NDDニュースレター 2013年 第01号 (通巻第139号)

2013/4/9

Table of Contents

会合の報告

2013年春の年会核データ部会全体会議議事要録

第27回核データ部会全体会議
日時: 2013年3月27日 (水) 12:00 - 13:00
場所: 近畿大学東大阪キャンパス21号館 21-315号室 (I会場)

石橋部会長より,開会の挨拶がなされた.

● 報告事項

企画担当委員より以下の4件の報告がなされた.

須山委員より,年会・大会の専門分野コードの見直しが進められていることが報 告された.核データ部会に関連する部分としては,201と301の両方に含まれる核 データを「核データ測定・評価」と「核データ利用」とすることで投稿者が両区 分コードの違いを容易に区別できるようにすることが考えられていること,また 学会の予稿集が2013年秋の大会分からJ-stageで公開されウェブから自由に利用 できる方向で検討されているものの,学会終了後1年程度は制限を設けておくこ とで学会収支への影響を小さくすることが考えられていることが報告された.

横山委員より,本年度の核データなんでも相談室での対応状況について報告され た.昨年度は4件の質問・要望に対して対応したことが報告された.

堀委員より,3/25に開催された日韓合同炉物理核データワークショップについて 報告された.発表時間を充実させるために学会の前日に設定し,韓国側より5件, 日本側より4件(炉物理・核データで各2件)の発表が行われたこと,また参加者は 韓国がらより5人,日本側からは36名の計41名であったことが報告された. ワークショップの終了後,韓国側より,今後のワークショップの開催に当たって は,学会のプログラムに含めるようにしてほしいとの要望があったことが石橋部 会長よりコメントされた.

2012年度の核データ研究会(平成24年11月15-16日,京都大学原子炉実験所)につ いて,中島実行委員長より報告された.チュートリアル3件,発表35件(口頭13件, ポスター発表22件)が行われ,83名が参加し盛会であったことが報告された.

編集担当運営委員より以下の2件の報告がなされた.

執行委員より,核データ部会ニュースレター発行に関連する報告がなされた.併 せてwebsiteの更新状況,部会メーリングリストの変更等にかかる連絡に関する 依頼がなされた.

中村委員の代理で小浦委員より,核データニュース編集小委員会の活動報告がな された.本年度については第103号と第104号が発行されていること,また第105 号を来る6月に発行するべく準備を進めていることが報告された.また中村委員 は今期で退任予定であるものの,しばらくの間はアドバイザーとして関与してい ただくことが報告された.

会計担当より以下の件が報告された.

松岡委員の代理で須山委員より,核データ部会の平成24年度収支報告および平成 25年度予算案について報告された.平成24年度の予算については,2013年春の年 会での企画セッション講演者旅費の支出のみが未決済であることが報告された. 平成25年度予算案では支出予定が少なく,収支がプラスとなる案が示されたが, 当該年度の収支がプラスの場合には残額が学会本部へ返納することとなっている こと,核データ研究会に対して当年度予算が使用できず,繰越金で対応する必要 があることが述べられた.核データ研究会に対する部会予算の支出が可能となる よう,総会の質疑等で意見を述べていることが深堀副部会長よりコメントされた.

その他下記の3件の報告がなされた.

2013年度の核データ研究会の開催について,山野実行委員長より報告された. 2013年11月14-15日に,福井県敦賀市(福井大学)にて開催すること,また原子力 学会中部支部より学生旅費の補助が得られることから多数の学生の参加を希望し ていることなどが報告された.

千葉(敏)委員より,INESシンポジウム(2013年11月6-8日,東京工業大学大岡山 キャンパス)の紹介がなされた.革新的原子力システムに関する第4回目の国際会 議であり,原子核物理・中性子利用がトピックスに含まれているのでセッション を盛り上げるために核データ部会員の参加を期待していることが報告された.

石橋部会長より,ISORD-7(7月15-18日,中国海南島)の紹介がなされた.放射線 防護だけでなく放射線の輸送や遮蔽,測定のセッションもあるので参加を期待し ている旨の報告がなされた.

●審議事項

石橋部会長より,次期の運営委員体制について説明があり,次期運営委員体制に 対する参加者の合意を得た.千葉(敏)次期部会長より抱負が述べられた後,次期 運営委員の紹介がなされた.

深堀副部会長より,2013年秋の大会における部会企画セッションについて,現時 点では遅発中性子に関する提案と放射線工学部会から炉物理部会・核データ部会 の3部会合同での実施提案があることが説明されたが,事務局への提案締切が4月 12日と迫っていることから,次期運営委員が中心となって企画セッションの内容 を検討することとなった.

これに関して,学会のシグマ特別専門委員会の渡辺主査より,この専門委員会に ついては,2年毎には総合講演として報告する必要があるため,2013年の秋の大 会か遅くとも2014年の春の年会にて実施する方向であることが説明された.

会合の案内

7th International Symposium on Radiation Safety and Detection Techonology (ISORD-7)

7th International Symposium on Radiation Safety and Detection Techonology (ISORD-7)が,2013/7/15から7/18まで中国の海南島で開催されます.アブストラ クト締切は2013/5/31です.詳しくはこちらを御覧ください.

http://www.isord-7.org/

The Fourth International Symposium on Innovative Nuclear Energy Systems (INES-4)

The Fourth International Symposium on Innovative Nuclear Energy Systems (INES-4)が,2013/11/6から11/8まで東京工業大学で開催されます.アブストラク トの締切は2013/04/30です.詳しくはこちらを御覧ください.

http://www.crines.titech.ac.jp/ines4/

核データ部会からのお知らせ

● 現在の部会員数:205名 (2012/06/25 現在)

● 核データ部会に加入した際,またはメールアドレス等が変更になった際は AESJ-NDDml-ml.administrator@ml.jaea.go.jp までお知らせください.