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※                                                   ※
※ 放射線工学部会ニュースレター             2014-17号(532号) ※
※                                     2015年 1月26日 ※
※                                     放射線工学部会発行  ※
※                                                   ※
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                  播磨先生訃報のご連絡

 播磨良子さん(伊藤忠テクノソリューションズ技術顧問、元東京工業大学助教授)が
本年1月1日(木)の未明にご逝去されました。ご葬儀は、1月5日(月)に東京都大田区
旗の台の三光教会で家族葬として営まれ、ご家族から連絡を受けた平山さん(高エネ研)、
田中さん(規制委員会)、黒澤さん、根本さん(VIC)とともに坂本(アトックス)が参列しました。
 播磨先生は昨年秋に体調を崩され入院しておりましたが、12月初旬には回復され退院し、
リハビリに励んでおられました。12月中旬に急に胸の痛みを訴えられ再入院されましたが、
31日に急に容体が悪化し、元旦の未明に息を引き取られたそうです。
 播磨先生は、“Mrs. Buildup Factor”と呼ばれるようにγ線ビルドアップ係数のフィッティング
に情熱を注がれ、1991年の米国原子力学会のγ線ビルドアップ係数の標準、及び最近の
日本原子力学会のγ線ビルドアップ係数の標準の制定に大きな貢献をされました。その貢献
に対して、1990年4月に「新しいγ線ビルドアップ係数の開発と遮蔽計算への応用」で日本
原子力学会賞の技術賞、1990年に米国原子力学会からRPSD(放射線防護遮蔽部会) 
Professional Excellence Award、昨年3月には「米国原子力学会標準ANSI/ANS-6.4.3(1991)に
採用されたγ線ビルドアップ係数データ」で日本原子力学会歴史構築賞を受賞されています。
歴史構築賞の表彰式には妹様に付き添われ出席され、記念の盾を直接受け取られております。
 暖かくなったら関係者でお祝いの席を設けようと話をしておりましたが、その願いは叶いません
でした。播磨先生は受賞を大層喜ばれ、1年前に先立たれたご主人のお墓に記念の盾を持参し、
お見せになったようです。
 ご家族への連絡方法をお知りになりたい方、また播磨先生のご業績を記念する方法について
お考えをお持ちの方は、坂本(yukio_sakamoto@atox.co.jp)までご連絡ください。


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ニュースレター担当:奥野功一(安藤ハザマ) okuno.koichi@ad-hzm.co.jp
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