2025年度
核融合工学部会賞 学生発表賞は、核融合工学部会の学生による優秀な講演を表彰しその研究成果を広くアピールすることで、本部会学生会員数のさらなる増加につなげることを目的とし、2024年度から新設されました。第22回(2025年度)核融合工学部会賞 学生発表賞は、日本原子力学会秋の大会(2025年9月、北九州)核融合工学部会セッションで登壇した学生会員の講演を評価対象としました。
聴講者からの投票と厳正な審査の結果、将来の活躍が期待される学生会員2名を選出しました。谷川博康核融合工学部会長から表彰状が後日贈呈されました。おめでとうございます。
青木隆弘(近畿大学)/Takahiro AOKI(Kindai Univ.)
発表題目:「核融合炉想定事故におけるW-Re合金の高温酸化および昇華性Re酸化物の放出挙動」
受賞者からのメッセ―ジ:このたびはこのような賞を頂き、誠にありがとうございました。発表時は緊張しておりましたので、まさか私が?と驚いております。指導教員をはじめ、支えてくださった皆様のおかげです。受賞者として恥じぬよう、今後も研究に励んでまいります。
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五十川浩希 (九州大学)/Hiroki ISOKAWA (Kyushu Univ.,)
*現職(富山大学)/(Univ. of Toyama)
発表題目:「中性子照射LiAlO2からZrへのトリチウム移行挙動と高温脱離特性の評価」
受賞者からのメッセ―ジ:このたびは、このような栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。本研究を進めるにあたり、ご指導、ご支援を賜りました皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も一層研究に精進してまいります。
2024年度
第21回核融合工学部会賞・学生発表賞は、核融合工学セッションにおける優秀な講演を表彰することにより、学生の部会員を増やし、その研究内容をアピールすることを目的として今年度から新設されました。日本原子力学会秋の大会(2024年9月、東北大学)での優秀な講演を評価対象としました。
厳正な審査の結果、将来の活躍が期待される学生会員2名が選出されました。賞の授与にあたっては、横峯健彦核融合工学部会長から表彰状を後日送呈いたしました。おめでとうございます。
清水悠加(静岡大学)/Yuka SHIMIZU (Shizuoka Univ.)
発表題目「液相法で作成した二酸化ケイ素被覆の構造分析と水素同位体透過挙動」
概要:核融合炉ブランケットにおいて、鋼材からのトリチウムの透過漏洩やトリチウム増殖材による腐食を抑制するため、構造材料に機能性被覆を施す研究が進められている。これまでに、金属酸化物などのセラミックス被覆が高い水素同位体透過低減性能を示した一方で、被覆中を酸素が拡散し基板が酸化することによる被覆の劣化が問題となっている。そこで本発表では、酸素拡散係数の小さい二酸化ケイ素を被覆材料として、液相法により作製した被覆の構造分析と水素同位体透過挙動について報告する。
受賞者からのメッセ―ジ:受賞でき、大変光栄に思います。指導してくださった先生をはじめ、日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!
山村海爾(東北大学)/Kaiji YAMAMURA(Tohoku Univ.)
発表題目「核融合炉用放射線遮蔽材適用に向けたホウ化タングステンサーメットの開発」
概要:ホウ化タングステン(WB)は、中性子及びγ線遮蔽性能が高いため、センターソレノイドコイルを防護するための放射線遮蔽材を設置する領域が限られる球状トカマクの遮蔽材として期待されているが、構造材料としての利用を検討した例は見られない。本研究では、セラミックスであるWBの焼結性、熱伝導特性、破壊靭性を向上させるために、焼結助剤として銅を添加して複合材料化したWB-Cuサーメットを新たに開発する。本講演では、パルス通電焼結によって作製したWB-Cuサーメットの材料特性を調べ、WB単相に比べ焼結性、熱伝導特性、破壊靭性が向上した結果について報告する。
受賞者からのメッセ―ジ:受賞の知らせを聞いた時は、指導教官のいたずらかと思うほど驚きました。驚いただけに、受賞できたことを大変嬉しく思います。引き続き、真摯に研究に取り組んでまいります。
