日本原子力学会『ヒューマンマシンシステム研究部会』主催
夏期セミナーのご案内
主催:(社)日本原子力学会 ヒューマンマシンシステム研究部会
共催:シンビオ社会研究会共催(京都大学大学院エネルギー科学研究科)
協賛:平成16年度原子力安全基盤研究 (原子力安全基盤調査研究
(原子力の社会的リスク情報コミュニケーションシステムプロジェクト))とき 2004年9月2日(木)〜3日(金)
【3日(金)午後 核燃料サイクル開発機構 敦賀本部 施設見学】ところ ホテル ウエルサンピア敦賀 http://www.kjp.or.jp/hp_67/ 参照
(〒914-0813 福井県敦賀市呉羽町1-2 電話:0770-24-2111 FAX:0770-25-8264)
■■ テーマ ■■
「ヒューマンインタフェースとリスクコミュニケーション」
今回のセミナーでは、「ヒューマンインタフェースとリスクコミュニケーション」というトピックスを掲げ、下記のようなプログラムを企画しました。第一日目は「IT活用による現場作業の支援技術」についての技術展望、パネル討論「原子力リスクコミュニケーションの取組み−地元女性と現場ワーカーの対話」、第二日目は、原子力への社会世論の変遷、公共的観点からの規制行政の課題、という違った切り口からそれぞれの方面の一線で実際的活動をリードされている方々を講師に招いて講演をお願いしました。また、今回のセミナーの前に思いがけない事故が若狭地区の美浜原子力発電所で発生しました。今回のセミナー企画にも密接に関連していますので、現時点で知りうる限りの事故状況や背景についての情報交換、意見交換の企画を急遽設けることにさせていただきました。
今回の夏期セミナーでは、シンビオ社会研究会(京都大学エネルギー科学研究科)の共催のもとに企画いたしました。HMS研究に関わる方々だけでなく、現地、現場の方、学生諸君、一般の方々等、多様な分野からのご参加を得て、HMS研究のさらなる展開や、原子力のあり方について討論いただきたく存じます。
平成16年度HMS部会夏期セミナー実行委員会
吉川 榮和、下田 宏(京都大学)、 久郷 明秀(関西電力)、 作田 博(原子力安全システム研究所)、 井口 幸弘(核燃料サイクル開発機構)、 Wu Wei(三菱電機)
○プログラム○
●1日目 9月2日(木)13:00〜18:00
部会長挨拶 (東北大学)北村 正晴 部会長 | |||
13:00-13:50 特別講演 | |||
「原子力と学界の役割−日本学術会議会員として」 | |||
司会: 北村 正晴(東北大学) | |||
(株)原子力安全システム研究所 技術システム研究所 所長 木村 逸郎 |
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14:00-16:00 技術展望 | |||
「IT活用による現場作業の支援技術」 | |||
司会: 下田 宏(京都大学) | |||
趣旨: | 原子力プラントの経済性と効率の向上には、現場作業の高度化が不可欠である。本企画では、プラントの現場作業に近年の高度情報技術を活用した先進的な研究とその成果を紹介する。 | ||
講演: | |||
1. | 次世代プラントへの現場作業支援システム開発事例の紹介 (三菱電機)ウ ウェイ |
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2. | フレキシブルメンテナンスシステムプロジェクトの紹介 (三菱重工)渡辺 長深 |
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3. | VR及びAR技術を用いた解体計画支援システムの開発と課題 (核燃料サイクル開発機構)井口 幸弘 |
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16:15-18:00 パネル討論 | |||
「原子力リスクコミュニケーションの取組み−地元女性と現場ワーカーの対話」 | |||
司会: 秋元 真理子(旭リサーチセンター) | |||
パネリスト: 現地から参加 | |||
コメンテータ: 八木 絵香(社会安全研究所)、杉万 俊夫(京大人間・環境学研究科) | |||
趣旨: | 原子力と共生する地域の女性の方々に日頃原子力に対して抱くリスクイメージや原子力の現場で働く人々への要望、期待などを聞いて、現場の方々やコメンテータとの意見交換から地域の人々へのコミュニケーションのあり方を共考するひとときとしたい。 | ||
18:00〜 懇親会 | |||
司会: 作田 博(原子力安全システム研究所) |
●2日目 9月3日(木)
9:00-11:00 講演 | ||
最近の事例に見る保安活動におけるヒューマンファクターの課題と取組み | ||
司会: 久郷 明秀(関西電力) | ||
講師: 牧野 真臣(原子力安全基盤機構) | ||
原子力の世論―10年間の調査から― | ||
司会: 作田 博(原子力安全システム研究所) | ||
講師: 北田 淳子(原子力安全システム研究所) | ||
11:10-12:00 特別企画 | ||
「美浜事故概要速報と討論」 |
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司会: 吉川 榮和(京都大学) | ||
報告: 実行委員会担当委員 | ||
閉会の辞 |
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吉川 榮和(京都大学) |
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− 昼 食 − | ||
13:00-17:00 施設見学 井口 幸弘(核燃料サイクル開発機構) | ||
核燃料サイクル開発機構敦賀本部 (エムシースクエア、国際技術センター 、高速増殖炉もんじゅ建設所) |
○参加費 (懇親会費は別途申し受けます。)
部会員、正会員、シンビオ会員、学生: 無料
一般:1,000円
(シンビオ社会研究会に会員登録いただければ無料に致します。シンビオ社会研究会については、次のURLをご覧下さい。
http://sym-bio.energy.kyoto-u.ac.jp/sym-bio/index.html )
○セミナー会場までの交通手配・費用負担は各自でお願いします。
○宿泊
各自で費用負担願います。また申し込み時に予約の依頼があれば事務局より手配を致します。
○申し込み締め切り 7月31日(土)
○申し込み方法
参加申込書に(1)氏名、(2)所属・勤務先、(3)連絡先 等を明記の上、郵送、FAX、E-mailにて下記までお申し込み下さい。
参加申込書は、ここよりダウンロードできます。
○申し込み・問い合わせ先
〒606−8501
京都市左京区吉田本町 京都大学大学院エネルギー科学研究科
「シンビオ社会研究会」事務局: 吉川 万里子
電話/FAX:075-753-9217
E-mail:mariko@uji.energy.kyoto-u.ac.jp
2004年HMS部会夏期セミナー参加申込書(Wordファイル)
※外国人の方は、以下の申込書にも記入してお申し込み下さい。
(施設見学のために必要です)Foreign National Visit Proposal (Wordファイル)