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* 放射線工学部会ニュースレター    2012−12号(464号)*
*                     2012年 7月 7日 *
*                       放射線工学部会発行 *
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第6回日韓合同サマースクール (加速器・ビーム科学、核データ、放射線工
学、炉物理)開催のご案内

各位

2012年度日韓合同サマースクール(加速器・ビーム科学、核データ、放射
線工学、炉物理)を、平成24年8月27日から30日の日程で、京都大学原
子炉実験所にて開催いたします。

第6回目となる今年度のサマースクールのプログラムには、日本及び韓国の講
師陣による各専門分野の講義に加え、福島第一原子力発電所事故に関する特別
講義と、京都大学原子炉実験所の各種施設を用いた実験実習を盛り込んでおり
ます。

大学学部学生、大学院生、若手研究者の皆様の多数のご参加をお待ちしており
ます。


       記

1. 開催日程: 平成24年8月27日(月)〜30日(木)

2. 開催場所: 京都大学原子炉実験所(大阪府泉南郡熊取町)

3. 開催内容:

(1) 全体構成

8/27(月) 午後〜 受付、Welcome Get-Together
8/28(火) 開校式、特別講義、講義
      日韓学生によるポスターセッション
  レセプション
8/29(水) 講義
8/30(木) 講義、実験実習、閉校式

(2) 講義について

特別講義:2011年3月に発生した福島第一原子力発電所事故を受けた、事故の
科学的分析、放射性物質の環境影響、今後のエネルギーシナリオ等について、
参加者(特に若手学生)の専門分野にとらわれない、グローバルな視点からの
講義を企画する。

講義:4部会より、各部会あたり3テーマ程度をセレクトして講義を行う。内
容としては、基礎〜応用を幅広く含んだものとし、若手学生に対する教育的効
果を配慮したものとする。

(3) 実験実習について

京都大学原子炉実験所で保有する各種設備を用いた下記実験を実施。いずれも
放射性物質の取り扱い作業は放射線業務従事者である京大炉担当職員が行い、
学生は管理区域一時立入り者(見学者、実験補助者)としての身分でデータ収
集、分析に携わる。

- KUCA:4πβ-γ同時測定器とHPGeを用いた箔放射化法による中性子束絶対
 測定及び中性子検出器の効率測定(分野:炉物理、放射線工学)
- KUR:臨界近接実験(分野:炉物理)
- FFAG:ビーム特性測定(ベータトロンビームチューン、シンクロトロン
 チューン測定等)等の加速器工学・ビーム工学実験(分野:加速器・ビーム
 科学)
- LINAC:核データ分野のTOF測定実習(分野:核データ)
- ホットラボ :放射線測定時のコンプトン効果低減実験
 (分野:放射線工学)

(4) その他

- 学生ポスターセッションについては参加者による審査を行い、優秀ポスタ
 ーセッション賞を授与する。

- プログラム詳細、参加申し込みについては2012年度日韓サマースクール
 HP、

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/nikkan/toppage.html

 をご覧ください。


以上


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ニュースレター担当:伊藤主税(原子力機構) ito.chikara@jaea.go.jp
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