核融合炉夏期セミナー記録

1996年(第12回)



                              平成8年6月13日
関係各位
                           日本原子力学会
                           核融合部会
                           夏期セミナー実行委員長
                           森田健治
第12回「核融合炉・夏期セミナー」のご案内

拝啓、時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、日本原子力学会・核融合部会では、来る7月24日(水)〜26日(金)の
3日間、長野県木曽郡御岳セミナーハウスに於いて、我国を代表する第一線の研究
者の方々にご講演をお願いし、第12回「核融合・夏期セミナー」を、同封のプロ
グラムで関催すべく準備を進めております。
 今回の夏期セミナーのキャッチフレーズは「核融合の夢と現実」とし、夢のエネ
ルギー源としての核融合炉を実現するにはどうしたら良いかを、講師、聴講生全員
で共に考えていく場として行きたいと思っております。また、同セミナーハウスは
御岳山麓にあって避暑に最適の場所ですから、さわやかな気分で各講師のお話を聞
いていただけるものと信じております。つきましては皆様に奮ってご参加いただけ
ますよう、ここに申し込み用紙、開催地への交通機関の情報、を添えて御案内申し
上げます。
                                 敬具

追伸
ご参加頂ける場合は、添付いたしました申込用紙にご記入の上、7月5日(金)ま
でに下記の事務局まで郵送又はFAXにてお申し込み下さい。定員になり次第締め切ら
せて頂きます。7月15日頃宿泊のご確認を兼ねまして、参加宿泊状況、開催地周
辺のパンフレット等をお知らせする予定にしております。キャンセルは7月19日
までにお願いいたします。

申込用紙送付先             お問い合わせ先
〒464 名古屋市千種区不老町     核融合夏期セミナー実行委員長
名古屋大学工学部原子核工学科内      森田健治
「核融合・夏期セミナー」事務局      電話 052-789-4686
FAX.052-789-3791             FAX   052-789-4683




核融合炉工学夏期セミナープログラム

 ”核融合の現実と夢”

−−−−− 7月24日(初日)−−−−−

午後2時より
開会挨拶            夏期セミナー実行委員長 森田健治

セッションT ”夢の実現(正体)?”
          座長 西川雅弘(阪大工)
 夢の実現                 飯吉厚夫(核融合研所長)(30分)
 ITER:The International Thermonuclear Experimental Reactor
                     B.J.Green(ITER那珂サイト)(40分)
 LHDの進捗状況と実験開始に向けて      山崎耕造(核融合研)(40分)

     休憩 3時30分〜4時(30分)

セッションU ”現実は厳しい”
          座長 野田信明(核融合研)
 プラズマ理論はどこまで有効か        若谷誠宏(京大エネ研)(40分)
 核融合炉材料の現実は?           室賀健夫(核融合研) (40分)

     休憩 5時20分〜5時40分(20分)

          座長 山本一良(名大工)
 トリチウムと環境(この厳しい現実)      一政祐輔(茨城大) (40分)
 核融合炉電力技術の現実と将来(電磁石や電源の苦労)
                        嶋田隆一(東工大) (40分)

    夕食 7時30〜8時30分(若手)、 7時〜10時(中堅以上)

8時30分〜
特別ナイトセッンョン ”若手夢と現実を語る”
    若手自由討論(若手のみ、講師および自称若手は参加不可)

−−−−− 7月25日(第2日)−−−−−

午前中 エクスカーション (御岳高原 散策 or テニス)
    自由時間

午後2時30分より
セッションV ”めげずに夢を”
          座長 矢野豊彦(東工大原子炉研)
 プラズマの新しい使い道            菅井秀郎(名大工) (40分)
 炉工学の夢と現実              吉川 潔(京大エネ研)(40分)

     休憩 3時50分〜4時20分(30分)

          座長 飯尾俊二(東工大原子炉研)
 核融合ロケット                中島秀紀(九大工) (40分)
 新大型RFP装置TPE-RXの建設:Reversed Field Pinch(RFP)方式による核融合プラズ
 マ閉じこめ −可能性を追ってがんばろう−   平野洋一(電総研) (40分)

     懇親会  6時から

−−−−− 7月26日(第3日)−−−−−

8時30分から
セッションW  ”がんばろう”
          座長 相良明男(核融合研)
 ブランケット                 河村 弘(原研大洗)(30分)
 核融合計測にかける−中性子計測屋の心意気−  井口哲夫(名大工)  (30分)
 核融合実験炉用負イオンNBIの実現に向けて   井上多加志(原研那珂)(30分)

    休憩 10時〜10時20分(20分)

          座長 大西正視(京大エネルギー研)
 高負荷環境に立ち向かう            橋爪秀利(東北大工)(30分)
 材料の研究者は今               関村直人(東大工) (30分)
 コペルニクス的転回かパラダイム変換か     宮 健三(東大工) (30分)
 (終了挨拶もかねる)

      昼食 12時から (昼食後 自由解散)

核融合科学研究所 見学(希望者) バス出発 13時(直接核融合研へ)
  15時30分〜16時40分 核融合研 見学
  17時 バスでJR中央本線多治見駅へ、解散



第12回「核融合炉・夏期セミナー」参加費用と交通機関に関する情報

○日時 1996年7月24日(水)14:00〜7月26日(金)12:00
    (受付は24日12時から行います。)

○場所 長野県木曽都玉滝村3159番25号 電話(0264)48-2111

○参加費等(当日受付でお支払い下さい)
  参加費 部会員 5,000円、 正会員 7,000円  非会員 10,000円
      学生(部会員)無料、  学生 1,500円
  懇親会費  4,000円(学生 2,000円)
  宿泊費   1泊2食付き 6,000円
  遠方の学生に一部援助の可能性があります(必要な場合はお問い合わせ下さい)

○核融合科学研究所(土岐サイト)見学ツアー
 26日(金)13時 核融合研差し回しのバスで直接核融合研へ、
           見学後、中央本線多治見駅までバスで移動解散

○エクスカーション:自費(同封のパンフレット等をご参照下さい)
 例)御岳登山、バス(行き4:58休暇村出発、帰り12:40田の原(登山口)発)
   テニス、パターゴルフ、ゲートボール、散策など
○交通機関
 新宿よりJR中央本線(塩尻乗り換え) 木曽福島下車
 名古屋よりJR中央本線        木曽福島下車
 木曽福島から路線バスで1時間10分、運賃1、600円です。
 列車およびバスの時刻は別添いたしましたのでご参考にして下さい。
 初日(24日)のみ木曽福島駅でマイクロバスの迎えを交渉中です
      12時35分と12時50分の予定

○道路 中央道中津川I.C.から国道19号線元橋を経て休暇村
   (名古屋から所要時間 約3時間30分)