***********************************
* 放射線工学部会ニュースレター    2003−18号(237号)*
*                     2003年 9月19日 *
*                       放射線工学部会発行 *
***********************************


<ニュース項目>

原子力学会誌記事「J-PARCでの原子力研究」に関する提案・意見について


                          九州大学 石橋健二

 一昨年来、4つの部会(炉物理・放射線工学・加速器ビーム・核データ)が
合同してJ-PARCにおける原子力関連研究を考える企画(主にJ-PARCの第二期計
画分が対称)していましたが、下記のように学会誌に記事としてまとめること
になりました。
 要望の概要はある程度固まっていますが、確定ずみというわけではありませ
ん。放射線工学部会の皆様の方で何かご提案・ご意見がありましたら、9月末
位までに該当しそうな担当予定者へ連絡されるとよいかと思います。小生に連
絡されても構いません(kisibasi@kune2a.nucl.kyushu-u.ac.jp)。


−−−−−
特集記事執筆者各位

         「日本原子力学会誌」ご寄稿のお願い

                       日本原子力学会編集委員会

拝啓 平素は本会の活動にご尽力を賜り,厚く御礼申し上げます。

 このたび本編集委員会におきまして,下記の原稿をご執筆いただくことにな
りました。ご多用中恐縮ですが,ご寄稿下さいますようお願い申し上げます。
 ご承知の通り,原子力学会誌では,専門的な報告,論文等を論文誌に譲り,
会員に親しまれる記事を掲載するよう改革を進めてまいりました。ご執筆に当
たりましては,専門的記述を極力減らし,専門外の読者でも気楽に読め,理解
できる記事となりますよう,特にご配慮お願い致します。

                                 敬具

                 記

記事種別:特集

タイトル:大強度陽子加速器施設(J-PARC)における原子力関連研究(仮題)

刷上頁数:25頁以内

期  限:10月15日(ご都合をお知らせ下さい)

★記事作成については別紙執筆要領をご参照下さい。

(参考)

「大強度陽子加速器施設(J-PARC)における原子力関連研究の提案」の特集

 日本原子力研究所と高エネルギー加速器研究機構により、原研東海研に大
強度陽子加速器施設J-PARCの建設が始まっている。
 この加速器施設は、高エネルギー物理学と低エネルギー中性子散乱が柱に
なっているが、それだけでなく原子力の立場からも重要な施設である。
原子力学会では、炉物理・放射線工学・加速器ビーム・核データの4つ部会が
合同して、春の年会および秋の大会でJ-PARCにおける原子力に関わる研究を
議論・提案してきた。これを、下記のように特集として掲載することが考え
られる。一部未定の部分もあるが、各記事の取りまとめ担当者(執筆者)も
案として入れている。執筆者については都合によって多少の変更が生じる
可能性もある。

タイトル:J-PARCにおける原子力関連研究の提案
−炉物理・放射線工学・加速器ビーム・核データ
 4部会合同企画セッションからの提案ー

 概要と執筆者の案
  はじめに:鬼柳(北大)
  J-PARCの現状:大山(原研)
  物質生命科学施設:井頭(東工大)、永井(阪大)
  (ラジオグラフィー:関係者)
  素粒子・核物理施設:石橋(九大)
  核変換施設ビーム実験:馬場(東北大)
  核変換施設炉物理:岩崎(東北大)
  おわりに:全員(鬼柳まとめ)

 原子力学雑誌には大強度陽子加速器の紹介記事が掲載されたことがあるが、
今回は、実際にJ-PARCを原子力研究に使う立場から意見・要望をまとめるこ
とを目的としている。
 なお、関連する4つの部会(炉物理、放射線工学、加速器ビーム、核データ)
から、掲載について既に大筋で了解が得られている。

付記 高エネルギー物理学や低エネルギー中性子散乱の分野は、それぞれ一致
協力し施設の要求を行っていくいう伝統的がある。原子力分野でもきちんと声
を出して、意見・要望を主張していく姿勢が必要と思われる。本特集はその一環
として、位置付けられる。

以上

***********************************
ニュースレター担当:遠藤 章(原研)
***********************************