NDDニュースレター 2011年 第8号 (通巻第130号)

2011/10/2

Table of Contents

会合の報告

2011年秋の大会核データ部会総会議事要録

第24回核データ部会総会
日時: 2011年9月22日(木) 12:00 -13:00
場所: 西日本総合展示場新館304講義室 (J会場)

石橋部会長より,開会の挨拶がなされた.以下,深堀副部会長の議事進行のも とに,会合が進められた.

● 部会表彰

深堀副部会長より,核データ部会賞の学術賞1件,奨励賞2件の計3件が選考さ れたことが報告され,それぞれの研究代表者へ表彰状と副賞が贈呈された.

学術賞:1件
 “全MOX・BWR炉心シミュレーション実験FUBILAの中性子工学解析”
  FUBILA 計画MOX 炉物理試験チーム; 
  (独立行政法人原子力安全基盤機構) 山本 徹、酒井 友宏、安藤 良平
  (株式会社東芝) 桜田 光一、菊池 茂人、馬野 琢也
奨励賞:2件
 “高エネルギー中性子入射による軽荷電粒子生成反応二重微分断面積の研究”
  平山 嵩祐(?日立製作所 日立研究所 エネルギー・環境研究センター)
 “keV領域のU-235捕獲断面積の問題解明のためのウラン燃料”
  ナトリウムボイド反応度測定FCA実験及び解析
  福島 昌宏((独)日本原子力研究開発機構)

● 報告事項

企画担当の須山委員より,部会等運営委員会のWGメンバーに第2分野からは加 速器・ビーム科学部会の林崎委員が選任されたこと,学会の透明性を受けて活 動を世間に公開するために,内規等について内容を整理し,他部会との統一を 図って見直しを行う.見直した結果を,学会事務局へ報告する必要があること, 学会の予算の赤字の問題が報告された.学会として,今後,大学とか費用の発 生しない開催場所を検討していくこと,今後の学会開催場所のスケジュールに ついて,次回,春の年会(福井大)の企画セッションの締切りが10月24日とのこと, 2012年春 福井大,2012年秋 広島大,2013年春 近畿大,2013年秋 八戸工大, 2014年春 都市大までは確定していることが報告された.

企画担当の横山委員の代理として,深堀副部会長より,核データ利用者支援小委 員会(核データなんでも相談室)についての報告がなされた.今までに10件の質 問,要望を受け,それらについて対応は完了している,質問を受けてから,お よそ1-2日で,回答を返信している,最終的に,部会HPにて質問内容と回答の Summaryを載せることが報告された.

企画担当の堀委員より,2011年5月25日に開催された日韓合同企画セッション について,韓国から5件の参加があり,次回は2013年3月の開催予定であること が報告された.

企画担当の堀委員より,来年の第6回日韓サマースクール(4部会合同)について サマースクールの案について報告があった.例年だと学生60人を受け入れてい るが,京大原子炉実験所の宿舎の収容人員のために案では40人としている.し かし,この点は検討していくとのこと.福島事故に関係した「特別講義」,ま た「実験実習」の案が報告された.また石橋部会長より学会から80万円補助が 出るとの補足説明があった.

編集担当の執行委員より,web siteの改定やNDD Newsletterの発行実績が報告 された.

核データニュース編集委員会の編集担当の中村委員より,核データニュースの 発行実績,および次号の発行予定について報告があった.また,深堀副部会長 よりニュース100号に際して何か記念号みたいな特集をとのコメントに対して 検討することにした.また関連して,2013年はシグマ委員会50周年とのことで, 来年あたりから何を行うか動き出すとのことである.

会計担当の松岡委員より,平成23年度の予算案が報告された.

小浦委員より,2010年核データ研究会のProceedingsが完成したとの報告がな された.深堀副部会長がProceedings完成のアナウンスを,メーリングリストにて 周知することを小浦委員に依頼された.

核データ研究会実行委員長の原田委員の代理で中村委員より,核データ研究会 の開催日時,場所,セッションの報告を行った.特に,ポスター発表について, 学生の参加が今のところないことを懸念し,研究会として旅費の補助の用意が あるので,学生の参加を検討してもらうよう特に大学先生方へお願いがあった.

● 審議事項

須山委員より,2012年春の年会における企画セッションの提案の依頼があり, 企画案を議論し,10月14日締切りで,部会メーリングリストにて案を提出する ことになった.

石橋部会長より,学会の開催場所について,北海道,中国,四国,九州地区だ と,開催場所の大学が一意的に決まってしまうため,この点と持ち回る頻度も 含めて,文書にて学会へ検討をお願いすることとした.

深堀副部会長より,来年春からの運営委員会の改選に関連して,核データ研究 会実行委員長が運営委員会に入っていないために情報連絡がうまくいかない面 があり,実行委員長と副委員長を二人を委員会へ入れて,交替で行ってはどう かとの提案があり,検討することとした.

核データ部会からのお知らせ

● 現在の部会員数:195名 (2011/06/14 現在)

● 核データ部会に加入した際,またはメールアドレス等が変更になった際は AESJ-NDDml-ml.administrator@ml.jaea.go.jp までお知らせください.