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* 放射線工学部会ニュースレター    2004−29号(271号)*
*                     2004年12月27日 *
*                       放射線工学部会発行 *
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          日本保健物理学会シンポジウム          
 「中性子線量計の校正について考える:校正技術の標準化と国際規格」 
              開催のご案内              


主催:日本保健物理学会

趣旨:現在、我が国には中性子線量計の校正方法に関する標準化された規格が
ない。一方で中性子線量計のJIS化が進んできていることから、中性子線量計の
校正方法のJIS化が国際規格(ISO 8529 part 1〜part3)に沿って行われている。
国際規格は、標準研究所や専門の中性子校正機関を対象としたものであり、ユ
ーザレベルの校正は規格の範囲外である。また、複雑なものから単純なものま
で複数の校正手法が並列的に示されている。このような状況を踏まえ、日本保
健物理学会では、中性子校正技術の標準化に関する専門研究会を設置して検討
を進めてきた。このシンポジウムでは、専門研究会活動の成果として、種々の
校正方法についての比較検討結果の報告及びユーザレベルを含めた校正の階層
化の提言を行うとともに、中性子線量測定の信頼性をどう確保すべきかについ
て考える。

 開催案内は、以下のURLでご覧になれます。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jhps/j/events/kikaku/kikaku05-02.html


日時:2005年2月28日(月)13:30−16:40

場所:文京区シビックホール 多目的室(地下1階)
住所 〒112-0003 東京都文京区春日1-16-21
電話 03(5803)1100
交通手段
東京メトロ丸の内線・南北線 後楽園駅下車徒歩3 分
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅下車徒歩3 分
JR中央・総武線 水道橋駅下車徒歩8 分
詳細は http://www.b-civichall.com/ の「交通アクセス」をご覧下さい。

参加費:会員 2,000円、非会員 3,000円、学生会員 1,000円
(事前申し込みは不要です)

プログラム:

開会挨拶 企画委員会委員長 甲斐倫明(大分県立看護大)

はじめに
(1)専門研究会の目的と活動概要について
専門研究会主査 工藤勝久(産総研)

セッション1 中性子線量計校正方法の標準化
(2)中性子校正方法に関する国際規格とJIS化の現状 吉澤道夫(原研)
(3)中性子線量計の校正方法 吉田忠義(サイクル機構)

セッション2 実用的な校正方法
(4)ユーザー(原子力発電所)における中性子校正の現状 谷口和史(原電)
(5)中性子線量計の校正方法の階層化 辻村憲雄(サイクル機構)

セッション3 総合討論 中性子線量測定の信頼性を確立するために
司会:中村尚司(東北大院)
(6)コメント
標準供給の立場から 瓜谷章(産総研)
測定器メーカの対応 布宮智也(富士電機)
個人線量計測定サービス機関の対応 寿藤紀道(千代田テクノル)
(7)全体討論

問い合わせ先:
遠藤 章(日本原子力研究所 保健物理部 外部被ばく防護研究室)
e-mail:a.endo@popsvr.tokai.jaeri.go.jp
電話:029-284-3754、ファクシミリ:029-282-6063

以上

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ニュースレター担当:遠藤 章(原研)
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