平成17年度若手研究者発表会

日本原子力学会北関東支部平成17年度定時総会が、平成17年4月22日にテクノ交流館リコッティーにて開催されました。昨年に引き続き、総会に先立って北関東支部管内で活躍中の35歳以下の研究者による若手研究者ポスター発表会が行われました。多くの発表希望があった中、場所の制約もあり全部で25件の発表が行われました。総会と併せて約90名の参加者により、2時間にわたって発表者と参加者が同じ目線で話すことができ、多くの議論が交わされました。


可児吉男審査委員長を始めする5名の審査員による審査の結果、以下の4名の方々が最優秀ならびに優秀発表賞に選ばれました.。また、発表会に参加頂いた研究者の方々のお名前と発表タイトルは以下の通りです。皆様の積極的な参加に深く感謝します。
(ページの最後に発表会の様子、受賞者の方々の写真があります)


最優秀発表賞

氏名

所属

発表タイトル

佐藤 大樹

原研東海

広帯域エネルギー対応マルチ放射線モニタの開発

優秀発表賞

氏名

所属

発表タイトル

伊藤 啓

サイクル機構大洗

バスタブ渦の気液界面構造に関する数値解析

可児 祐子

(株)日立製作所

フッ化物揮発法と溶媒抽出法のハイブリッド再処理システムの開発

江里 幸一郎

原研那珂

高性能冷却管の開発 ースクリュウ管の熱・機械特性ー


発表会参加者一覧

氏名 所属 タイトル
早坂 貴子 原電 SCC環境改善を目的とした炉水硫酸イオン低減に関するコンデミ再生システムの現状と課題
可児 祐子 日立 フッ化物揮発法と溶媒抽出法のハイブリッド再処理システムの開発
日野 哲士 自然循環型超小型軽水炉パッケージリアクタの炉心開発
垣内 一雄 原子燃料工業 ジルコニウム合金の水素吸収に関する研究
木野 健一郎 NDC 再処理廃棄物の放射能濃度評価法の検討
服部 和裕 JNC大洗 高速実験炉「常陽」における燃料破損模擬試験結果
中林 弘樹 FBRサイクル実用化戦略調査研究における再処理システムの安全設計
伊藤 啓 バスタブ渦の気液界面構造に関する数値解析
飛塚 早智子 JNC東海 Np(IV)とフミン酸との錯形成に対するpHの影響
米澤 理加 住民との協働によるリスクメッセージの研究
大久保 猛 東大 レーザープラズマ加速によるフェムト秒単色エネルギー電子バンチ生成
坂本 文人 Xーband電子線形加速器を用いたコンプトン散乱単色硬X線源の開発研究
澤田 明彦 核融合炉ブランケットにおけるMHDコーティングの研究
久保田 直義 原研那珂 ビーム分析を利用した核融合材料中の水素同位体分析
江里 幸一郎 高性能冷却管の開発 ースクリュウ管の熱・機械特性ー
星野 毅 原研大洗 先進トリチウム増殖材料の開発
寺田 敦彦 熱化学法を用いた水素製造技術の開発 −パイロットプラント試験に向けてのR&D−
國分 陽子 原研東海 プルトニウム同位体比測定による長崎原爆プルトニウムの痕跡の研究
佐藤 大樹 広帯域エネルギー対応マルチ放射線モニタの開発
根本 義之 ステンレス鋼腐食挙動のAFMによる評価
富安 邦彦 水素偏在被覆管を用いた反応度事故時の燃料破損に関する研究
金子 哲治 低減速軽水炉用燃料被覆管の熱変形挙動評価
飛田 徹 FeーCu合金用いた電子線照射効果と反応速度論によるモデル計算
宇田川 豊 LOCA時被覆管延性低下に及ぼす冷却条件の影響
斉藤 滋 590MeV照射材の照射後試験

受賞者の方々


右端から可児祐子さん、伊藤 啓さん、江里幸一郎さん、佐藤大樹さん、左端は可児支部長

発表会の様子

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