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※                                                   ※
※ 放射線工学部会ニュースレター             2015- 6号(546号)  ※
※                                      2015年 6月29日 ※
※                                     放射線工学部会発行  ※
※                                                     ※
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           博士研究員の募集について

 

本年4月に、1F廃炉加速のため日本原子力研究開発機構(JAEA)に新たに組織され

ました廃炉国際共同研究センター:

http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat05/haishi02.html

では、以下のテーマで博士研究員1名を募集しております。

 

【募集テーマ】

福島第一原子力発電所のプラント内線量評価手法の開発

 

【研究概要】

デブリ取り出し工程の策定と各工程における作業員被ばく量の低減化の検討に資

するため、燃料燃焼及び構造材放射化計算、放射線輸送計算、シビアアクシデン

ト解析によるFP移行挙動評価、FP吸着試験、ロボット等による圧力容器/格納容

器内部調査等により得られる情報を最大限に活用して、最確なプラント内線源分

布と線量率分布を評価する手法を開発する。

 

【待遇、応募要領等】

https://www.jaea.go.jp/saiyou/employment/employment468.html

注:本テーマは、「福島第一原子力発電所事故からの復旧対策、復興に向けた

研究開発に関連するテーマ(14)」の1つです。契約期間は最大3年間ですが、優秀

な研究業績を挙げられた方については、定年制職員登用の道があります。

 

【応募締切】

平成27724日(金)必着

(応募用紙は、応募要領のURLからダウンロードできます)

 

【その他】

本テーマでは、計算中心の研究活動になります。具体的には、最新の核データ処理

と利用、炉心特性解析、燃料燃焼・構造材放射化計算、線源計算、粒子輸送計算

(中性子・光子・電子)、線量・遮蔽計算などを行います。使用する主な計算コードは、NJOY2012SRAC2006MVP-II (MVP-BURNを含む)PHITSMOSRAORIGEN (JENDL-4)

SCALE、その他開発中のものです。また、1F廃炉に向けて取り組んでいる他の多くの

研究者(*参)や他研究機関・大学等と最新情報の共有や連携を行い、ニーズの変化に

迅速かつ的確に対応した研究活動を行います。

*参):「廃止措置及び環境回復への原子力機構の取り組み(2014年版」:

http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat05/pdf/20140221-01.pdf (約47MB

 

なお、本研究遂行上の必要な助言・支援は、下記の奥村が担当させていただきます。

1F廃炉加速に貢献する実践的な研究活動を通し、原子力工学全般を見渡せる視野の広い、

加えて実行力のある人材育成を目指します。本気で1F廃炉に取り組もうとの熱意がある

方なら、専門分野や当該テーマに関する技術力は問いませんので、ふるってご応募ください。

 

【本研究テーマに関する問い合わせ先】

319-1195 茨城県那珂郡東海村大字白方2-4

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

福島研究開発部門廃炉国際共同研究センター

燃料デブリ取扱・分析ディビジョン

線量評価・計量管理グループ

奥村 啓介

E-mailokumura.keisuke@jaea.go.jp

電話:(029) 282-6704

 

以上

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ニュースレター担当:奥野功一(安藤ハザマ) okuno.koichi@ad-hzm.co.jp
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