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※                                       ※
※ 放射線工学部会ニュースレター           2016-1(566号)   ※
※                             2016年 4月 1日    ※
※                                    放射線工学部会発行    ※
※                                       ※
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       簡易遮蔽計算に対する課題共有アンケート

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                      簡易遮蔽解析コードレビューWG


 アンケートの目的は、簡易遮蔽解析に関する課題を個別に集めて整理し、コード
レビューの切り口とするためです。回答者の特定に繋がる情報は主査の責任で初め
にカットされます。整理した結果は後にWG報告書の形で共有されます。

 以下、回答の手助けになるように設問しておりますが、回答の仕方は基本的に自
由です。長さも問いません。ここでいう詳細計算とは、基本的にモンテカルロ法に
よる放射線遮蔽計算を指しており、慣例的に離散座標法(例 SN法)も含めます。
一方、簡易計算とは、解析的な解法を含む、何がしかの簡易計算モデルに基づく放
射線線量計算のことを指します。

回答期限: 2016年5月ゴールデンウィーク後

回答の提出先: 平尾好弘(海上技術安全研究所)  tora@nmri.go.jp

ご回答お待ちしております。
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1.どんな目的で簡易計算をつかったことがありますか? あるいは使おうとして挫折
 しましたか。

(簡易計算コードによらなくても、手計算や表計算レベルでも結構です)


2.遮蔽安全設計において、新たに簡易計算を適用したい場面とその理由

(設計で簡易計算を使用する場面は、体系でいえばバルク、スカイシャイン、ダクトスト
リーミング、そして遮蔽実務計算マニュアルにある施設等です。そうした場面で簡易計算
の適用範囲を拡張したい点や、そこから外れた体系や施設・線源について)


3.特に安全設計が目的でなくても、純粋に詳細計算より簡易計算で線量計算したい状況
 とその理由
(モンテカルロ法では統計が稼げない大規模体系や複雑体系。あるいは素早く計算したい
のに簡易計算モデルがないか適用可能なデータがないような状況)


4. 簡易計算コードに求められる機能・支援ツールと使用場面

(こんな感じのというイメージでも結構です。他の計算コードや商用プログラムにある機
能・ツールのなかで、同様の機能が簡易計算コードにあったらというものとか)


5. 簡易計算コードを動かしてみたいプラットフォーム・組込機器と使用場面

(デスクトップPC以外に、スマホとかタブレットのようなモバイル機器、あるいはボード
PCやマイコンで制御するハードウェア(計測器))


6.簡易計算コードは、適用範囲外でも、何がしかの解を与えますので使用に注意する
 必要があります。それを利用者にどう伝えるのが適切でしょうか。開発側(メンテ側)に
 どういったサポートが求められるでしょうか。

(マニュアルに適用範囲や適用例を明示することは大切です。一方、簡易計算の適用条件
は大抵理想的なので、実際的な問題に対して適用範囲から多少外れることが多いです。)


7. その他、簡易計算について思うところあれば教えてください。


以上
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ニュースレター担当:奥野功一(安藤ハザマ) okuno.koichi@ad-hzm.co.jp
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