平成15年度 企画小委員会議事録
今年度の以下の会議の議事録を収めております。
●第1回企画小委員会(平成15年5月)●
●第2回企画小委員会(平成15年11月)●
平成15年度 第1回企画小委員会議事録
5月22日(木)10時半〜13時
原子力学会事務局会議室
1.出席者:三島委員長、伊藤委員、魚谷委員、斉藤委員、田中委員、別府委員
オブザーバー参加:宮沢部会長
2.議事概要
2.1 平成15年度の社会環境部会の構成及び予算
・ 先回佐世保の総会で、運営委員会メンバー、企画小委員会メンバー、事務局長が承認された。副部会長に原電の出澤氏が就任し、運営委員は2年任期終了者が交代、事務局長が政策科研の大森さんからGNFの清水さんに交替した。
・ 14年度予算は佐世保の総会とチェインディスカッションの金額の確定に伴い、決算が確定し、15年度への繰越金は258,970円となり、15年度予算が確定した。予算額は約45万円である。
2.2
部会長からの指示事項
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予算縮小と会員拡大への対策→→夏の学校的イベントやタイムリーな講演会等の企画、他部会との共同事業等、継続して企画を検討する。
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保安院や文科省の公募研究への応募→→今年度は終了したが、活動資金源の有力な可能性の一つであるので、コアグループや企画小委レベルで引き続きウォッチする。
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次回環太平洋会議(2004年3月21〜25日、ハワイ)におけるPublic
Outreachのセッション立ち上げ準備の支援について→→26日に関係者の会議があり、その結果どの程度の支援要請があるかを見て対応する。
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過去のチェインディスカッションの小冊子化→→技術的な問題やマンパワー等の課題について今後検討する。
2.3 各コアグループの今年度の活動計画
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プルトニウムコアグループ→→学会レベルを対象としたプルサーマルQAシートは昨年度仕上げた。今年度は一般向けに記述したものを作成する。
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社会システムコアグループ→→初等教育におけるエネルギー教育への学会の貢献を掲げ、どのようなアプローチが効果的か検討している。
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コミュニケーションコアグループ→→5つのチームを擁するが、昨年度旗揚げ後、既にいくつかのチームが活動を開始している。
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安全・安心コアグループ→→昨年度ほとんど活動をしていない。今年度どうするかリーダー間で協議する。
2.4 次回チェインディスカッション
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現在候補として挙がっている以下のテーマについて協議した。
−夏の電力危機が残したもの(事前打ち合わせ会議で提案)
−東海地震は来るか(事前打ち合わせ会議で提案)
−浜岡町における地域とのコミュニケーション(出澤副部会長提案)
−学会は東電問題に何ができるか(宮沢部会長提案)
−原子力の信頼回復に学会ができること(傍島委員提案)
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その結果、電力・原子力界の信頼回復への過程の一環として、夏の電力危機を乗り切る電力会社の努力を紹介しつつ、消費者側の参加も求め、発電源としての原子力発電の信頼性、将来の電力源の構成等を議論するような企画とする方向が出た。時間不足で、再度在京委員間で詰めることとなった。
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倫理委員会からの共催の提案については、企画の内容を詰める過程で決める。
・ 別府委員から、9月20,21日に姫路工大でOA学会があり、その際、チェインディスカッションと関連した講演ができないか、という提案があり、更に別府委員と協議することとした。
2.5 学会企画委員会報告
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次の静岡から発表のオンライン受付を正とする。
・ 秋の大会と前後して、学会独自の有償参加フォーラムを企画する。(天野、石橋、村尾、柳沢企画委員担当)
・ 発表募集締め切りが早すぎる、とのクレームが会員より寄せられ、静岡の次以降の課題として検討していく。
2.6 事務局長との調整の仕方
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ホームページへのアップ等、事務局長 清水佐代子さん(横須賀市GNF 広報G)へは、メールで連絡する。
3.その他
・ チェインディスカッションの継続議論は5月28日のコミュニケーションコアグループの会合の後、17時頃から行うこととなった。
平成15年度 第2回企画小委員会議事録
日時:平成15年11月7日13時〜17時
場所:日本原子力学会事務局会議室
出席委員:三島委員長、大森委員、斉藤委員、傍島委員、別府委員、(オブザーバー)宮沢部会長、出澤副部会長、清水事務局長 【欠席委員】新谷委員、伊藤委員、魚谷委員、田中委員
議事概要:
1.学会全体の動向に関連する議題
1.1 部会表彰(資料1.1)---学会理事会で部会・支部独自に表彰制度を設けることができるようになったことを受けて、社会・環境部会の表彰規定の制定について議論したが、運営委員会で制定の是非について議論すべき事項となった。
1.2 部会活動の活性化(資料1.2)---学会企画委員会等で部会のあり方についての検討が行われているが、それらの資料に基づき、自由な議論をした。主な意見は以下のとおり。
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各部会ともそのリーダーの考えで活動内容が変りうるが、現在、当部会と重複する活動をしている部会も他にあり、当部会に加入するインセンティブが薄れている。全体での重複の整理もしないと互いのメリットが出てこない。
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入会の際、どれかの部会に入るようなシステムにするのも一考。
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財源がなくて活性化しろと言っても限界がある。
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年齢構成とか部会・支部の人員とか検討するためのデータベースの提供も
重要。
1.3 フェロー制度(資料1.3)---学会総務財務委員会から提案されているフェロー制度について、11月末までに部会の意見を求められていることを受け、部会長より検討依頼があった。称号を与え、学会の顔を作って、敬うような仕組みを作りことには賛成するものの、財政問題の解決に結びつけるのはいかがなものか、との意見が大勢を占めた。意見としては、「大きな仕事をした人が10%というのは多い。他の学会はもっと少ないし、フェローの安売りは疑問。」「財政問題を解決するなら推薦会員やシルバー会員などとの関係や、会費免除等の現行制度を見直したほうがいい。」「選考基準を明確にしないと不公平感を招く。」「外国ではフェローの登録料をそのときに取るというところもある。」が出た。
2.部会特有の議題
2.1 総会のあり方(年会に併せるか、単独で開催するか、次回をいつにするか)---年会に併せる場合は、従来のCD(チェインディスカッション)の前という設定は慌ただしく、CDの準備に人が取られたりするので、むしろCDの後に設定したほうがいい、という提案が取り入れられた。単独で開催する場合は討論会等の企画と抱き合わせてやる案が考えられるが、開催地の公平化も含め、会員が集まれるイベントを増やしていくという意義と合わせて、この案も引き続き検討していくこととなった。
2.2 CDについて
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静岡大会の経費と中部電力からの寄付が無効になった件(資料2.1)---事前のお願いが了解されてはいたものの、正式なお願いが事後になってしまい、結果的に了承されなかったことを受け、事務ラインでのフォローをしっかりやるように業務を明確化する。経費の支払いについては、再度共催部会と協議する。
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静岡大会の総括、反省(資料2.2)---発電部会の企画と重複したことについては学会レベルでの事前チェックに反省が加えられていることを紹介した。議事録のHPへのアップについては、せっかく詳細版があるので、むしろ概要版を加えてアップすることとなった。
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次回の企画(資料2.3)---来春の年会時にCDをやることとし、テーマは「社会が求める透明性とは何か(仮題)」として、さらに斉藤委員を中心に構成について企画を練ることになった。
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これまでのCDの冊子化---引き続きボランティアを募るなどして実現性を審議していく。
2.3 部会事務局長の企画小委員会への常時参加について---部会の全体の動向の把握、事務レベルでの調整の観点から可能な限り出席をお願いすることとなった。
2.4 HPのメンテナンス---コアグループの活動案内や記録等をアップするためにサーバーへのアクセスをコアグループ担当者に広げていくことになった。
2.5 CG活動の把握(資料2.4,2.5)---コミュニケーションコアグループとプルトニウムコアグループの活動紹介があった。コアグループ活動の紹介は拡大運営委員会でやることとなっているので、議事の重複は避けたほうがよい、との意見があった。
3.学会委員会の報告
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編集委員会(資料3.2)---傍島編集委員から部会特集についての紹介があった。部会の活性化・PRの一環として編集委員会で企画されたもので、当部会として、「原子力と社会」との題名で、6人の執筆からなる特集を企画し、現在原稿が上がってきた段階にある。
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広報委員会---出澤広報委員会オブザーバーから最近の広報委員会活動について報告があった。
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企画委員会(資料3.1)---三島企画委員から最近の企画委員会活動の話題について紹介があった。「アトムスフォーピースや倫理委員会の最近の企画のように有料参加の企画が増えているが、財政改善の必要性は分かるものの、参加するほうの負担が大変になる。」「アトムスフォーピースが赤字になった責任が不明瞭なことに学会の体質を見る。」との意見があった。
4.その他
・ PBNS(Pacific Basin Nuclear Society)---出澤副部会長から来年3月ハワイで開催予定のPBNS会議のアウトリーチプログラムについて関係者で準備がなされているが、今後お手伝いの依頼を受ける可能性はあるものの、現時点で当部会に依頼されている業務はない、との報告があった。