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* 放射線工学部会ニュースレター    2006−26号(333号)*
*                     2006年10月17日 *
*                       放射線工学部会発行 *
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<日本原子力学会2006年秋の大会放射線工学部会総会議事録>


 先の原子力学会2006年秋の大会期間中開催されました放射線工学部会総会の
議事録をお送りします。

1.日時:2006年9月28日 12:10〜12:50

2.場所:北海道大学E会場

3.議事

3.1 開会挨拶
  平山副部会長より、開会の挨拶があった。

3.2 報告事項

(1) 部会等運営委員会(佐藤委員)
  部会等運営委員会での報告及び審議事項について、紹介があった。部会等運
営委員会への報告事項としては、部会奨励賞の授与について、報告している。
プログラム編成委員・枠組み編成委員については、放射線工学部会から出てい
る小田野委員の後任を決める必要がある。また、文科省公募で原子力の標準テ
キストを原子力学会で出す方向となっており、放射線工学部会では、遮蔽工学、
放射線管理、被ばく管理を担当することになっているが、保健物理・環境科学
部会との関係も考慮する必要があるので、枠組みについて調査を行い、その後
具体的に検討することが報告された。

(2) 編集委員会報告(高橋委員)
  若手のモチベーションを上げるための若手奨励賞の創設が検討されていると
の報告があった。

(3) 企画セッション(高橋委員)
  今回の大会で企画した企画セッション「日本における放射線計測のフロンテ
ィア;中沢正治先生の足跡を辿って」について、企画趣旨、概要について紹介
があった。

(4) 広報(小田野委員)
  ニュースレターの発行実績について、報告があった。また、ニュースレター
に掲載する記事について、部会員からの情報提供の依頼があった。

(5) 夏期セミナー報告(黒澤委員、前畑先生)
  黒澤委員より、7/13〜15に伊東で開催した第13回夏期セミナーについて、報
告があった。今回は、放射線計測研究会との共催とし、「中性子の計測、制御、
利用」をテーマとして開催し、42名の参加があった。また、前畑先生より、8/6
〜11に韓国大田で開催された第2回日韓原子力学生・若手研究者サマースクール
の報告があり、放射線工学部会からも講師などの派遣で貢献したことが報告さ
れた。次回は、2008年の開催で、東海村と九州地区が開催候補地として挙がっ
ている。

(6) 部会賞授与(佐藤委員)
  第13回放射線工学部会夏期セミナーで実施された若手研究発表会で発表され
た5件から、選考委員会及びセミナー参加による投票の結果、電力中央研究所の
萩野晴之氏「小型単色X線源におけるレーザー周回システム」に放射線工学部
会奨励賞が授与されたことが報告された。

(7) 会計報告、会計監査(谷内委員)
  17年度の会計報告及び17年度会計監査結果が報告され承認された。また、
18年度の予算執行状況の中間報告が行われた。

(8) 部会長・運営委員会選挙(平山副部会長)
  今年度は、部会長・運営委員会選挙の年であり、石橋部会長を選挙管理委員
長として、選挙を実施することが報告された。

(9) フェローの推薦(平山副部会長)
  学会のフェロー推薦は、部会推薦枠1名であり、会員3名の推薦でも推薦可能
である。現在、部会の運営や放射線工学分野に貢献された方の中から、部会推
薦枠の推薦者を部会運営委員会で検討中であることが報告された。

(10) ISORD(平山副部会長)
  次回ISORDの開催が2007年7/19、20にほぼ決まったことが報告された。プロ
シーディングスは学会誌の特別号となるので、積極的な参加が呼びかけられた。

3.3 審議事項

(1) 企画セッション(高橋委員)
  次回学会での企画セッションの内容について、運営委員会での議論が紹介さ
れた。次回は、放射線工学分野から検討し、セキュリティ対策としての放射線
を使った探査技術、ミューオン診断などが挙がっている。企画セッションの内
容の提案を、企画担当委員、運営委員までお願いしたい。

(2) 部会賞(平山副部会長)
  夏期セミナーでの部会賞授与については、継続していきたい。また、学会の
年会・大会での口頭発表についても、賞を出す方針で検討しており、応募者が
自己申告でエントリーする方式等を検討しているが、いい方法があれば是非提
案していただきたい。

以上

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ニュースレター担当:遠藤 章(原子力機構)
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