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* 放射線工学部会ニュースレター    2005− 4号(275号)*
*                     2005年 1月24日 *
*                       放射線工学部会発行 *
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        第6回「環境放射能」研究会開催のご案内

 拝啓、皆様には益々こ清栄のこととお喜び申し上げます。
 日本放射化学会の設立、またJCO事故の発生等の状況を踏まえスタートし
た「環境放射能」研究会も、今回で6回目の研究発表会となりました。
 今回は、放射性降下物、同位体地球化学の二つを討論課題に選びました。
 大気中放射能や放射性降下物については、日本各地で県関係者も含めかなり測
定が行われています。地域ごとのデータは個々に発表されている分もあります
が、日本全体としてどのようになっているのかは、十分には把握されていませ
ん。そこで、各地で測定を行っている研究者が、地域別のデータを示すことで、
地域特有の気象条件や時期等による変動を含めて、日本における大気中放射能
や放射性降下物の全体像を捉えられるような機会となればと思い提案いたしま
した。このテーマについては全ての発表をポスターで行う予定です。
 また一般環境での放射能の測定は、人体に対する放射線影響や被曝を対象と
したのではない場合、なにがしか物質循環に関係する研究目的で行われると思
います。例えば、海洋の14Cの測定を考えると、その水塊が表層にあったとき
からの経過時間(水塊年齢)を求めることなどが目的となります。放射性核種
はその発生源や発生量、さらには半減期が比較的明確なため、トレーサーとし
て、時計として使われてきました。この観点からすると、人工・天然を問わず、
放射能の測定は、ひろく同位体地球化学の一分野として捉えることができます。
同位体地球化学には、これまでに蓄積されたさまざまなアプローチ法があると
思います。測定データをいかに解釈し、かつ応用するかと考えたときに、同位
体地球化学の方法論をもっと学ぶ必要があるでしょう。その中で新機軸を打ち
出せないかと考え今回のテーマとしました。
 前回までと同様に、自然環境放射能、放射線・原子力施設環境放射能を中心
に、広い意味での環境放射能研究をテーマとした第6回研究発表会を下記の要
領で開催いたします。つきましては、多数の方々の参加をお願いし、講演を募
集いたします。また今回も研究会終了後に、Proceedings刊行を予
定しております。
                                 敬具

平成17年 1月22日

              「環境放射能」研究会 代表世話人
              三浦 太一(高エネルギー加速器研究機構)
              五十嵐康人(気象研)
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       第6回「環境放射能」研究会講演募集案内

主催:高エネルギー加速器研究機構放射線科学センター
   日本放射化学会α放射体・環境放射能分科会
共催:日本原子力学会保健物理・環境科学部会
   日本放射線影響学会

開催日時: 平成17年3月8日ー10日 (3月9日夕刻に懇親会開催予定)
開催場所: 高エネルギー加速器研究機構 3号館セミナーホール
発表形式: 口頭またはポスター
参加費等: 研究会参加費 1000円
      懇親会参加費(3月9日開催予定)
             一般 2000円
             学生 1000円
 
講演募集テーマ:1)自然環境放射能
        2)放射線・原子力施設環境放射能
        3)放射性降下物
4)同位体地球化学
 なお発表内容は、上記のテーマに関するものであれば、環境放射能(線)の
 測定及び評価、放射能分布、放射能動態、性状、試料調製等自由です。

講演申込要領 :1月24日(月)から2月18日(金)に研究会HP
               http://rcwww.kek.jp/enviconf/
        よりお申し込み下さい。またHPから申し込みができない場
        合は以下の各項目を記入し、下記申込先まで電子メールでお
        送り下さい。Faxあるいは郵送でもお受けしますが、可能
        な限りHPまたは電子メールでお願いします。なお電子メー
        ルは、このメールに返信するのではなく、必ず下記申込先宛
        (taichi.miura@kek.jp)でお願いします。また添付ファイルに

        しないで本文中にお書き下さい。
        

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* 今後のプログラム等を含む研究会に関する連絡は、研究会HPに掲載す*
*るとともに電子メールを利用して配信します。本研究会に参加ご希望の方*
*または興味のある方は電子メールアドレスの登録をお願いします。HPか*
*らまたは、以下の申込書の1から6を記入し申込先(taichi.miura@kek.jp)

*まで電子メールでお送り下さい。                   *
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       登 録 及 び 講 演 申 込 書
1.氏名   (               )
  フリガナ (               )
2.所属 (                        )
3.職名(大学院生の場合は学年) (            )
4.連絡先:郵便番号(        )
      住所(                      )
      電話番号(           )
      Fax番号 (           )
      メールアドレス(        @        )
5.研究会:       参加  講演希望 不参加 未定
6.懇親会(3月9日):  参加  不参加  未定

7.講演題目 (                          )
8.講演者氏名:(                         )
     連名者を含む(登壇者に〇印)。所属を(A),(B),(C)等で明確に
9.講演者所属(略称で記入)(                    )
     連名者を含む。区別を(A),(B),(C)等で明確に
10.テーマ番号( 1)から4)に当てはまらない場合は5)その他)
11.その他:(                          )
  複数の講演がある場合の順番、発表日時の希望等ありましたらお書き下さ
 い。必ずしもご希望に添えるとは限りませんのでご了承下さい。
12.本機構からの旅費の支給希望の有無(下記参照) (有、無)

講演申込期間: 平成17年 1月24日(月)より 2月18日(金)
        締め切り後HPに予稿原稿作成様式を掲示します。
予稿原稿締切: 平成17年 2月28日(月) 必着厳守

講演申込、登録、研究会の詳細等に関する問合せ先
   〒305-0801 茨城県つくば市大穂1ー1
高エネルギー加速器研究機構・放射線科学センター 三浦 太一
   電話:029-864-5492 Fax:029-864-1993 E-mail:taichi.miura@kek.jp

*講演登壇者には、高エネルギー加速器研究機構旅費規程により旅費の支給が
可能です。ただし本機構から出張依頼が可能な方(大学・研究所職員並びに大
学院生)に限られます。なお旅費には制限がありますので大学院生の方を優先
させていただきます。又旅費の支給を希望される方は、できるだけ1月中に講
演申し込みをお願いします。
 学部学生及び土浦・つくば地区の大学院生で参加を希望される方にも旅費の
一部を補助することを予定しています。希望者は、高エネ研三浦まで別途連絡し
て下さい。
 旅費に関する手続きについては、おってHPでお知らせします。
 旅費並びに時間等に制限がありますので、旅費支給者の選定、講演プログラ
ムの決定等は、世話人にご一任下さい。不明な点は、上記問い合わせ先までお
問い合わせ下さい。

以上

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ニュースレター担当:遠藤 章(原研)
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