NDDニュースレター 2010年 第14号 (通巻第122号)

2010/12/7

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会合の報告

2010年度核データ研究会報告

下記のとおり,今年度の部会主催・核データ研究会が原子力機構 先端基礎研究 センターおよび日本原子力学会九州支部の共催・後援を得て,東海村以外の地で 初めて開催されましたので,その内容を簡単にご報告申し上げます.

開催期日: 平成22年11月25日(木)- 26日(金)
開催場所: 九州大学 筑紫キャンパス 総合研究棟2F E-ラーニング室
尚,11/27(土)午前中,九大伊都キャンパスのFFAG加速器見学会を実施.

九州での開催とあって,例年に比べ参加者の大幅な減少を危惧しておりました が,参加者総数は61名に達し,例年の研究会とくらべ遜色のない研究会を開催す ることができました.内訳を見ると,大学関係者が34名(内学生15名),研究機関 から15名(内JAEA12名),民間企業から5名,海外からの参加7名(韓国5名,イタリ ア1名,ブルガリア1名)でした.発表内容を分類すると,口頭発表15件,ポス ター発表25件,チュートリアル1件という構成でした.また,FFAG加速器見学会 には18名(外国人4名含)が参加しました.最終プログラムおよび発表資料,研究 会のスナップ写真は以下の部会HPに掲載しておりますので是非ご覧ください.

http://wwwndc.jaea.go.jp/ndd/symposium/index.html

今回は,日韓学生若手核データセミナーを本研究会に付随させて開催する形で, 日韓原子力会学生・若手研究者交流事業の1つとして認定して頂き,韓国から の学生・若手参加者(4名)の滞在費や懇親会費,ポスター賞副賞等の財政援助を 得ることができました.さらに,初めての試みとして,同意を頂きました講演に 対して,USTREAMを使った動画ライブ配信と発表資料の同時Web閲覧を行いまし た.ライブ視聴頂きました部会員の方々には好評だったようです.講演者の1人 からは,家族に研究生活の一端(雄姿)を見せることができ,出張続きの仕事を評 価してもらえたという感想も頂きました.本ライブ配信の実現に協力頂きました 執行氏(九大)には深く感謝申し上げます.

末筆になりますが,ご多忙の中,本研究会に参加して下さった皆様,また講演者 の方々には改めて感謝の意を表します.また,実行委員会委員および現地委員の 方々,会場設営や運営に協力頂いた石橋研・渡辺研の学生諸氏に心からお礼申し 上げます.この九大での開催を契機に,本研究会が数年に1度は東海村以外の地 で開催することで,核データコミュニティーの活性化に貢献していくことを期待 する次第です.

核データ研究会実行委員会 委員長 渡辺幸信

核データ部会からのお知らせ

● 現在の部会員数:181名 (2010/06/21 現在)

● 核データ部会に加入した際,またはメールアドレス等が変更になった際は AESJ-NDDml-ml.administrator@ml.jaea.go.jp までお知らせください.