「第1回(平成16年度)日本原子力学会北関東支部
技術功労賞」3件決定

 

第1回(平成16年度)日本原子力学会北関東支部技術功労賞は、選考委員会での審議を経て平成17年3月10日の支部役員会において以下の3件の受賞が決定した。
 本賞は、北関東支部管内において原子力に関する研究開発施設やプラントの運転管理などの技術支援分野において優れた貢献をした個人または団体に対して、その功労をたたえるものである。



受賞者(受賞団体

東京大学大学院工学系研究科附属原子力工学研究施設の運営と安全管理 
 東京大学 大学院工学系研究科附属原子力工学研究施設


長年にわたる高レベル放射性物質研究施設の設備運転維持管理

  核燃料サイクル開発機構 小笠原甲士、高橋哲郎、根本裕一、津々木幸延

JMTRホットラボ施設における永年にわたる照射後試験の安全な遂行
  日本原子力研究所 大洗研究所 材料試験炉部ホットラボ試験グループ



受賞概要

東京大学大学院工学系研究科附属原子力工学研究施設の運営と安全管理
 東京大学 大学院工学系研究科附属原子力工学研究施設

 
受賞メンバー:安 成弘、田畑 米穂、宮 健三、上坂 充、岡 芳明、勝村 庸介、寺井 隆幸、工藤 久明、出町 和之、劉 傑、鈴木 晶大、木村 浩斎藤 勲、岡村 和夫、吉井 康司室屋 裕佐、石渡 祐樹、安見 厚志、細貝 知直、西村 秀俊、作美 明、金澤 信一、鎌田 稔、渡邉 敦夫、上田 徹、助川 敏男、貴家 憲彦、間渕 幸雄、仲川 勉、林原 正志(以上、東京大学大学院工学系研究科附属原子力工学研究施設)、班目 春樹、阿部 弘亮、岩井 岳夫(以上、原子力研究総合センター)、岡本 孝司、越塚 誠一(以上、東京大学工学系研究科システム量子工学専攻)

(概要)原子炉「弥生」、線型電子線加速器、核融合ブランケット基礎実験装置、重照射損傷実験装置など大型研究施設を少人数で安全、安定に運転し、30年以上にわたり大学共同利用施設として全国の研究者に研究・教育環境を提供し、多くの研究成果と人材を世に送り出すことに貢献してきた。


長年にわたる高レベル放射性物質研究施設の設備運転維持管理
 核燃料サイクル開発機構 小笠原甲士、高橋哲郎、根本裕一、津々木幸延


 (概要)照射済燃料を用いた再処理試験や、再処理工場の実廃液を用いた高レベル放射性廃棄物のガラス固化試験を実施する高レベル放射性物質研究施設CPFを、安全、安定に24時間体制で運転し、20年以上にわたって多くの研究成果を挙げることに貢献してきた。


JMTRホットラボ施設における永年にわたる照射後試験の安全な遂行
 日本原子力研究所 大洗研究所 材料試験炉部ホットラボ試験グループ


 (概要)JMTRホットラボ施設では、施設運転開始以来33年間に照射済カプセル2,212本、照射済試料88,000個を受け入れ、9,351件の照射後試験を実施し、各種原子炉燃料の確証試験、核融合ブランケット材開発、多様なRIの提供、原子炉燃料破損の原因調査、原子炉構造材の中性子照射効果評価、国の安全審査に必要なデータの取得などに多大な貢献してきた。

受賞メンバー:清水 道雄、中川 哲也、近江 正男、岩松 重美、相沢 静男、田山 義伸高田 文樹、川又 一 夫、米川 実、中倉 優一、加藤 佳明、田口 剛俊石井 敏満、齋藤 順市(以上 原研大洗研究所材料試験炉部)、木ア實、須藤 健次、宮田 精一、長島 久雄(原研東海研究所ホット試験室)、寺門 正吾(原研安全管理室)宇井 泰紀(核燃料サイクル開発機構 保安管理部品質保証室)


                                              ▲ホームページに戻る