NDDニュースレター 2014年 第03号 (通巻第144号)

2014/9/19

Table of Contents

会合の報告

第30回核データ部会全体会議議事要録

第30回核データ部会全体会議
日時: 2014年9月10日 (水) 12:00 - 13:00
場所: 京都大学吉田キャンパス工学部3号館W3教室 (L会場)

●2014年度部会賞

千葉部会長の挨拶の後,深堀副部会長より,平成26年度の核データ部会賞の審査 結果が報告された.学術賞として国際原子力機関の大塚直彦氏による「EXFOR データベース編集に係る基礎研究と核データ国際協力貢献」,奨励賞として九州 大学の中山梓介氏による「重陽子入射反応のモデリングと断面積計算コードシス テムの開発」の2件が選ばれ,千葉部会長より賞状と副賞目録が贈呈された.

●報告事項

企画担当の堀委員より,2014年度の加速器・ビーム科学,核データ,放射線工学, 炉物理の4部会合同日韓サマースクールの実施報告が行われた.2014年8月18日か ら22日にかけて韓国慶州市東国大學校で開催され,全体で47名,内日本から13名 が参加した.講義12コマに加えて大学院生のポスター発表やKAERIのKOMAC加速器 施設で実習が行われた.

編集担当の執行委員より,部会ニュースレターの発行状況とwebの更新状況が報 告された.

核データ編集小委員会の小浦委員長より,核データニュースの発行状況が報告さ れ,若手の編集委員募集が案内された.自薦他薦を問わないので,心当たりのあ る方は編集小委員会への連絡が要請された.

2014年度核データ研究会の合川実行委員長より,本年度の核データ研究会は2014 年11月27日と28日に北海道大学で開催され,正式な案内は近日中に出されること が報告された.

会計担当の須山委員より,核データ研究会への旅費の補助は規模は未定であるも の,例年通り実施したいと報告された.

●審議事項

企画担当の千葉豪委員より,2015年春の年会の企画セッションは炉物理部会と合 同で研究炉,臨界装置に関するテーマで行うことが提案され,承認された.

深堀副部会長より,『我が国における炉物理実験装置の必要性について』と題す る声明文について炉物理部会と合同で検討されている旨,報告と説明があった. 今後,文言等を微修正した最終版を両部会のHP等で公開する.その後,原子力委 員会等への説明に利用することが提案され,了承された.

千葉部会長より,日本の核データ,炉物理部会,韓国の炉物理部会が開催してき た日韓ジョイントセッションを日中韓ジョイントセッションに改組するにあたり, 核データ部会は参加しないことが提案され,承認された.

深堀副部会長と九州大学の石橋教授より,次回の4部会合同日韓サマースクール は,熱流動部会のサマースクールとの重複を避けるため2015年に東海村で東京大 学とJAEAが主担当で行う予定であることが提案された.部会として講師派遣や学 生参加で協力することが了承された.

●その他

JAEAの木村氏より,J-PARC/MLFのANNRIを特定先端大型研究施設の共用の促進に 関する法律に基づく共用装置に指定されるための意見集約について提案があり, 本年度の核データ研究会で行う討論の結果をまとめてJ-PARCセンターに提出した いとの要請があり,承認された.

深堀副部会長より2015年4月からの部会運営委員の選挙について案内があり,選 挙管理小委員会委員長として千葉部会長が選任された.12月を目処に次期運営委 員を選出することとした.

核データ部会からのお知らせ

● 現在の部会員数:209名 (2014/05/30 現在)

● 核データ部会に加入した際,またはメールアドレス等が変更になった際は AESJ-NDDml-ml.administrator@ml.jaea.go.jp までお知らせください.