日本原子力学会HMS研究部会 
2010年度夏期セミナー

主催:ヒューマン・マシン・システム研究部会



 二一世紀に入り、はや十年の年月が流れようとしています。この十年、原子力を巡る情勢はめまぐるしく変化し、近年は原子力ルネッサンスという追い風が吹きつつあります。今から約十年前(正確には九年前)、東北大学が幹事となり山形蔵王でヒューマン・マシン・システム部会の夏期セミナーが行われました。この時のプログラムを今改めて見てみると、原子力技術と社会の関係をいち早く考え、その問題に様々な側面から取り組もうとしていた内容を垣間見ることができます。この時は、いわゆる「東電問題」がまだ発覚する前であり、原子力の分野において社会との関係を真剣に考える傾向はそれほどありませんでした。その後、原子力と社会、もっと大きな枠組みとしては技術と社会の関係を考えることの重要性の認識が少しずつ拡大し、原子力学会においても「社会環境部会」が設立され、年会においては「総論」に分類される研究発表が急速に増大し現在に至っております。現在、原子力学会では対社会的な活動や社会との関係に関することは社会環境部会が担ってはいますが、「ヒューマン」と「マシン」と「システム」の関係を考えることをミッションとする当部会の重要性は少しも減じたわけではありません。

 このような背景を受けて、平成22年度のヒューマン・マシン・システム部会の夏期セミナーは、この9年前の夏期セミナーの時に講師をお願いした先生方の一部と、新たな講師の先生方を迎えて、原子力と社会の関係のこれまでの十年とこれからの十年を考えるセミナーを企画しました。このセミナーでは、原子力とそれを取り巻く技術と社会のこの十年を総括し、これからの十年の方向性を考える機会にしたいと思います。

 涼しい蔵王で有意義な議論にしたいと考えておりますので、皆様の参加をお待ち申し上げております。


・日 時:平成22年8月2日(月)〜3日(火)
・場 所:山形県蔵王温泉 蔵王センタープラザ
     (山形市蔵王温泉903-2)

プログラム

8月2日(月)

・Session1:この10年を振り返って(1) (13:30-15:00)

<原子力対話の進展と課題>
「対話場設計者の立場から」

八木絵香(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター)
「対話に参加した専門家の立場から」
北村正晴(東北大学未来科学技術共同研究センター)
[講演要旨]
 本セミナー企画の趣旨は,原子力とそれを取り巻く「技術と社会」のこの十年を総括し、これからの十年の方向性を考える機会にしたい,ということである. 「技術と社会」の関係は1990年代から急速に変化しており,原子力もその激変の渦中にある.
 1995年のもんじゅナトリウム漏れ,1999年のJCO事故,そして2002年に発覚したいわゆる東電問題などは,原子力技術とそれを担う技術者集団に対する社会の信頼を大きく損なう結果になった.技術専門家側は社会との関係の在り方に関して根本的な見直しをすることを要求されることとなり,その状況は現在も継続している.2001年の夏季セミナーはこのような転換期において大きなインパクトを持っていた.このセミナーを契機として,原子力学会,とりわけヒューマン・マシンシステム部会の中には顕著な変化が生じている.
 そのひとつは,社会的合意形成や市民の理解促進のための情報提供技法研究の流れである.もうひとつは,より直接的な,市民との対話を通じての実践研究の展開である.本報告は後者の展開にかかわる内容となっている.具体的には,前回の夏季セミナーで提起された問題意識や方法論をベースとして,それ以降講演者らが進めてきた市民との対話活動の概要を報告し,今後の展開方向についての試論を述べる.
 対話場の設計者は,見解の異なる市民や専門家が対等性や公正さを保ちつつ意見交換する(すなわちインタラクションする)ための場をデザインする役目を担っている.インタラクション場の設計という意味では,ヒューマンインタフェース設計とも共通する課題の探究者とみなすことができる.対話に参加する専門家の立場は,意見の対立を前提としつつ相克関係をできるだけときほぐすための知識提示者,批判や疑問への回答者,そして自分自身の認識を変革するための参加者である.技術的には,理解の促進あるいはセンスメーキング支援のための知識情報提供者と位置付けることができよう.その意味でこの講演で紹介する内容は,「技術と社会」問題解決のための実践研究であるとともに,複数のアクターが密接な対話を通じて互いの関係性を見直していくためのインタラクション研究としての意味合いも有している.
 講演ではこれらの内容につき,具体的な事例を参照しつつ報告する.
 なお,この10年間で日本原子力学会の社会に向けた姿勢は大きく変化し,本報告内容と同じ時代認識に立つ活動が多面的に進められている.学会長による見解表明,倫理規程の制定とその浸透へ向けた活動,広報情報委員会によるプレスリリースやポジションステートメントの公開,社会環境部会によるチェインディスカッションをはじめとする多数の市民参加講演会の開催,そして市民の不安に対処することを目的とした異常事象解説チームの立ち上げなど,その活動は多岐にわたっている.前回の夏季セミナーは,このような展開に導く強力なきっかけでもあったことを付記しておく.

・Session2: この10年を振り返って(2) (15:30-17:30)

<コミュニケーションとユニバーサルデザイン>

「科学技術と社会:10年を経て―TAなのかコミュニケーションなのか」

小林傳司(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター)
[講演要旨]
 「科学技術と社会の対話」という試みが、一般市民が参加するテクノロジー・アセスメント(TA)の手法である「コンセンサス会議」を通じて実施されたのは1998年であった。その際テーマとなった科学技術は「遺伝子治療」であり、翌年実施された際のテーマは「IT技術」であり、いずれも、関西、関東というローカルな地域から参加者を募っての開催であった。
 当時、このような試みに対する一般的な社会的関心は極めて低い状況であった。その中で例外的に関心を示したセクターは、原子力の関係者と農林水産省であった。原子力技術の関係者が関心を示した理由の一つには、1995年のもんじゅナトリウム漏れにまつわる対応、1999年のJCO事故などがあったと考えられる。しかし同時に、20世紀後半の科学技術の典型ともいうべき原子力技術が、社会との対話において様々な試みを行いつつも、必ずしも良好な関係を構築できてこなかったという歴史を持っていたことを、関係者自身が自覚していたということも理由の一つであろう。しかし、全国型の本格的なコンセンサス会議は、農水省の求めにより2000年に遺伝子組み換え農作物をテーマに実施されはしたが、原子力技術をテーマとしたものは実施されなかった(できなかった)。
 しかし、それ以後10年の間に科学技術と社会の関係はかなり変化し始めたようにみえる。平成16年(2004)版科学技術白書が「これからの科学技術と社会」という副題の下に発行され、そこでは「サイエンスカフェ」、「スーパーサイエンスハイスクール」、「サイエンスショップ」など、科学技術と社会の対話が強調されるようになった。また、平成17年(2005)には、振興調整費による科学技術コミュニケーター養成コースが北海道大学、東京大学、早稲田大学に設置された。さらに平成18年(2006)に始まった第三期科学技術基本計画でも、「科学技術が及ぼす倫理的・法的・社会的課題への責任ある取り組み」、「研究者のアウトリーチ活動の強化」、「国民の科学技術への主体的な参加の促進」などが謳われた。こういった動向は、日本では「科学技術コミュニケーション」という概念のもとに理解され、人口に膾炙していったといえる。今では全国でほぼ毎日、複数のサイエンスカフェが開催されているという状況にまでなった。
 現在、第四期の科学技術基本計画の検討が行われているが、やはり「科学技術コミュニケーション」が重視されようとしている。しかし、科学技術と社会の対話はサイエンスカフェに代表される「コミュニケーション」に尽きるのであろうか。コンセンサス会議はテクノロジー・アセスメントの手法であった。本報告では、現在の日本における「科学技術コミュニケーション」活動と「テクノロジー・アセスメント」の受容の相違を検討し、今後の両者の関係の在り方について議論したい。

「ユニバーサルデザイン12年の軌跡と日本のこれから」

関根千佳 ((株)ユーディット)
[講演要旨]
 なつかしい蔵王の合宿から10年が経過した。明らかに時は流れ、私も10年の経年変化をしみじみと自分の上にも感じている。
 10年前、私はまだ日本で揺籃期だったユニバーサルデザインの概念をみなさんにお伝えしたと思う。欧米で生まれたこの概念、すなわち、年令や環境にかかわらず、より多くの人が最初からできるだけ使えるよう、まちやものやサービスや情報など、あらゆることをデザインしていくという考え方を紹介したのである。公共政策で言えば、パブリック・インボルブメントに近い。一見、消費者向けの製品に限られるように見えるが、実は原子力のコントロールパネルなどプロ向けのユーザー・インタ−フェースも、緊急時やエンジニアの高齢化などを考慮して、ユニバーサルデザインに配慮すべきと語った。科学技術にたずさわる人も、最終的には自分の研究成果が、誰をどのように幸せにするのか、考えて作ってほしいと話した記憶もある。
 あれから、ときは流れた。トヨタやパナソニックなど日本を代表する企業では、ユニバーサルデザインは、環境配慮とともに、ほぼ当たり前の概念になってきた。バリアフリーとの違いもかなり浸透し、企業にとってはマーケティングのためにも重要なストラテジーの一つになってきている。海外では、国連の権利条約などに普通に使われる一般的な用語となってきた。
 しかし、私はまだ納得していない。10年前に望んだ未来社会の姿に、まだ到達してはいないからだ。たしかに企業はユニバーサルデザインのものづくりを進めてくれている。だが、それを支える法律や社会制度は、まだ新政権での検討が始まったばかりだ。当事者の意見を尊重する仕組みは、それほど広く機能しているとはいえない。社会の多様性は、ようやく女性の進出が進んだが、障害者や外国人に対してはまだまだである。ITの活用も、育児や介護休暇のためにテレワークが有効といわれつつ、なかなか実用化されてはいないのだ。
 あれから、本を10冊以上書いた。講演も年間50件近くに上る。日本はすでに世界一の超高齢国家となり、これから10年はトップを独走する。ユニバーサルデザインのものづくり、社会作りにおいて、日本は世界のお手本になりうるはずなのだ。
 弊社は、数年前から、ジェロントロジー(加齢学)にも取り組んでいる。世界高齢学会に参加したり、シニアにICT利用に関する研究を行なったりしている。一昨年からは、東大のジェロントロジー(加齢学)のコンソーシアムで事務局として運営にかかわりながら、各社の取り組みを手伝っている。
 人間が年をとるとはどういうことなのか、社会の仕組みや意識はそれにどう対処すべきなのか、死を受け入れるとはどのようなことなのか、ジェロントロジーの提示する課題は、広くて深い。海外では二百年近い歴史がある学問領域だが、日本ではまだ始まったばかりであり、これを進める上で、ユニバーサルデザインの考え方が明らかに役に立つ。社会保障の課題解決や、人間の生き方の根源に迫ることも可能かもしれない。
 10年後の蔵王から、また新たな問いかけが始まる。それがまた、日本のこれからにとって、小さくとも必要な、新たな視点を提供し、また受け取ることができるのではないかと、期待している。

8月3日(火)

・Session3: この10年を振り返り、そして未来へ (9:00-12:00)

<ヒューマンインタフェース・ヒューマンモデリング・実践知>

「現在進行形のHI技術 −過去10年間とこれから」

土井美和子((株)東芝)
[講演要旨]
 HI技術を分類すると
 ・人間とコンピュータとのインタラクション(human-computer interaction)
 ・ネットワークを介した人間同士のインタラクション(human-human interaction)
 ・人間と環境とのインタラクション
  (ambient interaction あるいはhuman-social interaction)
 ・身体と生体とのインタラクション(body and vital sign based interaction)
の4つに分類できる。
 2001年のセミナーでお話しした「実世界指向インタフェースとその応用」は3番目の人間と環境とのインタラクションに当たる。
 その当時と今とで大きく異なっているのは、情報通信インフラ、社会インフラの進展である。当時は、加速度センサなどが携帯電話に組み込まれ、携帯電話自身が生体センサデバイスとなるとは想定できなった。 人間とコンピュータとのインタラクションについても、画面をタッチするジェスチャインタフェースや、3Dディスプレイの登場など新たなデバイスの登場により、画期づいている。
 ネットワークを介した人間同士のインタラクションについても、SNS(Social Network Service)など、見知らぬ人間同士がつぶやきを交わすという新たなコミュニケーションが出てきている。
 身体と生体とのインタラクションについてもBMI(BラインMachine Interface)など脳波を使うなど新たなインタフェースが登場している。
 以上のように、HI技術は世のインフラの進展に伴い、常に現在進行形で発展している。その現在進行形のHI技術に関して、これまでの10年間と今後を展望する。

「その後のヒューマンモデリング」

古田一雄(東京大学)
[講演要旨]
 1990年代に原子力ヒューマンマシンシステムの分野でヒューマンモデリングの研究が盛んに行われたのは、第1世代と呼ばれた行動主義的な人間信頼性解析(HRA)から、人間の行動決定のメカニズムを反映したより現実的な第2世代HRAの必要性が認識されたからである。当初は運転制御室における運転員個人の認知モデルの研究が主であったが、後にチームとしての運転クルーの認知モデルにも関心が及んだ。2000年以降になって、これらの研究はATHEANA、CREAM、MERMOSなどの第2世代HRA手法(残念ながら日本はこの面での貢献が少なかった)、認知行動シミュレーションを活用したヒューマンマシンシステムの設計評価手法やダイナミックPSA技術、認知的インタフェースの設計概念などの成果をあげた(ただし、原子力の現場でこれらの成果が十分に活用されているかどうかは疑問である)。
 原子力発電所の現場において主たる関心のある人間行動はおそらくチームレベルまでであるが、さらにその上には組織、社会というレベルで見るべき人間行動がある。個人的に、過去10年間の関心はチーム行動のモデルの精緻化と、組織行動、社会行動のヒューマンモデリングであった。これと同時期に、ネットワークシステム、人工市場、マルチエージェントシステムなどの研究が興隆し、これらとの相乗効果も大きかった。もしヒューマンモデルが個人、チーム、組織、社会の人間行動の全域をカバーできるようになるならば、これら全てのレベルでの人間行動を一貫して理解し、予測し、評価するための技術基盤が確立できると期待される。我々はこのようなヒューマンモデリングを、マルチスケールヒューマンモデリングと呼んでいる。
 現代社会は、環境負荷低減、年金制度改革、医療制度改革、行政の効率化、安全・安心社会の実現などのさまざまな課題に直面している。これらの課題解決のためには技術革新も重要であるが、同時に社会の仕組みや働きのイノベーションも不可欠である。ここで社会の仕組みや働きを合理的に設計する作業を社会デザインと呼ぶことにする。従来の社会デザインは過去の経験と教訓の積み重ねを基本に行われてきたが、現代の複雑化して変化の激しい社会を対象とするには限界を来している。そこで、分野横断的な知見を動員してより実証的で予見的な社会デザインの方法論を確立することが強く望まれるが、マルチスケールヒューマンモデリングはその有力な候補である。
 ヒューマンモデルを社会デザインに活用するために、防災システムのシミュレーション、世論形成過程のシミュレーション、航空管制チームの認知モデル、緊急時医療におけるコンピテンシーモデル、マルチエージェントシミュレーションによる社会制度設計などのテーマで研究を行ってきた。また、シミュレーションを活用して現場専門家の知識を抽出しながらサービスシステムのデザインを対話的に行う、対話型サービスデザインの手法を開発した。
 このように、原子力分野での活用には目立った進展が見られなかったものの、社会デザインあるいはサービスデザインにおいては、ヒューマンモデリングの可能性が拡がる10年間であったと言えよう。

「安全意識を育てるための『語り』を誘発するシステム:医療過誤を例に」

椹木哲夫(京都大学)
[講演要旨]
 カール.E.ワイクによれば,「センスメーキング」とは,意味(sense)の形成(making)のプロセスであり,能動的な主体が,有意味で,知覚可能な事象を構築することで,未知を構造化する営みであるとされる.センスメーキングは,将来の事象を予測するための無意識的・意識的な予想や仮定を形成することに始まり,そして食い違う事象や驚きが引き金となって説明の過程,すなわち事後的説明や食い違いの解釈が展開される過程が生じることになる.センスメーキングにおいて必要なのは,もっともらしさや一貫性を有するもの,理に適い記憶しやすいもの,他者と共鳴するもの,過去の経験や予期を具体化するものであり,それはすなわち優れた「語り」(ナラトロジ)である.語りによって伝えられる内容そのものは,セオリーや一般則を述べたものではなく,むしろ個別の状況に関する知(状況知)であるが,語りによって,ある小さな領域で確立された明確性が,それほど秩序立っていない近接の領域にまで拡張され,語りの主体にとって,またその語りに接する他者にとっても,生き生きと認識させられるようになる.この意味で,過誤や“ニア・ミス”についての語りは,安全意識の涵養,技能伝承や新しい価値創造への効果が期待できる.
 これまで医療現場や製造現場をはじめとして,失敗防止に役立てようという観点から過去に発生した過誤事例(ヒヤリハット事例)を収録した過誤事例集は数多く作成されているが,膨大な時間とコストをかけて過誤事例集を構築しても,それらが有効に活用されていない問題がある.いったい何をすれば過誤事例から学んだことになるのか,過誤事例から学ぶこととは何か,がユーザに理解されないまま,単に検索システムだけが用意されて終わることも多い.本研究では,過誤事例集を用いる分析者が,過誤事例集をシステムが分析した結果を提示した後,その結果に対して人間がどう意味づけ,関係性や構造を見出しているのかのプロセスに注目する.過誤事例集は,分析者からの主体的な関与があって初め利用される価値を持つという考え方のもと,過誤事例の分析者が,システムの提示した過誤事例分析結果から事例の構造や関係性を見出す過程に注目する.過誤事例分析者が過誤事例を理解,学習するには,分析者の予想とシステムの提示する情報の差異を把握させることで,分析者に予想の失敗を引き起こし,記憶の再組織化を促すことが重要となる.本研究では,大量の文書を処理することで情報を抽出する技術であるテキストマイニングを用いて,分析者の記憶の再組織化を促すシステムを構築し,実際の医療現場で用いられている過誤事例集を用いて作成したツールを用いて実験をおこなった.ユーザとなる過誤の分析者は,システムから提示される「索引語」と呼ばれる記号を手がかりとして,過誤の原因,状況,経過,帰結についての事象展開に関するシナリオを自らの予想する内容として自身内部に作り上げる.一方,システムから提示される実在する過誤事例と照合しながら,索引語の再解釈とシナリオの再構成というプロセスを繰り返し,多様な解釈を生成していく中から,自らの予想の枠を超える新規な知識を認識させ,記憶構造の再構成を促すシステムである.実験の結果から被験者に予想の失敗を促すことが出来た際の状況と,予想の失敗を引き起こすことが出来なかった際の状況の特徴を明らかにすることで,人間が対話的に過誤事例の分析を行う際に,予想の失敗と記憶の再組織化を促すためにシステムに求められるべき要件を明らかにする.

・全体議論:  司会:高橋 信(13:30-15:00)

・各講師からの補足コメントと相互討論
   (指名コメンテータ:荒井尚英(株)パンアジアパートナーズ)


■参加費
 日本原子力学会HMS研究部会員、日本原子力学会正会員  10,000円
 非会員 15,000円
 日本原子力学会学生会員 2,000円
 学生非会員 4,000円

■宿 泊・懇親会
 基本的には蔵王センタープラザでの宿泊をお願いします。基本料金は一泊二食6,450円となっております。センタープラザにご宿泊の方は、懇親会は夕食をアップグレードした形になりまして、懇親会代として別途3,000円となります。センタープラザに宿泊されない方は懇親会費5,000円となります。

・センタープラザ宿泊: 一泊二食6,450円
・懇親会料金:     センタープラザ宿泊の方: 3,000円
             センタープラザに宿泊されない方: 5,000円

■参加申込期限:7月17日(金)

■参加申込書:申込書PDFファイル申込書WORDファイル

■問い合わせ先
東北大学大学院 工学研究科 量子エネルギー工学専攻
高橋 信
makoto.takahashi@qse.tohoku.ac.jp

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