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  放射線工学部会ニュースレター          2018-01(607号) 
                             2018年 4月 2日
                                        放射線工学部会発行
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 JENDL 原子炉施設廃止措置用放射化断面積ファイル2017(JENDL/AD-2017)
             の公開

放射線工学部会 会員各位

JAEA 核データ研究グループでは、原子炉施設の廃止措置への利用に向け、新しく
JENDL 原子炉施設廃止措置用放射化断面積ファイル 2017(JENDL/AD-2017)
(JENDL Activation Cross Section File for Nuclear Decommissioning 2017)
を下記ホームページより公開いたしました。

https://wwwndc.jaea.go.jp/ftpnd/jendl/jendl-ad-2017.html

原子炉施設の廃止措置の放射能濃度評価に必要となる放射性核種として、
構造材中の微量核種からの寄与も含め、生成の可能性がある221核種を選定し、
これらを生成する核反応のデータを提供します。

JENDL/AD-2017には311核種に対する入射エネルギー10^-5eVから20MeVの
中性子核データと1核種の1MeVから20MeVの陽子核データを収録しています。

オリジナルデータは、温度0Kのポイントワイズ断面積データ(MF3)、
分岐比データ(MF9)と放射性核種の部分生成断面積データ(MF10)で
構成されす。

NJOYコードでの処理のため、分岐比データ(MF9)を放射性核種の
部分生成断面積データ(MF10)に変換したファイルも準備しました。
温度293.6Kでの断面積ファイルも作成しており、全部で4種類のファイルが
ダウンロード可能です。

多くのご利用を期待しております。

岩本 修
日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門
原子力基礎工学研究センター 核工学・炉工学ディビジョン
核データ研究グループ
〒319-1195 茨城県那珂郡東海村白方2-4
Tel: 029-282-5480  E-mail: iwamoto.osamu@jaea.go.jp


以上
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ニュースレター担当:奥野功一(安藤ハザマ) okuno.koichi@ad-hzm.co.jp
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