馬場 護 (東北大)
1. はじめに
先月末，ある部会員の方よりメールを頂いた．「原子力委員会のメルマガNo.80 (7月8日) の記事によると，南相馬市で放射線授業を行ったとのことなので，そ の詳細を部会ニュースに書いたらどうか」という趣旨であった．私自身は，電話 相談等を含めればこのような経験の持ち主は少なくないだろうし，また核データ 部会は少々場違いでは，とやや引いた思いがあった．一方では原子力機構が福島 で支援活動を開始するという動きもあり，こうした活動は今後重要だから書いて みて欲しい，というご意見もあった．という次第で，当時のメモなどをもとにま とめてみたのが以下の内容である．なお，秋庭悦子原子力委員による上記メルマ ガの内容は日本原子力学会「アトモス」誌9月号にも掲載予定とのことなので， ご覧いただければと思う．
ここでは，6月17日と同22日に行った出前授業について，経緯，出前授業と質疑 の内容，全体的な印象，を質疑の内容を含めて紹介する．今となってはあまり意 味のないやりとりもあるが，どのようなことが関心事か，を見ていただければと 思う．また，ご意見・ご指摘を期待して私の回答例もあえて示すことにするが， 内容が重複したり冗長になったりすることをお許し願いたい．回答に際しては， なるべく根拠，考え方を示したつもりであるが，今眺めると決して十分とは思え ない．限られた時間内で，何を伝えるべきか，この辺も含めてご意見をいただけ れば幸いである．
続きはこちらのURLでご覧ください．
http://wwwndc.jaea.go.jp/ndd/article2011082300.html
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