日本原子力学会HMS研究部会2016年度夏期セミナー

「AI技術と運転訓練技術の現状」

主催:日本原子力学会ヒューマン・マシン・システム研究部会


開催趣旨

 本年度のHMS部会夏期セミナーは東北大学で「AI技術と運転訓練技術の現状」というテーマで開催することになりました。
 第一のテーマAI技術は、近年第三次ブーム呼ばれる状況となっており大きな盛り上がりを見せています。しかしながら、従来より人間の認知に焦点を当てた研究を行ってきているHMS部会関係者の目から見ると、人間の素晴らしい能力を代替することができるAIがそう簡単に出現するとは思えません。今回のセミナーでは日本のAI業界のキーパーソンお二人に御出講頂き、現在のAI技術の現状とその真の実力に関してお話し頂くと共に、関連する話題としてコンピュータによる運転員支援も含めて議論を深めたいと考えております。
 第二のテーマは原子力の問題に直接関連する運転訓練技術に関して取り上げます。福島第一原子力発電所事故以降、過酷事象に対する訓練の重要性が指摘されております。想定を越えるような事象に対しての訓練は、それ自体が自己矛盾を含んでおり、訓練の現場でも模索が続いております。今回のセミナーでは、原子力、鉄道、船舶という異なる分野における訓練の現状をお話し頂き、それぞれの分野の訓練の特徴をあきらかにし、そこから原子力プラント運転員の過酷事象訓練へのフィードバックを得ることを目的としております。
 最終的には二つのテーマを融合した議論にたどり着きたいと考えておりますので、多くの方のご参加をお待ち申し上げております。
[部会長 五福 明夫(岡山大学)]

■日 時: 2016年7月15日(金)13:30〜7月16日(土)13:00
■場 所: 東北大学工学部青葉山キャンパス 総合研究棟1階講義室1(101)
http://www.eng.tohoku.ac.jp/map/?menu=campus&area=c&build=10
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-11

■プログラム

7月15日(金)

「AI技術の現状と課題」

13:30-14:30

自然言語処理との付き合い方 〜災害対応とメディアを例に〜

乾 健太郎 氏(東北大学)

14:40-16:20

対象理解のための統計的機械学習の発展

鷲尾 隆 氏(大阪大学)

16:30-17:30

Multilevel Flow Modeling(MFM)とその原子力プラント運転員支援への応用

五福 明夫 氏(岡山大学)

7月16日(土)

「訓練技術の現状」

9:00-10:00

BWR運転員向けシビアアクシデント対応訓練の開発と今後の展望

茂野 雄太 氏((株)BWR運転訓練センター)

10:10-11:10

鉄道運転士に対する教育・訓練の現状

楠神 健 氏(東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本研究開発センター)

11:20-13:00

船舶の運航技術と船員訓練〜船長の立場から、機関長の立場から〜

外谷 進 氏((独)海技教育機構)
松崎 範行 氏((独)海技教育機構)

■費用

○参加費(テキスト代込み):
 日本原子力学会正会員、協賛学協会員: 5,000円
 一般非会員: 10,000円
 日本原子力学会学生会員、協賛学協会学生会員: 2,000円
 学生非会員: 3,000円

  *日本原子力学会正会員・学生会員の参加費については不課税、その他の
   参加費は税込みとなります。

■懇親会

日時:7月15日(金)18:30〜 会費:5,000円(税込み)(予定)


■申込方法

申込書(様式Wordファイル)に必要事項をご記入の上、電子メールの添付ファイルにて申込先へ提出下さい。
整理の都合上、タイトルに「HMS部会夏期セミナー参加申し込み」とだけご記入ください。

<申込先> 東北大学大学院工学研究科 狩川 大輔
daisuke.karikawa@tohoku.ac.jp

申込締切:平成28年7月12日(金)

★ セミナー当日、申込書のコピーをご持参ください。

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