川(東電)、久家(関電)、寺地(INSS)、増田・稲垣(中電)、荘田(三菱重工)、会沢(日立GE)、平野・河村*1・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、瀧口(元東芝)、高木、山本(東芝)、武田(北電)、星野(電発)【敬称略、順不同】 *1 途中より出席 4.議事 (1)
前回議事録の確認 高木委員より、既にメールて回覧済みであることから本委員会承認し、 追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することになった 。
(2)
平成27年水化学部会運営小委員会委員選挙結果について(報告) 選挙管理小委員会の武田委員長より、公募により立候補のあった部会長以下すべての委員候補者に対し信任投票を行った結果、投票数95名 、候補者全員が過半数以上の信任得られ当選した旨、報告された。
今回の選挙により、部会長は引き続勝村部会長が就任され、副部会長には勝山氏、村部氏のほか高木氏(現庶務委員及)び渡辺氏(現企画担当委員)が、また監事には会沢氏(現副部会長)及び新たに 増田氏(中部電力)が就任される。 平野氏(現監事)は今期にて退任することなった。また、塙氏(JAEA)、稲垣氏(中部電力)、山本氏(東芝)室屋EA)、稲垣氏 (中部電力)山本東芝室屋EA)、稲垣氏(中部電力)、山本氏(東芝)、室屋氏(大阪大学)が新たに委員に就任された。 武田氏(現庶務委員)は今期にて退任することなった。
本選挙結果は、本日午後開催の全体会議で報告のほか、ホームページへの掲載にて部会員全員に周知する。 (3)
平成27年水化学部会運営小委員会担当委員について(審議) 高木委員より次期運営小委員会担当委員及び体制案について以下のとおり提案があり、特に異論はなく満場一致にて承認された。 ・顧問には、部会長の推薦により石槫顧問及び内田顧問が引き続き就任されるほか、塚田氏(現構造材/水相互作用WG委員)、目黒氏(現監事)及び新たに瀧口氏(元東芝)が就任する。 ・庶務委員には現委員の星野氏のほか長谷川氏(現財務担当委員)及び新たに塙氏(JAEA)が就任する。 ・企画担当委員には現委員の寺地氏、久宗氏に加え、河村氏(現燃料/水相互作用WG)及び新たに稲垣氏(中部電力)と山本氏(東芝)が就任し、現在の3人から5人体制とする。これに併せ、ロードマップフォローアップWG、燃料/水相互作用WG、構造材/水相互作用WG及び被ばく・廃棄物低減WGの活動は、定例研究会を中心に今後も引き続き活発な議論を進め展開していくこととし、企画担当の中に委員を集約し、今年度を以て4つのWG体制は終了する。 ・広報・編集担当委員には、現委員の荘田氏、長瀬氏のほか、新たに室屋氏(大阪大学)が就任し、財務担当委員には、現委員の大橋氏及び藤原氏(現広報・編集担当委員)が就任する。 ・定例研究会小委員会及び将来構想検討WGは存続することとし、それぞれ山本氏、寺地氏が就任する。 ・上記WG体制の見直しについては、午後の全体会議での審議・承認を経て、それを以て水化学部会運営小委員会申し合わせの当該記載箇所「(構成)第2条」を改訂する。 (4)
新規研究会の発足について(提案) 内田顧問より、「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会(仮称)の新規発足について提案された。
発足の経緯及び主旨は、福島事故を踏まえ、FP関連の議論は行われてはいるが、必ずしも部会全体としてまとまって進められている形が見えない状況であり、将来の研究専門委員会の発足を睨み、まずは水化学部会の中に本研究専門委員会準備会を立ち上げるものである。なお、FP挙動に関する国際的な研究組織もOECDの中に出来つつあり、また、昨年2014春の年会にて開催した合同企画セッションの4部会(核燃料部会、熱流動部会、原子力安全部会、及計算化学部会)からも、このような組織発足の要求も出ている状況であり、具体的に進めていくものである。
以上、水化学部会の中に本準備委員会を立ち上げ、委員長は勝村部会長が、幹事は内田顧問のもと、研究専門委員会化に向け活動を開始していくこととなり、その準備状況については、運営小委員会にて内田顧問より報告していただくことになった。 (5)
2015年秋の大会 企画セッションについて(審議) 久宗委員(企画担当)より2015年秋の大会企画セッションについては、以下の状況を踏まえ、発表内容の選定が難しいことから、見送りたい旨提案があった。 ・福島事故前は水化学ロードマップに基づきテーマを選定してきたが、事故発生以降においては、企画セッション及び夏期セミナーは3部会合同にて開催することとし、テーマは福島事故関連が中心となっている。また、年3回開催の定例研究会においても、そのうち1回は福島事故関連をテーマにとり上げている。 ・2015年春の年会の企画セッションでは汚染滞留水処理がテーマであり、7月開催の三部会合同夏期セミナーも福島事故関連が共通テーマとなる可能性が大きい。 ・依然としてプラント停止が続いている状況である。 以上、水化学ロードマップも福島事故等を踏まえ見直しが必要な状況であり、新年度に活動方針を詰めていくこととし、秋の企画セッション提案は見送ることで了承された。 なお、2016年春の年会では企画セッションを開催することとし、次回以降の運営小委員会に提案していく。また、6月開催予定の定例研究会は、福島事故以外のテーマにて進める方向で検討する。 (6)
次回定例研究会について(審議) 次回幹事の大橋委員より、テーマ案、日程等につて提案があった。
テーマは一般の廃炉技術に関わる水処理技術について3、4件の発表と、今年度より国主導にて進められている軽水炉安全技術・人材ロードマップ策定作業の検討状況を紹介することとし、6月15日(月)の午後、オルガノ(株)本社にて開催することになった。今後、具体的なテーマ調整及び発表依頼等関係機関との調整を進めて行く。
なお、次回運営小委員会を当日午前に開催する。 (7)
平成26年度 水化学部会会計報告について(審議) 大橋委員(財務担当)より、平成26年度水化学部会会計報告があり、承認された。
今年度は水化学国際会議開催による事業収入が発生し、その内の学会本部への寄付金20%を除く残り80%が水化学部会の次年度繰越金となり、大幅な増加となった。
なお、各部会における運営費の予算、決算については、部会より学会本部に提出されたのち部会全体会議にて審議されることとなっている。会計監査についても、本部側にて行われている旨、規定あるいは実際の運用を確認する。 (8)
平成26年度 水化学部会全体会議資料について(審議) 星野委員(庶務委員)より、午後開催の全体会議報告資料について提案があり、承認された。 (9)
2015年度3部会合同夏期セミナーについて(報告) 星野委員(庶務委員)より、現状の準備状況について報告があった。
2015年度3部会合同セミナーは、7月8日から11日まで福井県あわら温泉にて開催することで決定されている。具体的なテーマ選定等については、春の年会開催後、三部会との調整に入り、関係担当にて検討、講演依頼等を進めていく。 (10)
NPC2014札幌 組織委員会(1月29日)について(報告) 瀧口実行委員より、1月29日開催の組織委員会にて、NPC2014札幌及びRADEM’14の最終報告を行い、無事完了した旨、報告があった。また、大橋委員(財務担当)より決算報告書案について説明があり、一部未入金額の反映、最終確認後、経理責任者(勝村実行委員長)、会計監査委員(久宗委員、寺地委員)による確認の上、学会事務局に提出する。 (11)
その他「アジア水化学シンポジウム2015」開催について 今年の9月2日から4日にインドにて開催される「アジア水化学シンポジウム2015」について、勝村部会長より参加協力の要請があった。
これまでの海外国主催の場合と同様、運営小員会の中に特別な委員会を設けて対応することはせず、各機関にて参加を促すこととなった。今後、運営小委員会の中で参加状況を確認し必要に応じフォローしていく。 以 上 1.開催日時:平成27年6月15日 10:00〜12:00 2.開催場所:オルガノ(株)本社ビル2階 211会議室
3.出席者 :勝村(JRIA)、内田・塚田・塙(JAEA)村部・目黒・久宗・中野(原電)、長谷川(東電)、久家(関電)、寺地(INSS)、稲垣(中電)、荘田(三菱重工)、会沢(日立GE)、河村・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、瀧口(元東芝)、高木、山本(東芝)、室屋(大阪大学)、浦戸(四国電力)、星野(電発)【敬称略、順不同】 4.議事 (1)
前回議事録の確認 庶務担当より既にメールて回覧済みであることから、本委員会で承認し、追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することになった 。
(2)
企画担当の活動計画(定例研究会、企画セッション)について(審議) 久宗委員(企画担当)より活動計画案について提案があり、議論の結果、以下のとおりとなった。 ・企画セッションについては、今現在もプラントが停止している状況であり、一方で、汚染滞留水処理や二次廃棄物の処理処分など福島事故関連の話題に大きな関心が寄せられていることから、今後も他部会との合同セョションにて同テーマを取り上げて行く。 ・定例研究会については、プラント長期停止に係る保管・再稼働対応等、廃炉措置及び福島事故関連の他、人材育成の観点から基礎・基盤技術もテーマに加え、向こう2年間程度先までの長期計画について企画担当を中心に検討し、次回委員会にて議論を行う。 ・次年度開催時期に当たる当部会単独の夏期セミナーについては、今年7月開催の3部会合同セミナーを含めると2年連続となるが、前回単独開催からは数年経っていること、また、プラント停止が長期続く中、より一層若手技術者を対象としたセミナー開催の意義、要望が大きいことから、予定通り開催することとする。企画担当を中心に計画案を検討し、次回委員会に提案、審議する。 ・水化学部会の活動基盤にもなる当部会策定のロードマップについても、福島事故を起因とした情勢変化等を踏まえ見直しする時期を迎えており、まずは企画担当を中心にその方向性を検討のうえ次回委員会に提案し、議論を進めて行く。
(3)
次回定例研究会について(審議) 浦戸氏(四国電力)より、秋の定例研究会の計画案について提案があり、10月22日(木)午後、四国電力(株)総合研修所(高松市)にて、「長期停止後の再稼働対応及び再稼働に向けた化学管理」をテーマに開催することになった。 四国電力より長期停止中の化学管理と再稼働に向けた取り組みについて1件発表し、その他、九州電力、関西電力及びプラントメーカ(PWR・BWR)へ発表を依頼する予定である。施設見学の有無も含め、発表依頼等関係機関との調整を進め、来月中を目途にプログラムを具体化する。 なお、同日午前に運営小委員会を開催する。
(4)
3部会合同夏期セミナーについて(審議) 企画担当及び庶務担当よりプログラム案、収支見通し及びセミナー役割分担について準備状況の説明があった。 本プログラム案にて引き続き調整を進めるとともに、現状にて収支は黒字見通しであるが、定員に対し参加登録者数が芳しくないことから、各委員においては引き続き所属機関等での参加斡旋を行い、電力関係者に対しては庶務担当より再度参加斡旋を行う。また、座長及びポスター審査員は、セミナーに参加する委員の中から、庶務担当にて選出させていただくこととなった。
(5)
アジア水化学シンポジウム2015について(審議) 久宗委員(企画担当)より、報告書の作成対応について提案があった。 国内から7名の参加予定であり、分担して概要を作成し、報告書として取り纏めることとし、インド主催国の案内ホームページにてプログラム詳細が掲示され次第、作成分担割を行う。 (6)
「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会について(報告) 前回の運営小委員会にて提案、承認され活動を開始している本準備会について、内田顧問より活動状況の報告があった。 これまで2回開催しており、第1回(4/2、13名出席)では、本準備会は新規研究専門委員会の設立を目指し、Phebus FPプロジェクト関連の文献調査を分担して行い、その成果を報告書としてまとめて行くこととし、第2回(6/9、14名参加)では、話題提供として「過酷事故時のFP挙動」に係る文献調査の報告を行っている。第3回(8/25開催予定)以降、数回開催し報告書原案を作成していく予定である。また、本報告書は水化学部会名にて、部会等運営委員会他必要な学会の承認、手続きを経て、出版する予定である。 本準備会は、前回の運営委員会にて内田顧問より提案のあった通り、研究専門委員会等の新規委員会発足に向け、まずは水化学部会内での準備活動の場として運営していくことを再確認し、その活動状況については、引き続き、運営小員会の中で報告していただく。 (7)
2015年 春の年会 企画セッション結果報告について(報告) 高木副部会長より、今年3月の春の年会にてバックエンド部会との合同にて開催した、福島第一の汚染滞留水処理をテーマとした企画セッションについて報告があった。 東京電力から汚染水対策に関する全体概要の報告があり、東芝及び日立GEからその処理技術、IRID・JAEAから二次廃棄物の処理処分について報告された。両部会を中心に100名超の参加があり、本テーマについて大きな関心が寄せられていることが伺える。 汚染滞留水処理は着実に進捗している一方で、そこから発生してくる二次廃棄物の蓄積が今後は大きな課題となってくる状況であり、両部会で互いに情報を共有し、それぞれの立場で何ができるか討議を重ね、検討を継続していくことが重要である。併せて、今後も定例研究会等において定期的に福島事故の話題を取り上げて行く。 (8)
2015年 秋の大会 企画セッションについて(報告) 秋の大会においては前回運営委員会にて見送ることになっていたが、加速器部会より問い合わせがあり、加速器・ビーム科学部会の企画セッションに水化学部会として協力する形にて参加することで、準備を進めている旨、高木副部会長より報告があった。 企画提案書は、加速器・ビーム科学部会より事務局に提出されており、水化学部会からは勝村部会長及び高木副部会長が講演を行う予定である。 また、次々回2016年春の大会については、既に企画セョションを開催することとしており、提案書締切(10月末)の1ヶ月前迄を目途に検討し、提案する。 (9)
委員の交代について 村部副部会長(日本原電)が6月30日付にて東京電力の福島第一廃炉推進カンパニーへ異動になられるとのこと、この度、副部会長をご退任されることとなり、御挨拶をいただいた。 以 上 1.開催日時:平成27年10月22日 9:00〜12:00 2.開催場所:四国電力(株) 総合研修所202研修室
3.出席者 :勝村(JRIA)、高木(東芝)、渡辺(東北大学)、内田・塚田・塙(JAEA)、久宗(原電)、久家(宮田委員代理 関電)、寺地(INSS)、石原(荘田委員代理 三菱重工)、室屋(大阪大学)、会沢(日立GE)、河村・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、浦戸(四国電力)、星野(電発)【敬称略、順不同】 4.議事 (1)
前回議事録の確認 庶務担当より既にメールて回覧済みであることから 、本委員会で承認し、追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することになった。
(2)
委員交代 任期途中での異動に伴い村部副部会長(原電)の後任として原電 石坂氏が、また、勝山副部会長(関電)の後任として関電 宮田氏が交代する旨申出を庶務担当より紹介し、承認された。年度末の部会全体会議に報告する。
(3)
定例研究会及び水化学部会サマーセミナーの計画について 久宗委員(企画担当)より、定例研究会の中長期活動計画案について提案があり、向こう3年間の開催は、以下のテーマにて進めていくことで承認された。 ・第26回「人材育成・情報整備に係る産業界の取組み」(2016.3、日立GENE) ・第27回「1F事故後の水処理に係る対応(経過報告)」(2016.6、東芝) ・第28回「被ばく線源低減」 (2016.10、関電) ・第29回「廃止措置に係る水化学管理、NPC2016報告」(2017.3、原電) ・第30回「材料健全性、JMTR研究の概要」 (2017.6、JAEA) ・第31回「長期停止後の再稼働対応及び再稼働に向けた化学管理」(2017.10) また、第26回のテーマとなっている人材育成については、若手技術者への技術伝承が大きな課題であり、発行から15年ほど経つ水化学ハンドブックの改訂を念頭に、まずはこれまで開催してきた定例研究会での技術発表成果を部会報告書として取り纏めて行くこととなった。企画担当を中心に進め方を検討し、次回提案する。これら取り組み状況や国主導で進められている廃炉に係る人材育成についても第26回定例研究会の発表に盛り込むことで調整する。 引き続き、来年度開催する水化学サマーセミナーの計画案について久宗委員より提案があり、以下の計画にて進めていくことで承認された。 ・2016年7月13日(水)から15日(金)までの3日間とし、鹿児島県薩摩川内市周辺にて開催する。九州電力及び三菱重工業のご協力をいただく。 ・開催1日目には本セミナーの目的である技術伝承を主眼とした基調講演及び基礎講義を、2日目には「長期停止後の再稼働」を基調テーマに再稼働から約1サイクル運転後の水質・放射能挙動他全5件の講演を行う方向で準備を進める。その際、水化学にとらわれず新規制対応としてSAへの新たな取り組みなどの許認可対応も話題に取り入れることとする。 ・年内に会場・宿泊場所の手配、来年2月までにプログラム他実施内容を調整し、3月の運営小委員会にて審議・確定の上、4月に参加者募集を図るスケジュールにて準備を進めて行く。なお、より多くの学生の参加を促すため、参加者募集に際しては、大学や学生連絡会、学会支部などへも情報提供を行う。
(4)
次回定例研究会について(審議) 次回幹事の会沢監事(日立GENE)より計画案について提案があり、第26回定例研究会はH28年3月15日(火)、「人材育成」をテーマに開催することになった。 大学、メーカ、電力及び廃止措置(IRID)のそれぞれの立場から、また部会としての取り組みなど発表を行う方向で講演依頼等調整を進め、年内目途にプログラムを具体化する。 なお、同日午前は運営小委員会を、午後に総会及び定例研究会を開催することとし、開催場所を確保する。
(5)
水化学ロードマップ見直しの今後の取り組みについて 現ロードマップは2007年制定、2009年のフォローアップ以降既に6年が経過し、福島事故を契機とした情勢変化も踏まえ、大幅な改定も睨んだフォローアップが必要である。また、2014年度に国主導にて策定した「軽水炉安全技術・人材ロードアップ」とのリンクや学会標準化を進めてきている「BWR/PWR水化学管理指針」制定プロセスとの連携明確化など課題が多いことから、別途課題を整理の上、取り組み方針について議論する。
(6)
「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会活動状況について 内田顧問より準備会の活動状況について報告があった。 前回報告後から2回開催しており、Phebus FP計画に関する文献70件を分担して紹介、議論を交わしている旨報告があり、併せてFP実験の概要について紹介があった。主に水化学部会の委員を中心に活動して来ているが、燃料部会所属でFP挙動模擬実験を計画しているJAEAの実験グループからも加わり、活動していく予定である。 (7)
2016年春の年会 企画セッションについて 内田顧問より来年春の年会企画セッションについて提案があった。 過去2014年春の年会にて事故時FP挙動関係で合同セッション(核燃料・水化学・熱流動・計算科学技術)を一度開催し、それからほぼ2年、準備会の立ち上げも加わり、FP挙動研究に大きな進展があったことから再度開催を計画したものである。内容は、Phebusの文献調査を中心とし、その他FP挙動(Cs等のマスバランス)について発表を予定しているとのこと、発表者等については今後具体化していく。なお、提案元は水化学部会で、先の4部会に保健物理・環境科学部会を加えた5部会合同の企画セッションを予定している。 (8)
「HWC標準」の水化学部会における技術報告書作成方針について これまで学会標準として制定に取り組んできた「HWC標準」は、9月開催のシステム安全専門部会での審議・了承を踏まえ、まずは水化学部会の技術報告書として取り纏めることになり、高木副部長よりその作成方針について提案があった。 「「沸騰水型原子炉一次冷却系の腐食環境の定量評価の現状と標準化のための課題」(仮称)と題し、技術報告の主旨を踏まえ、課題の明確化に主眼をおき技術成果を取り纏める。次年度内を目途に学会より発行する予定とし、スケジュールは非常にタイトであるが、2016年3月のドラフト完を目指し、高木副部会長を中心に、執筆メンバー、分担等を決め、作業に着手することとする。 (9)
日本保全学会保全ハンドブックへの執筆要請への対応について 久宗委員(企画担当)より、日本保全学会が作成・発行を進めている「保全ハンドブック」への水化学関係の原稿執筆対応について提案があった。 本ハンドブックは、「第T編 原子力基本工学」、「第U編 原子力実践工学」及び「第V編 保全の高度化」の3編で構成され、「水化学」の章は第U編の中に50ページ程度で収める予定である。執筆は、構造材料及び燃料の健全性向上、線源強度低減について解説することとし、水化学ハンドブックをベースに保全に特化した技術事項を記載する形態とし、全体工程に合わせ2016年2月までに第1稿を作成することとする。なお、その後レビューを経て10月に第1稿完、全体原稿は12月完の予定である。 (10)
廃炉検討委員会からの活動状況等調査他の依頼について(審議) 廃炉検討委員会より提出依頼がきている「廃炉に関わる活動情報提供」及び「NDFシーズ調査」については、庶務担当にて案を作成の上、運営小委員のご確認をいただき提出する。 (11)
広報情報委員会からのPSWG委員選出の依頼について 広報情報委員会より各部会1名の選出依頼がきているポジションステートメントWG委員については、当面星野委員(庶務担当)にて対応する。 (12)
3部会合同夏期セミナーについて 星野委員(庶務担当)より今年7月に開催した3部会合同セミナーについて収支結果等の報告があった。 定員120名に対し119名の参加者が得られた。発生した余剰金については本部への納付を除いた残金を3部会で均等配分し、部会繰入金として処理する。 (13)
アジア水化学シンポジウム2015について 久宗委員より、9月にインドにて開催されたアジア水化学シンポジウムについて報告があった。 参加者は4か国166名で日本からは5名(登録は7名)が出席した。招待講演10件及び口頭発表21件があり、内容については本日午後開催の定例研究会にて報告する。次回は、2017年9月に中国にて開催予定である。 (14)
2015年 秋の大会企画セッションについて 高木副部会長より、9月に開催された秋の大会企画セッションについて報告があった。 加速器・ビーム科学部会主催の企画セッションで、水化学部会は共催にて参画し、勝村部会長及び高木副部会長より2件の報告を行った。加速器やビーム科学分野での基礎データが水化学分野でどのように応用されているかなど話題を提供した。加速器・ビーム科学部会からは医療、加速器関係の2件について講演があった。 (15)
年会・大会演題登録&予稿公開システムの導入について 星野委員(庶務担当)より、2016年春の年会スケジュール、予稿公開システム等の導入について報告があった。 システム導入に伴い発表申込み、予稿原稿提出の期限等が1ヶ月程度これまでより遅くなり、予稿集についてはCD-ROMの個別配布はなくWEB公開に変更となる。また、投稿予稿の事前スクリーニングが導入され、プログラム編成WGメンバーにて対応することになる。作業要領等については決まり次第情報提供する。 (16)
その他 次回はH27年3月15日(火)午前に開催する。開催場所については決まり次第連絡する。 以 上 1.開催日時:平成28年3月15日 9:00〜12:40 2.開催場所:秋葉原ダイビル 18階 会議室2
3.出席者 :高木(東芝)、渡辺(東北大学)、内田・塚田・塙(JAEA)、目黒(元原電)、瀧口(元東芝)、久宗・中野(原電)、久家(宮田副部会長代理 関電)、長谷川(東京電力)、稲垣(中部電力)、寺地(INSS)、荘田(三菱重工)、会沢(日立GE)、河村・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、星野(電発)【敬称略、順不同】(勝村部会長はJR交通障害により止むを得ず欠席) 4.議事 (1)
前回議事録の確認 庶務担当より 既にメールて回覧済みであることから 、本委員会で承認し、追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することになった 。
(2)
第27回定例研究会について 次回幹事である東芝 山本委員より日程、場所及びテーマについて提案があり、以下の計画にて進めて行くこととなった。 ・6月3日(金)午後、(株)東芝 横浜事業所にて開催する。 なお、午前に運営小員会を開催する。 ・汚染滞留水処理を主軸としたテーマ「1F事故後の水処理に係る対応(経過報告)」とし、汚染水処理に関する社内取り組み(東芝及び日立)及び福島事故対応に関する現状の環境変化を踏まえた全体計画等(東電)を発表する。 また、水化学部会として廃棄物処理やデブリについてもバックエンド部会等の他部会やJAEAと今後協調して取り組んで行くことで承認され、まずは、その方向付けの一助として、関係者への講演依頼等の調整を進める。
(3)
2016年秋の大会 企画セッションについて 久宗委員(企画担当)より、秋の大会(9月13日〜15日)での企画セッションについて提案があった。 福島事故以降至近までの取り上げテーマ、原子力発電所の再稼働見通し状況等から、テーマ候補としては、汚染滞留水処理で発生する廃棄物処理の問題(6月定例研究会テーマ)や、2012年で取り上げた福島第一発電所海水注入による材料影響に関するその後の長期的な材料腐食健全性(RCCV、PCV等)が挙げられる。また、さらに枠を拡げトリチウム処理、吸着材焼却処理、中間貯蔵廃棄物処理等の課題に、IRID等などと連携して取り組んで行くことも重要である。 企画セッション提案の締め切り(6月初旬頃)までにはまだ時間があることから、これら意見を踏まえ検討を進め、メール審議を行う。
(4)
2016年水化学部会サマーセミナー実施計画について 荘田委員(三菱重工業)より、セミナーの開催場所、基調テーマ、プログラム、参加費、見学会等の実施計画案について提案があった。 開催場所については、見学会を予定している川内原子力発電所への移動及び開催にあたり協力して頂いている九州電力の要望を配慮し、薩摩川内市内のホテル「オオトリ」にて開催することで承認された。また、テーマも含めプログラム内容、その他参加費等に大きなコメントはなく計画案は承認され、以下の意見を考慮し、準備を進めて行くこととなった ・ポスターセッションについては、発表に続き審査も余裕を持って行えるよう開催時間帯を見直しする。 ・見学会の参加募集は先着40名としているが、極力多くの方が参加できるよう人数も含め検討する。 ・EPRI等の外部からのゲスト講演者について検討する。
(5)
NPC2016への参加対応について 久宗委員より、NPC2016の報告書作成方法について提案があった。 報告書は参加者が分担して概要版を作成するものとし、参加機関のみ限定配布するか、あるいはNPC2014と同様部会ホームページに掲載し広く学会員に紹介する方法の2案がある。 来年3月の定例研究会でも紹介する予定としていることから、その方法も含め、どの方法をとるか再検討し、次回6月開催の運営小委員会で審議する。
(6)
「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会活動状況及び研究専門委員会への移行について 内田顧問より、準備会活動状況の報告、今月開催の春の年会合同企画セッションの予稿及び発表原稿について紹介があった。 特別専門委員会の立ち上げについては、技術報告書作成に係る委託先との契約方法及び専門委員会設立要件との都合から今年度は断念したとのことであり、報告書出版までの費用対応なども含め検討し、専門委員会化を進められることになった。 (7)
学会標準「水化学管理指針」の策定状況について 久宗委員より、昨年9月開催の標準委員会でのコメント及び10月の標準委員会委員長へのコメント対応説明にて指摘のあった追加コメントについて、その対応方針案を今年3月の標準委員会で説明し、承認された旨報告があった。 今後は11月までを目途に水化学管理指針へのコメント反映を行い、12月開催のシステム安全専門部会、標準委員会に上程していく予定である。 (8)
水化学ロードマップ2016(仮称)のフォローアップについて 久宗委員より、今年度より検討に着手した水化学ロードマップ2009の改定作業について、構成、分担等具体的な進め方について報告された。 改正のポイントは、従来課題のフォローに加え、福島第一事故を踏まえた更なる安全性向上対策のための新規課題の追加や国主導にて進められている「軽水炉安全技術・人材ロードマップ」とのリンク、同調であり、まずは6月までを目途に課題を抽出し、その対応方針を見極めた上で、本文修正、新規課題調査等の作成に入り、年度内完成を目指している。 なお、10月開催の定例研究会ではその中間報告を、来年3月の定例研究会ではその成果報告を行う予定である。 (9)
「沸騰水型原子炉一次冷却系の腐食環境の定量評価の現状と標準化のための課題(仮称)」技術報告書の作成状況について 山本委員(東芝)より、原子炉一次冷却系腐食環境の定量評価手法に関する技術報告書の策定作業状況について、報告があった。 課題抽出として、腐食環境評価の解析コードにより代表プラントでの解析作業を進めてきた結果、炉内の一部領域における解析結果(給水水素濃度と炉内腐食電位の関係)に、メーカ2社で乖離が見られた。モデル化の点では相違はなく、これは主に入力パラメータ(炉内線量分布、流量割合等)に依存した差異によるものである。評価手法の標準化の観点から、入力パラメータの普遍性が重要であり、引き続きこの点を中心にパラメータの整備、妥当性等検討を進め、併行して報告書作成を行っていく。 (10)
日本保全学会保全ハンドブックの執筆対応状況について 久宗委員より、日本保全学会が作成・発行を進めている保全ハンドブックの「第U編 11章 水化学」関係の執筆対応状況について報告があった。 第U編については8月までに原稿(第1稿)を作成するスケジュールとなっており、4月より分担して作成を進めていく予定である。引き続き、第2稿の作成作業を10月まで行い、その後、評価員によるレビューが行われ、年度内に完成される予定である。 (11)
平成27年度水化学部会会計報告について 大橋委員(会計担当)より、平成27年度会計及び平成28年度予算について説明があり、承認された。 なお、昨年度までは配分金の余剰は全額本部回収であったが、規定改定に伴い今年度からは、配分金も含め全活動に係る収支を合算した額に基づく取り扱いに変更なっていること、また、次年度予算においては、水化学部会にて出版予定の技術報告書作成に係る予算申請をしている旨、併せて説明があった。 (12)
平成27年度水化学部会全体会議資料について 星野委員(庶務担当)より、本日午後開催の全体会議報告資料について提案があり、承認された。 (13)
その他 水化学部会の関係規則類2件について、「規則類管理規定」の新規制定に伴い制改定権限の一部変更、その他表記統一等記載適正化により改定が発生すること、また、広報情報委員会の下部組織であるポジションステートメントWGへの各部会からの選出状況について紹介があった。なお、水化化学部会からは1名新規に選出(星野委員)している。 以 上 1.開催日時:平成28年6月3日 9:00〜12:40 2.開催場所:(株)東芝 横浜事業所 厚生棟2階会議室
3.出席者 :勝村(JRIA)、高木・山本(東芝)、渡辺(東北大学)、内田・塚田(JAEA)、目黒(元原電)、瀧口(元東芝)、久宗・中野(原電)、久家(宮田副部会長代理 関電)、長谷川(東京電力)、稲垣(中部電力)、寺地(INSS)、荘田(三菱重工)、長瀬(日立GE)、室屋(大阪大学)、河村・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、星野(電発)【敬称略、順不同】 4.議事 (1)
前回議事録の確認 庶務担当より既にメールて回覧済みであることから 、本委員会で承認し、追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することとなった。
(2)
平成28年度部会等運営委員の選任について 平成27年度で任期満了(原則2年)となる部会等運営委員について、平成28年度は引き続き星野委員が再任することで承認された。
(3)
第28回定例研究会について 次回幹事である久家氏(関西電力)より日程、場所及びテーマについて提案があり、以下の計画にて進めて行くこととなった。 ・11月18日(金)午後、堂島リバーフォーラム(大阪市)にて開催する。 なお、午前に運営小員会を開催する。 ・「被ばく線源強度低減(被ばく、廃棄物)」を基調テーマとし、BWR及びPWRの各電力(東電・関電)より被ばく低減に係る活動状況を、またBWR及びPWRの各メーカ(日立GE・三菱)よりプラント長期停止後の低減対策について発表する。廃棄物関係では、福島汚染水処理に係るトリチウム除去技術がテーマ案として挙がっているが、進捗状況に鑑み、他のテーマの可能性も含めて東芝にて検討する。 ・具体的な内容、講演者等について今後関係者と調整を進める。
(4)
2016年水化学部会サマーセミナーについて 荘田委員(三菱重工業)より、プログラムの一部変更及び2日目午後に開催する人材育成に係るパネルディスカッションの進め方について提案があり、その他プログラム変更も含め、以下の計画にて進めることとなった。 ・1日目午後開催のポスターセッションは、審査等含め余裕を持って行えるように、結果発表を行う交流会直前の最終時間帯(17:00〜18:00)から、講演セッション合間の時間帯(14:50〜16:00)に変更する。 ・1日目午後開催のテーマ「プラント水化学管理実績と今後の課題(3件)」のうちのBWR関係の発表は、日立GEにて実施して頂く方向で調整する。 ・2日目午前開催のテーマ「プラント再稼働対応・長期停止時の水化学管理提案と実績(4件)」について、4件目の発表(BWRプラントの取り組み状況)はまだ再稼働の実績がないことから取り止め、その代りに、長期停止時の保管等再稼働対応についてBWR及びPWRとの比較も含めその基本方針を整理した総括的な発表を1件目(原電)に行う。
また、3日目の見学会にて放映を予定していた川内原子力発電所の特重関係の設備対応紹介ビデオは、3件目の九州電力の発表の中で行う。 ・2日目午後最初のセッション(3件)については、最初の2件の発表順位を入れ替える。また、3件目の水化学ロードマップフォローアップ状況の発表においては、新規制基準対応として水化学の観点での新たな対応課題も発表に織り込む。 ・2日目午後開催の人材育成に係るパネルセッションは、主題、進め方、モデレータ、パネラー候補等について提案どおり承認され、モデレータは第26回定例研究会にて御尽力いただいた寺地委員に引き続き対応していただき、パネラーは、学術・産業界より10名選出する。その他セッション座長選出等も含め、引き続き準備を進めて行く。 ・その他開催地までの移動方法について、熊本地震による被災後の新幹線等交通機関の復旧状況を確認する。
(5)
NPC2016への参加対応について 河村委員(広報・編集担当)より、NPC2016の報告書作成方法について提案があった。 報告書は出版権に抵触しないよう参加機関のみへの限定配布とし、参加者が分担して、論文のキーとなる必要最低限の図表を引用するなど概要版を作成する。なお、作成分担については、発表プログラムが公開され次第検討し、次回運営小委員会で確認する。また、来年3月開催の定例研究会での報告の他、水化学部会報及び学会誌へ投稿し、広く学会員に紹介することとし、広報・編集担当にて対応していく。 また、勝村部会長より、前回の国際会議(2014札幌)にて、日本側より提案したCM(Core Member)決定法の案について説明があり、今回のCM会議にて最終確定される方向である旨紹介があった。また、今回日本側のCMメンバーに就任予定である渡辺副部会長にも、CM会議に同席していただくこととなった。
(6)
将来構想検討WGの活動計画について 久宗委員(企画担当)より、水化学部会の今後の新たな活動計画について今年度より具体的な検討に着手するに当たり、その検討方針について提案があった。 昨年度より人材育成及び技術伝承も含め水化学ロードマップの改定作業に取り組んでいるが、新たな福島事故対応の他、原子力に対する環境変化も踏まえ、被ばく低減やSCC等環境緩和などの現状の課題にとらわれず、他部会との連携も視野に、材料や核燃料、廃棄物処理等における新たな課題も発掘し、活動を拡げて行くことが重要であるなど意見が出された。 本件は人材育成・技術伝承も含め水化学部会の将来に係る課題であり、将来構想WG(幹事:寺地委員)の運営小委員だけでなく若手技術者も含めた体制とすることとし、主査(渡辺副部会長)及び副主査(室屋委員)のもと、委員(電力、メーカ、電中研、JAEA等)については、課題について幅広く議論を進める上で水化学部会員に限定せず、他部会員の協力も得て、検討を進めて行くこととなった。6月中に委員を選出し、7月に検討着手、1年かけ検討を進めて行く。
(7)
「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会報告書の発行について 内田顧問より、特別専門委員会の立ち上げ及び報告書発行について提案があった。 これまでの準備会の活動を踏まえ、まずは、次の段階である特別専門委員会として活動するための共通技術基盤を明確化及び共有化するために報告書を発行した上で、特別専門委員会を立ち上げたい旨提案があった。設立に当たり報告書発行は必須であることから、作成・発行に係る費用は水化学部会の予算にて対応することで承認され、報告書の発行時期、仕様・発行部数等を精査した上で、今年度に費用が発生する場合には、予算外申請にて対応することとなった。
(8)
2016年秋の大会企画セッションについて 山本委員(東芝)より、秋の大会企画セッション提案書について説明があった。 テーマは本日午後開催の定例研究会と同じ「福島第一原子力発電所廃止措置の現状と今後の取り組み」とし、講演者も同様、廃棄物処理関係はバックエンド部会に、燃料デブリ性状関係は核燃料部会に依頼することとし、3部会共催にて進める旨説明があった。本計画にて進めることで了承され、他2部会に正式に承諾を得ることとする。
(9)
「沸騰水型原子炉一次冷却系の腐食環境の定量評価の現状と標準化のための課題(仮称)」技術報告書の作成状況について 高木副部会長(東芝)より、技術報告書の作成状況について説明があった。 昨年末にHWC技術報告書検討会を立ち上げ、これまで標準化の観点から重要である精度向上のための課題摘出を中心に、パラメータの整備、妥当性等検討を鋭意進めてきている。先月第1回の検討会を開催しており、あと数回の開催を重ね、報告書レビューを行い、報告書発行にこぎ着ける予定である旨、紹介された。 また、山本委員(東芝)より、解析におけるパラメータ設定、妥当性検証状況について紹介があった。
(10)
その他 庶務担当より、核燃料部会にて設立を進めている燃料デブリ研究専門委員会について、水化学部会からの委員参加応募状況について紹介があった。 以 上 1.開催日時:平成28年7月14日 12:00〜12:55 2.開催場所:薩摩川内市 ホテル オオトリ
3.出席者 :勝村(JRIA)、高木(東芝)、渡辺(東北大学)、内田(JAEA)、久宗・中野(原電)、久家・赤峰(宮田副部会長代理 関電)、長谷川(東京電力)、稲垣(中部電力)、寺地(INSS)、荘田(三菱重工)、大田(長瀬委員代理 日立GE)、室屋(大阪大学)、河村・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、星野(電発)【敬称略、順不同】 4.議事 (1)
前回議事録の確認 庶務担当より既にメールにて回覧 、コメント反映済みであり、本委員会で承認し、追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することとなった 。
(2)
NPC2016への参加対応について 河村委員(広報・編集担当)より、NPC2016の報告書作成方法について、その目次案、作成分担案について提案があった。 目次案を基に割り振った分担案をベースに、各参加機関からの出席者を確認の上、ポスターセッションの分担も含め最終決定することとし、参加機関の各委員は8月末までに河村委員に参加者を連絡する。なお、報告書は前回承認されたとおり、参加機関のみへの限定配布とし、参加者が分担して、論文のキーとなる必要最低限の図表を引用するなどして概要版を作成する。
(3)
2016年秋の大会 企画セッションについて 高木副部会長(東芝)より、秋の大会企画セッションの準備状況について説明があった。 セッション開催日時は、大会3日目の9月9日(金)の午後13時から14時半の時間帯で、「福島第一原子力発電所廃止措置の現状と今後の取り組み」をテーマに5件の発表を行う。講演タイトル及び後者者は確定し、期限の8月2日までに予稿集を学会事務局に提出することで準備を進めている。
(4)
「沸騰水型原子炉一次冷却系の腐食環境の定量評価の現状と標準化のための課題(仮称)」技術報告書の作成状況について 高木副部会長(東芝)より、技術報告書の作成状況について説明があった。 パラメータ整備の中でラジオリシスパラメータの統一は見通しを得たが、さらにプラントパラメータ、腐食電位パラメータの統一化を図って行く。2回目の技術検討会を開催して報告書レビューを行う予定であり、その結果を次回運営会で報告し、定例研究会にて部会員にも報告する予定。当初計画どおり今年度内の発行に向け、引き続き作業を進めて行く。
(5)
2016年度部会報の発行について 2016年度部会報の発行について、太田氏(広報・編集担当 長瀬委員代理)より目次案の提案があった。 基本的に従来どおりの目次構成とし、今年度開催のサマセミナー、NPC2016(英国ブライトン)及び定例研究会の報告の他、特別寄稿を掲載する。特別寄稿としては福島第一原子力発電所の近況、プラント再稼働における水化学管理実績、昨年度より検討会を設け活動してきているFP挙動研究専門委員会設立準備他等の中から2件程度の話題を掲載する。その他学会標準策定や今年度より活動を開始した将来構想検討についても進捗状況に応じ掲載することとし、次回運営小委員会にて作成計画案を審議する。なお、発行は2017年2月の予定とする。
(6)
その他 宮田副部会長の代理として常時出席していただいた久家氏(関西電力(株))がこの度異動となり、後任として赤峰氏に出席していただくこととなった。
以 上 1.開催日時:平成28年11月18日 9:00〜12:00 2.開催場所:堂島リバーフォーラム2階 204会議室
3.出席者 :勝村(JRIA)、高木・山本(東芝)、渡辺(東北大学)、内田・塚田・塙(JAEA)、久宗・中野(原電)、赤峰(宮田副部会長代理 関電)、鈴木(長谷川委員代理、東京電力)、寺地(INSS)、西村(荘田委員代理 三菱重工)、長瀬(日立GE)、室屋(大阪大学)、河村・藤原(電中研)、大橋(オルガノ)、星野(電発)【敬称略、順不同】 4.議事 (1)
前回議事録の確認 庶務担当より既にメールて回覧済みであることから 、本委員会で承認し、追加でコメント等あれば庶務担当まで連絡することとなった 。
(2)
第29回定例研究会について 次回幹事である久宗委員(日本原電)より次回定例研究会の開催について提案があり、テーマは「水化学RMと深層防護との関連+NPC2016報告」とし、来年3月1日(水)の午後、日本原電本店にて開催することで承認された。 また、次々回の定例研究会について幹事である塙委員(JAEA)より、材料・腐食に係る基礎研究を中心としたテーマを考えている旨紹介があり、来年6月頃、千葉県柏周辺にて開催することで計画を進めていくこととなった。
(3)
2017年春の年会企画セッションについて 山本委員(企画担当)より次回以降の企画セョションについて提案があり、現在進めているロードマップの改定及び将来構想検討WGの作業が年度末に集中することから、2017年春の年会は見送ることとなった。また、2017年秋の大会では開催する方向とし、同時期に開催が予定されているアジア水化学・腐食シンポジウムの対応も配慮し、無理のない計画にて検討を進めて行くこととなった。
(4)
次期運営小委員会委員選挙に係る選挙管理委員会の設置について 星野委員(庶務担当)より、今年度にて任期満了となる運営小委員会委員の選挙について、今後のスケジュール等提案があった。 年度末開催の水化学部会全体会議での結果報告に向け、来年1月下旬の候補者受付締切(受付期間2週間)及び2月下旬の候補者新任投票終了(投票期間2週間)を考慮し、年明け1月初旬に選挙管理委員会を発足する工程が示され、選挙管理委員会の発足を含め本スケジュールにて選挙を進めていくことについて全員一致で承認された。 また、次年度体制については、ロードマップ改定作業を精力的、組織的に進めて行くために再度ロードマップフォローアップWGを立ち上げることとし、年度末開催の全体会議にて設立の提案、規約改定を進めることとなった。
(5)
2016年度部会報の発行について 長瀬委員(広報・編集担当)より、前回の継続審議案件となっていた特別寄稿のテーマ選出について提案があった。 特別寄稿は2件程度掲載することとし、震災から6年を経過する福島第一原子力発電所の近況1件と、現在検討を進めている課題の中から「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会の活動状況の1件を寄稿することとなった。その他寄稿希望があれば担当委員に連絡する。 また、今年度限りで退任を希望されている石槫顧問及び目黒顧問に水化学部会への感想と今後の要望等について執筆いただくよう働きかけることとなった。
(6)
日本原子力学会誌「アトモス」への連載投稿について 久宗委員(企画担当)より、学会本部から検討依頼のあった学会誌「ATOMOΣ」連載講座への執筆対応について報告があった。 過去の連載講座(2009年2月から12月)では「軽水炉プラントの水化学」をテーマに水化学の基礎をはじめ腐食等環境緩和、被ばく線量低減等を掲載したが、福島事故後のプラント長期停止状況下では運転データ等蓄積がないことからこれら続編の作成は難しい。従って、これまで定例研究会や企画セッションで取り上げてきた福島事故に係る汚染滞留水処理、海水注入による腐食や放射線分解への影響、核分裂生成物挙動等を題材とした「福島第一事故後の対応(仮題)」を連載する。なお、上記テーマに加えて、BWRプラントの新規制基準対応を追加することを検討する。 第1回目の原稿提出時期を2018年4月とし、2017年度下期から原稿作成に取り掛かる計画とする。
(7)
将来構想検討WGの活動状況について 寺地委員(WG担当委員)より将来構想検討WGの活動状況について報告があった。 第1回検討WGを10月に開催し、渡辺主査(副部会長)、主要各社からベテラン及び若手の2名ずつ総勢19名参加のもと、活動計画について意見交換を行った。将来どのような方向に向かって行くか、委員の立場でそれぞれ部会に求める期待が様々であることから、まずはアンケート調査を行い、それを踏まえ議論を進めて行くこととなった。12月開催予定の次回検討WGではアンケート内容詳細について議論することとしており、来年3月あるいは6月の定例研究会の報告にて、方向性を示せるよう作業を進めていく。
(8)
水化学ロードマップ2016(仮称)のフォローアップ状況について 河村委員(企画担当)より、ロードマップ改定の活動状況について報告があった。 これまで9月及び10月の2回打ち合わせを開催し、他部会及び国プロとの連携、自主的安全性向上を見据えたフォローアップの観点から、あらたに深層防護(安全研究)の視点からの課題抽出及び、それに応じた課題調査表の記載方法見直しが必要であり、これらについて具体的な方針を議論した。深層防護に関連付けた課題摘出においては幅広く意見を取り入れる必要があることから、来年3月の定例研究会で取り上げる予定である。 また、2017年度に水化学ロードマップの印刷物とするため、11月末提出期限の次年度予算に計上、申請する。
(9)
学会標準「水化学管理指針」の策定状況について 中野氏(日本原電)より水化学管理指針策定状況について報告があった。 水化学管理指針は9月開催のシステム安全専門部会での審議を経て10月に決議投票が実施され可決された。投票で受けたコメントの回答も含め投票結果は水化学分科会で審議済であり、11月下旬のシステム専門部会に上程し審議予定である。 その他、BWR分析標準は作業会にて原案を作成し、既に分科会での審議が終了しており、上記開催予定のシステム専門部会で中間報告を行う予定である。また、PWR2次系水化学管理指針は本体の規程事項まで作成が終了し、今後附属書及び解説の作成を進めていく予定である。
(10)
日本保全学会ハンドブックの執筆対応状況について 久宗委員(企画担当)より、日本保全学会より執筆依頼のあった保全ハンドブック「第U編 第11章 水化学」の策定状況について報告があった。 既に第一次原稿を9月末に保全学会事務局に提出済であり、今後評価員によるレビューが実施される予定である。レビュー結果を受け次第、コメント対応と合わせ現在随所に見られる重複記載箇所の調整を進めて行く。
(11)
「核分裂生成物挙動」研究専門委員会準備会の活動及び専門委員会発足準備状況について 内田顧問より、特別専門委員会の立ち上げ準備及び報告書策定状況について報告があった。 準備会はこれまで14回の開催を重ね論文71件を調査し、抄録としてまとめ上げ、現在、本抄録をベースに技術報告書の作成に取り掛かっている。併せて研究専門委員会の立ち上げ準備を進めており、12月開催予定の廃炉検討委員会にて、本研究専門委員会の設立趣旨等を紹介する予定である。 また、技術報告書については次年度に発行することとし、印刷製本費を次年度予算に計上、申請する。
(12)
「沸騰水型原子炉一次冷却系の腐食環境の定量評価の現状と標準化のための課題(仮称)」技術報告書の作成状況について 山本委員(東芝)より、技術報告書の作成状況について説明があった。 課題摘出を中心に、パラメータの整備、妥当性等検討を鋭意進めて来ており、年内を目途に報告書案を纏め上げ、来年1月に開催予定の検討会でレビューを実施する。なお、レビューに際しては、検討会メンバー以外の分野からのレビュアーの参加も配慮する。 なお、技術報告書は当初年度内に発行する計画とし、予算を確保していたが、作業進捗状況から次年度発行に変更することとし、11月末提出期限の次年度予算申請にて組み換えを行う。
(13)
2016年秋の大会企画セッションについて 山本委員(企画担当)より9月の秋の大会にて3部会(水化学部会・バックエンド部会・核燃料部会)合同で開催した企画セョションについて報告があった。 「福島第一原子力発電所廃止措置の現状と今後の取り組み」をテーマに5件の講演を行った。会場の定員を超える多くの聴講者の参加があり、本テーマについては引き続き非常に関心が高いことが伺え、今後もさらに関連部会との連携を深め活動して行く。
(14)
夏期セミナー収支他について 西村氏(荘田委員代理)より7月に鹿児島県薩摩川内市で開催した夏期セミナーについて収支結果等の報告があった。 参加者は、当初目標の80名に対し78名(学会員37名、非学会員39名及び学生2名)であった。セミナー初日に開催したポスターセッションでは12件の発表があり、また、最終日の見学会(九州電力(株)川内原子力発電所)には40名の参加があった。収支は黒字であり発生した差額は余剰金として処理する。
(15)
NPC2016(Brighton)開催報告について 勝村部会長より10月に英国Brightonにて開催されたNPC2016について報告があった。 総参加者数は243名で、開催国の英国からは75名が、日本からは31名の参加となった。その他国ではフランスが30名、米国が22名であった。なお、日本から参加した寺地委員がポスターセッションにて最優秀賞を受賞された。 次回2018年は米国EPRI主催のもとサンフランシスコにて、また次々回2020年にはフランス原子力学会主催のもと南フランスにて開催予定である。その他、前回のNPC2014札幌にて日本より提案したCM(Core Member)選出方案は最最終的にGuidelineとして作成される予定である。
(16)
その他 次回運営小委員会は、平成29年3月1日(水)の午前、日本原電本店にて開催する。併せて、午後は水化学全体会議及び定例研究会を開催する。
以 上