第3回 材料部会奨励賞 表彰式 

 

2011年9月22日 北九州国際会議場 E会場

 

 

青砥部会長より表彰(藪内氏

受賞者コメント

 このたびは、材料部会奨励賞をいただき誠にありがとうございました。
福島原発の事故以来、今までの原子力の安全神話は崩れ、ゼロからの安全性の見直しが必要とされています。本受賞題目は、高経年化圧力容器鋼の安全性に関するものであり、このような時期に受賞を受けたのも、総会の冒頭に部会長が言われた、「技術に対して真摯でなくてはならない」という言葉そのものなのだと感じています。今後も、科学技術に対して真摯に向き合い、社会に貢献できる研究を続けていければと思っております。
 最後に、本受賞は博士後期課程での研究成果によるものであり、指導教官である木村晃彦教授、笠田竜太助教をはじめ、多くの先生方のご指導の賜物であります。この場を借りて深く感謝申し上げます。

 

 

 

青砥部会長より表彰(坂本氏

受賞者コメント

 今回は大変光栄なことに、「高燃焼度軽水炉燃料被覆管の水素脆化に関する研究」で第3回材料部会奨励賞を受賞することができました。選考委員の皆様、また研究に協力いただいた皆様、ありがとうございました。原子力、特に炉心材料・燃料に関する研究は、根本的な方向付けを含めて大幅に見直されるものと思われます。しかしながら、いずれにしても炉心材料・燃料の重要性は揺るぎないものであり、今後も微力ながら日本、ひいては世界の原子力技術に貢献できればと願っております。今後とも、変わらぬご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。

 

 

第3回奨励賞を受賞した藪内氏と坂本氏